旅日記
2013年03月05日
「卒業旅行」
放置に放置を重ねたブログを久しぶりに更新してみます。と言っても、読むべき内容は皆無の内輪向けです。
先日、無事審査を通った博論や、共編者として刊行のお手伝いをした折田正樹『外交証言録 湾岸戦争・普天間問題・イラク戦争』(岩波書店)の話など、書いておきたいことは山積みですが、ひとまず先週末の「卒業旅行」の旅程を備忘録代わりに記録しておきます。若干のメンバー変更はあるものの、学部の卒業旅行で台湾に行ったメンバーがほぼ再集結ということで、自分にとっては大学院の「卒業旅行」になりました。
初日:東京駅→乾杯→新大阪→昼食(新大阪駅のお好み焼き屋、当然のように乾杯)→交通科学博物館→「阪急電車」を体験しようと阪急今津線経由で神戸へ→ポートアイランドのホテル→三宮で神戸在住の「輩」と再会&夕食(「からから屋」)→2軒目は立ち呑み屋「四人姉妹」→ホテルに戻りまた乾杯→就寝
2日目:ホテルで朝食→三宮→シティ・ループでメリケンパークへ→散歩(メリケンパーク~旧外国人居留地~生田神社~北野異人館~三宮)→三宮で昼食(ステーキランド神戸館で神戸牛ランチ)→神戸市役所展望スペース→生田神社で途中参加の「輩」&神戸在住の「輩」と待ち合わせ→カフェ・ド・コミンテルン神戸支店のための物件見学(笑)→神戸電鉄等を乗り継ぎ有馬温泉へ→乾杯→温泉→乾杯→夕食→落語→乾杯→就寝
3日目:ホテルで朝食→三田経由・福知山線を乗り継いで梅田へ→心斎橋で昼食(加寿屋でかすうどん)→住吉大社→路面電車で新世界へ→通天閣(混雑につき2階で断念 笑)→新世界で串揚げ&乾杯→新大阪→乾杯→帰京
こう書き出すといつものごとく怒涛のスケジュールです。
先日、無事審査を通った博論や、共編者として刊行のお手伝いをした折田正樹『外交証言録 湾岸戦争・普天間問題・イラク戦争』(岩波書店)の話など、書いておきたいことは山積みですが、ひとまず先週末の「卒業旅行」の旅程を備忘録代わりに記録しておきます。若干のメンバー変更はあるものの、学部の卒業旅行で台湾に行ったメンバーがほぼ再集結ということで、自分にとっては大学院の「卒業旅行」になりました。
初日:東京駅→乾杯→新大阪→昼食(新大阪駅のお好み焼き屋、当然のように乾杯)→交通科学博物館→「阪急電車」を体験しようと阪急今津線経由で神戸へ→ポートアイランドのホテル→三宮で神戸在住の「輩」と再会&夕食(「からから屋」)→2軒目は立ち呑み屋「四人姉妹」→ホテルに戻りまた乾杯→就寝
2日目:ホテルで朝食→三宮→シティ・ループでメリケンパークへ→散歩(メリケンパーク~旧外国人居留地~生田神社~北野異人館~三宮)→三宮で昼食(ステーキランド神戸館で神戸牛ランチ)→神戸市役所展望スペース→生田神社で途中参加の「輩」&神戸在住の「輩」と待ち合わせ→カフェ・ド・コミンテルン神戸支店のための物件見学(笑)→神戸電鉄等を乗り継ぎ有馬温泉へ→乾杯→温泉→乾杯→夕食→落語→乾杯→就寝
3日目:ホテルで朝食→三田経由・福知山線を乗り継いで梅田へ→心斎橋で昼食(加寿屋でかすうどん)→住吉大社→路面電車で新世界へ→通天閣(混雑につき2階で断念 笑)→新世界で串揚げ&乾杯→新大阪→乾杯→帰京
こう書き出すといつものごとく怒涛のスケジュールです。
black_ships at 18:14|Permalink│Comments(2)│
2012年08月15日
回顧 ROCK IN JAPAN FES. 2012
8月も残すところあと半分です。ロンドンでの史料収集出発まで1ヵ月を切り少し焦りが出てきました。そんなわけでやることは山積みなのですが、先週末は某研究会の先輩研究者達と泊り込みの合評会@箱根に行って来たり、それなりにリフレッシュしつつ研究に取り組む毎日です。
泊り込みの合評会も史料収集もそれなりに楽しみはあるものの、やはり研究がついて回ってくるわけで…やっぱり夏らしいイベントが欲しい、ということで2年ぶりにROCK IN JAPAN FES. に行ってきました。3日間のフェスを満喫しました。博士論文執筆を抱えて余裕が無いので迷ったのですが、せっかく05(リンク)、09(リンク)、10(リンク)と続けてきたので今回もセットリスト付きで3日間を振り返ることにします。
◇
09&10と世話になった友人は筑波からさくらんぼの里へ転勤になっているのだが、今年もなぜか筑波に泊まることになった。というわけで前日夕方に筑波入り、遅れてくる第三の男の到着を待ちつつ居酒屋で3、4杯飲む。ここで止めておけば良かったのだが、友人到着後にさらに3、4杯飲んでしまい初日から宿酔いのスタート。
例年と同じく当日は朝6時起床、7時くらいに出発し会場にはだいたい8時に到着。06などはここでかなり並んだ記憶があるのだが運営がスムーズになっているのかほぼ待つことなく入場できた。そして真っ直ぐにGRASSに向かいシートゾーンを確保。いよいよフェスが始まる。
<初日(8月3日)>
10:30~ NICO Touches the Walls 【GRASS STAGE】
1. バイシクル
2. Broken Youth
3. (My Sweet) Eden
4. Diver
5. THE BUNGY
6. 夏の大三角形
7. 手をたたけ
10はくるりと世界の終わりで迷った最初のステージだが、今回は特に観たいものがないという始まり。CDも借りてみたし知っている曲もあるし移動せずにシートで観れるからというだけでNICO Touches the Wallsにする。聴いている内にそれなりに盛り上がってきたので途中から前に行ってみた。が、こういう感じにハマることは無いだろうなというのが正直なところ。初日の最初から老いを感じる(笑)
11:20~ オレスカバンド 【Seaside Stage】
2. MONKEY MAN
3. 自転車
4. What a Wonderfiul World
5. PAPAYA
6. Super☆Duper
NICOが終わってシートに集まったところで、「よし、オレスカバンドを観に行こう!」ということに。SeasideはGRASSの終わりとほぼ同じく始まるので最初の1曲は聞けず2曲目の途中から。調べてみると聴けなかった1曲目は「ファンキー太陽」だったようだ。Seasideの雰囲気に合いそうだからというだけで行ったのだが、これが大正解だった。09のサカナクションや10のzazenほどの衝撃ではないけど、これはチェックしなければと思うバンドがここで見つかったのは嬉しい。今回最大の発見だ。帰ってきてからアルバム×2、ミニアルバム×2を借りて聴き込んでます。
GRASSに戻るとストレイテナーをやっていたので、それを少し聴きつつ移動を開始。
12:15~ きゃりーぱみゅみゅ 【SOUND OF FOREST】
4. みんなのうた
5. PONPONPON
6. きゃりーANAN
7. つけまつける
森のキッチンで昼食を、と移動したのだがFORESTできゃりーぱみゅぱみゅをやっていたので数曲聴いてみた。iTunesには入れてあるし知っている曲ばかりだけど、こうやって聴くと何と言うか中毒性がすごい。頭から「きゃりーANAN」が離れない。
12:50~ the band apart 【LAKE STAGE】
3. light in the city
4. ダンシング・ジナ
5. 銀猫街1丁目
6. Waiting
7. Eric.W
昼食を終えて、さてどうしたものかと思ったところでLAKEへ。途中からだがthe band apartを聴くことができた。これは聴くシチュエーションと気分が合っていれば印象が違った気がする。
14:00~ スガシカオ 【LAKE STAGE】
1. したくてたまらない [新曲]
2. コノユビトマレ
3. 奇跡
4. 俺たちファンクファイヤー
5. イジメテミタイ
6. 傷口
7. Re:you
そのままLAKEに残ってスガシカオ。かなりファンク色が強いセットリストでなかなかカッコいい。こういう機会があったら毎回観ておきたいリスト入り。と、楽しみつつも「Re:you」の途中で個人的に初日のメインである鶴に向けて移動を開始。ちなみに最後にやったのは「ストーリー」だったみたいです。
14:40~ 鶴 【WING TENT】
1. どこまでも青空
2. 点と線
3. こんにちは鶴です
4. 愛の言葉
5. 踊れないtoフィーバー
6. 夜を越えて
10のzazenとトータス松本の間にFORESTでやっていたのを食事をしながら少し聴いたのがきっかけでこの2年でかなり聴き込んでいたので鶴のステージはとても楽しみにしていた。そんなわけで少し余裕を持って移動してみるとサウンドチェックで「サンキューベイベー」をやっているのが聴けた。これは得をした、と思ったていたのだがクイックレポート(リンク)を見ると、サンキュベイベーの前に「あー夏休み」や「夏の日の1993」をカバーしていたらしい…もう少し早く移動しておけばよかった。
聴き込んでいるだけあってステージは大満足。他のステージならもっとたくさん聴くことが出来たのでそれが少し残念だけど、生でじっくり聴けたのは嬉しい。うまくタイミングがあったらツアーも行きたい。
ラストの「夜を越えて」のMV↓
15:50~ avengers in sci-fi 【WING TENT】
1.Psycho Monday
2.Delight Slight Lightspeed
3.Homosapiens Experience (Save Our Rock Episode.1)
4.Universe Universe
5.Sonic Fireworks
少し休憩をした後でどうするか迷ったのだが、友人に付き合って再びWING TENTへ。何となく音が頭に入ってこないのは疲れているからか、鶴の余韻があるからか…。ここでもまた1曲残して横のLAKEへ移動開始。
16:20~ Chara 【LAKE STAGE】
1. しましまのバンビ
2. オルタナ・ガールフレンド
3. Junior Sweet
4. Swallowtail Butterfly~あいのうた~
5. プラネット
6. 才能の杖
7. やさしい気持ち
寝っ転がって聴くCharaは最高でした。ただ疲れから一瞬とはいえ本当に寝てしまったのはもったいない。でも、そんな聴き方ができるのがフェスのいいところだ。「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」は本当に震えた。
17:00~ 黒猫チェルシー 【WING TENT】
1. 東京
2. アナグラ
3. YOUNG BLUE
4. Hey ライダー
5. ベリーゲリーギャング
6. [新曲]
初日では鶴に次いで楽しみだったのがこのステージ。Charaで寝っ転がっていたとはいえ、LAKE→WING TENTは休みなく観続けられるので体力の消耗が激しい。期待通りに頭がおかしいカッコいいステージでした。「ベリーゲリーギャング」はやっぱり盛り上がる。MCで次のアルバムのタイトルは「HARENTIC ZOO」、僕たちの破廉恥な部分を全面に押し出した1枚です、と高らかに宣言(笑)
18:00~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. the end of shite
2. JOY
3. WAGON
4. 私の願い事 [新曲]
5. Hello!
6. プリズム
7. ランデヴー
8. 鳴いてる怪獣
9. ワンダーライン
GRASSに戻ってYUKIをシートゾーンで聴く。10は最終日のトリでビッグバンド編成だったが、今回はDJが入り少し雰囲気が違う。昔の曲から新曲まで幅広く盛り上がる。シートに寝っ転がっていると今回はかなり音響が良いというのがよく分かる。さすがの安定感。
さて、ここで最後のステージはどうするか。結局、特に観たいものもないし俺達の中ではYUKIがトリでいいじゃないか、ということになり撤収開始。帰り際にWING TENTから聴こえてきたback numberがなかなか良い。
いつもは観たいステージが重なって悩むのだが、今年の初日は観たいステージが2つくらいしかないという逆に悩ましい展開だったが、終わってみれば音楽に包まれたとてもいい1日だった。とにかく疲れたが、よくよく考えてみれば昼過ぎのの時点で全ステージを回っているのだから当たり前か。筑波に戻ってから焼肉をたっぷり食べて2日目に備える。
<2日目(8月4日)>
「朝礼」を麦酒片手に聞き流し、THE BAEDIESの1曲目だけ聴いて移動を開始。
11:05~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Intro.ハルカリ弁当
2. アティテュード
3. Quest Love
4. 今日の私はキゲンがいい
5. スタイリースタイリー
6. Turn it Around
7. ギリギリ・サーフライダー
8. 春狩道 ~19の夜~
2日目の最初はYUKIとは違う意味で安定感があるHALCALIからスタート。再録されたのを含めて「ハルカリノオカワリ」に入っている曲が中心のセットリスト。HALCALIにはこのステージが良く似合う。
GRASSへ戻る途中でゼミ同期M夫妻と合流しシートゾーンへ。
11:45~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
5. きらきらひかれ
6. ここだけの話
7. さすらい [奥田民生のカバー]
8. 東京ハチミツオーケストラ
9. 満月に吠えろ
10. 恋愛スピリッツ
途中からだがチャットを。といってもシートに寝っ転がったりトイレに行ったりしつつ聴き流した感じ。聴いていて前に行く気が湧いてこなかったのは、やっぱり2人になると音のパワーみたいなのが足りないんだろうか。
13:25~ miwa 【SOUND OF FOREST】
1. いくつになっても
2. 441
3. FRiDAY-MA-MAGiC
4. ヒカリへ
5. chAngE
6. again×again
さてこの時間はGRASSでくるり、というのが王道なのだが、何となくこのフェスではくるりと相性がよくないようで今回も別のステージへ。爽やかな女の子の声が聴きたいということでFORESTでmiwaを観ました。HALCALIよりも人は入っていたような気がするが、とにかく盛り上がっていたステージ。かなり満足。
14:25~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. 優しい川
2. 悲しみの果て
3. 俺たちの明日
4. 七色の虹の橋
5. 我が祈り
6. 今宵の月のように
7. so many people
8. 世界伝統のマスター馬鹿
9. ガストロンジャー
10. ファイティングマン
10がかなり良かったので楽しみにしていたが圧巻だった。特に「so many people」から後のむちゃくちゃさがすごい。「ガストロンジャー」はいつ聴いてもすごいが、今回はドラムを「うるせえっ」と一喝したり、ベースを取り上げて弾いてみたりやりたい放題。あの「ガストロンジャー」を聴いた記憶は強く残る気がします。暴れたわけではないけど、かなり前の方で観たので体力が…。
15:45~ ZAZEN BOYS 【SOUND OF FOREST】
1. サイボーグのオバケ
2. ポテトサラダ
3. はあとぶれいく
4. 気がつけばミッドナイト
5. 暗黒屋
6. サンドペーパーざらざら
7. 泥沼
8. Asobi
2日目最も楽しにしていたzazenのステージ。サウンドチェックからかなり本格的に音を流しているのはさすが。この数年間はフェスのセットリストはほとんど同じだったようだが、今回は9月に出るアルバムから一気に7曲やるというそれはそれで嬉しいステージ。
前回10の衝撃はhonnojiでしたが新曲ポテトサラダは衝撃だった。公式サイトで公開されているsoundcroudの音声ファイルを試しに埋め込んでおくことします↓
12月のSHIBUYA-AXでのLiveチケットをチケット・ブースで迷わず購入してしまった。このLiveに向けて日々の研究&仕事を頑張ろう。
16:45~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Discommunication
2. Survive
3. Cold Edge
4. [新曲]
5. Sundome
6. カモメ
7. 新しい光
8. Black Market Blues
9. Talking Machine
10. Punishment
11. The Revolutionary
これまでのアルバムを全て聴いているし、好きな方なのだがなぜか毎年シートに寝っ転がって聴いている9mm。FOREST→GRASSの往復で完全に疲れ切っていたので今年もシートで。
Perfumeの「GLITTER」を聴いて2曲目が始まる辺りで後ろ髪を引かれながらLAKEへ移動開始。
18:40~ フジファブリック 【LAKE STAGE】
1.TAIFU
2.夜明けのBEAT
3.徒然モノクローム
4.虹
5.Surfer King
6.STAR
En1. ECHO
En2. 銀河
新しいアルバムがかなり良かったので生で聴くのがとても楽しみだったフジが2日目のトリ。後ろでゆっくり座って聴くはずが、「TAIFU」「夜明けのBEAT」と盛り上がるナンバーが続き、結局後ろまで総立ちに。途中から日も沈んで雰囲気も最高だ。メンバー紹介、アンコールの「ECHO」と新編成になった事情を知っていると涙が出そうになる流れだった。新生フジは前のフジよりも好きかもしれない。最後の「銀河」は圧巻。フジも単独LIVEに行ってみたくなった。
<3日目(8月5日)>
10:30~ ONE OK ROCK 【GRASS STAGE】
1. アンサイズニア
2. Never Let This Go
3. Re:make
4. 世間知らずの宇宙飛行士
5. C.h.a.o.s.m.y.t.h.
6. The Beginning
7. NO SCARED
8. 完全感覚Dreamer
朝礼を麦酒片手に聴きつつ最終日もスタート。聴いた時はそれなりに印象が残っていたと思うのだが、次のサンボで完全に記憶が…。
11:45~ サンボマスター 【GRASS STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界を変えさせておくれよ
3. I Love You & I Need Youふくしま
4. あなたのことしか考えられない
5. そのぬくもりに用がある
6. ロックンロールイズノットデッド
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
全てを出しきろうと最前列近くまで移動。途中までは前の方もそれほど激しくなかったのだが「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」で一気に人が動き、気が付けば一番前まで来てしまった。最後はやっぱり「できっこないをやらなくちゃ」。聴き続けているので衝撃は無くなってくるのだが何度聴いても心に響く。予定通りではあるけど、今年も体力を出し尽くして最高に満足したひと時になった。
13:25~ ヒダカトオルとフェッドミュージック 【SOUND OF FOREST】
サンボの疲れを癒すために友人2人と昼食&ヒダカフェッドのためにSOUND OF FORESTへ移動。Youtubeで聴いていた↓が心地良くて個人的に結構楽しみにしていたヒダカフェッドだが、これが思った以上に良かった。
1.Terminate
2.The Long Good-bye
3.Emitt Paul
4.Poison Ivy
5.Double Fantasy
6.Losing Face
友人2人とステージ後方で座ってゆるりと聴いたが、この感じがあっているし、サンボの後に聴くにはぴったりだった。これはアルバムを手に入れなければ。迷いつつも次のトータス松本に備えて「Losing Face」の途中で移動を開始。調べてみると最後は「The Fantasic Tresure」だったようだ。
14:00~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1. ブランコ
2. 明星
3. 借金大王
4. サムライソウル
5. バンザイ~君に会えてよかった~
6. クリア
7. ガッツだぜ!!
生で観るととにかくカッコよさが違うトータス松本。「ブランコ」→「明星」とかなり好きなソロの曲が続いて気分は最高潮に。2枚組という新しいアルバムが楽しみだ。ゆっくりと後ろで聴くはずが…「明星」の後はウルフルズ時代の曲が中心で、会場は大盛り上がり。全入り口に入場規制がかかっていた。個人的にはソロの曲をもっと聴きたかったけど、これはこれで楽しいステージ。「ブランコ」が公式のMVがYoutubeに上がっていたので↓
15:30~ 奥田民生 【GRASS STAGE】
1. イージュー★ライダー
2. 恋のかけら
3. スカイウォーカー
4. アーリーサマー
5. 愛のボート
6. MANY
7. マシマロ
8. CUSTOM
9. 快楽ギター
10. 明日はどうだ
GRASSに戻りシートに寝っ転がって麦酒を傾けながら聴く奥田民生は最高の贅沢だ。抜群の安定感。「イージュー★ライダー」や「マシマロ」みたいな定番の曲もいいけど、澄んだ空の下で聴く「スカイウォーカー」が最高だった。
友人が観に行くというのでケツメイシを目指して人が流れてくるところを逆走してやついいちろうが出るDJ BOOTHへ。色々流してたけど、なぜかももクロが多かった。
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. けもの道
2. 三日月ロック その3
3. スパイダー
4. 初恋に捧ぐ [初恋の嵐のカバー]
5. 空も飛べるはず
6. 夕焼け
7. 運命の人
8. 恋する凡人
9. 8823
10. 涙がキラリ☆
GRASSに戻ってスピッツ。これまたシートで聴いたが、ものすごく癒された。サンボの余韻がここでようやく消えた。ひとつひとつの演奏や声に引き込まれる。その場で強烈に響いてくるというわけではなく、後から思い返してじんわりよさが蘇ってくるという感じだろうか。10でも思ったけどこんな感じでまたゆっくりと聴きたくなる。
19:15~ 真心ブラザーズ 【SOUND OF FOREST】
1. 朝が来た!
2. ENDLESS SUMMER NUDE
3. 胸を張れ
4. アメンボ
5. どか~ん
6. 明日はどっちだ!
7. 空にまいあがれ
En. Keep on smiling
スピッツから真心という最高の流れで最終日のトリを迎える。10はFORESTでソロ(YO-KING)を、09はSeasideでユニット(KING & PRINCE [YO-KINGと堂島孝平])を観ているが真心として観るは05以来になる。05はLAKEでビッグバンド編成だったが、今回はFORESTなので普通のバンド編成だ。定番から最新のアルバムの曲まで楽しませるステージで本当に気分が良い。FORESTの雰囲気はとてもよく合っていた。
◇
観たいアーティストが2日目、3日目に集中し、行く前はどうしたもんかなと思っていたのですが、終わってみればこれまで同様に最高の3日間でした。このメンバーでいつまで来れるかは分からないけど、また来年も来たいと思います。
泊り込みの合評会も史料収集もそれなりに楽しみはあるものの、やはり研究がついて回ってくるわけで…やっぱり夏らしいイベントが欲しい、ということで2年ぶりにROCK IN JAPAN FES. に行ってきました。3日間のフェスを満喫しました。博士論文執筆を抱えて余裕が無いので迷ったのですが、せっかく05(リンク)、09(リンク)、10(リンク)と続けてきたので今回もセットリスト付きで3日間を振り返ることにします。
◇
09&10と世話になった友人は筑波からさくらんぼの里へ転勤になっているのだが、今年もなぜか筑波に泊まることになった。というわけで前日夕方に筑波入り、遅れてくる第三の男の到着を待ちつつ居酒屋で3、4杯飲む。ここで止めておけば良かったのだが、友人到着後にさらに3、4杯飲んでしまい初日から宿酔いのスタート。
例年と同じく当日は朝6時起床、7時くらいに出発し会場にはだいたい8時に到着。06などはここでかなり並んだ記憶があるのだが運営がスムーズになっているのかほぼ待つことなく入場できた。そして真っ直ぐにGRASSに向かいシートゾーンを確保。いよいよフェスが始まる。
<初日(8月3日)>
10:30~ NICO Touches the Walls 【GRASS STAGE】
1. バイシクル
2. Broken Youth
3. (My Sweet) Eden
4. Diver
5. THE BUNGY
6. 夏の大三角形
7. 手をたたけ
10はくるりと世界の終わりで迷った最初のステージだが、今回は特に観たいものがないという始まり。CDも借りてみたし知っている曲もあるし移動せずにシートで観れるからというだけでNICO Touches the Wallsにする。聴いている内にそれなりに盛り上がってきたので途中から前に行ってみた。が、こういう感じにハマることは無いだろうなというのが正直なところ。初日の最初から老いを感じる(笑)
11:20~ オレスカバンド 【Seaside Stage】
2. MONKEY MAN
3. 自転車
4. What a Wonderfiul World
5. PAPAYA
6. Super☆Duper
NICOが終わってシートに集まったところで、「よし、オレスカバンドを観に行こう!」ということに。SeasideはGRASSの終わりとほぼ同じく始まるので最初の1曲は聞けず2曲目の途中から。調べてみると聴けなかった1曲目は「ファンキー太陽」だったようだ。Seasideの雰囲気に合いそうだからというだけで行ったのだが、これが大正解だった。09のサカナクションや10のzazenほどの衝撃ではないけど、これはチェックしなければと思うバンドがここで見つかったのは嬉しい。今回最大の発見だ。帰ってきてからアルバム×2、ミニアルバム×2を借りて聴き込んでます。
GRASSに戻るとストレイテナーをやっていたので、それを少し聴きつつ移動を開始。
12:15~ きゃりーぱみゅみゅ 【SOUND OF FOREST】
4. みんなのうた
5. PONPONPON
6. きゃりーANAN
7. つけまつける
森のキッチンで昼食を、と移動したのだがFORESTできゃりーぱみゅぱみゅをやっていたので数曲聴いてみた。iTunesには入れてあるし知っている曲ばかりだけど、こうやって聴くと何と言うか中毒性がすごい。頭から「きゃりーANAN」が離れない。
12:50~ the band apart 【LAKE STAGE】
3. light in the city
4. ダンシング・ジナ
5. 銀猫街1丁目
6. Waiting
7. Eric.W
昼食を終えて、さてどうしたものかと思ったところでLAKEへ。途中からだがthe band apartを聴くことができた。これは聴くシチュエーションと気分が合っていれば印象が違った気がする。
14:00~ スガシカオ 【LAKE STAGE】
1. したくてたまらない [新曲]
2. コノユビトマレ
3. 奇跡
4. 俺たちファンクファイヤー
5. イジメテミタイ
6. 傷口
7. Re:you
そのままLAKEに残ってスガシカオ。かなりファンク色が強いセットリストでなかなかカッコいい。こういう機会があったら毎回観ておきたいリスト入り。と、楽しみつつも「Re:you」の途中で個人的に初日のメインである鶴に向けて移動を開始。ちなみに最後にやったのは「ストーリー」だったみたいです。
14:40~ 鶴 【WING TENT】
1. どこまでも青空
2. 点と線
3. こんにちは鶴です
4. 愛の言葉
5. 踊れないtoフィーバー
6. 夜を越えて
10のzazenとトータス松本の間にFORESTでやっていたのを食事をしながら少し聴いたのがきっかけでこの2年でかなり聴き込んでいたので鶴のステージはとても楽しみにしていた。そんなわけで少し余裕を持って移動してみるとサウンドチェックで「サンキューベイベー」をやっているのが聴けた。これは得をした、と思ったていたのだがクイックレポート(リンク)を見ると、サンキュベイベーの前に「あー夏休み」や「夏の日の1993」をカバーしていたらしい…もう少し早く移動しておけばよかった。
聴き込んでいるだけあってステージは大満足。他のステージならもっとたくさん聴くことが出来たのでそれが少し残念だけど、生でじっくり聴けたのは嬉しい。うまくタイミングがあったらツアーも行きたい。
ラストの「夜を越えて」のMV↓
15:50~ avengers in sci-fi 【WING TENT】
1.Psycho Monday
2.Delight Slight Lightspeed
3.Homosapiens Experience (Save Our Rock Episode.1)
4.Universe Universe
5.Sonic Fireworks
少し休憩をした後でどうするか迷ったのだが、友人に付き合って再びWING TENTへ。何となく音が頭に入ってこないのは疲れているからか、鶴の余韻があるからか…。ここでもまた1曲残して横のLAKEへ移動開始。
16:20~ Chara 【LAKE STAGE】
1. しましまのバンビ
2. オルタナ・ガールフレンド
3. Junior Sweet
4. Swallowtail Butterfly~あいのうた~
5. プラネット
6. 才能の杖
7. やさしい気持ち
寝っ転がって聴くCharaは最高でした。ただ疲れから一瞬とはいえ本当に寝てしまったのはもったいない。でも、そんな聴き方ができるのがフェスのいいところだ。「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」は本当に震えた。
17:00~ 黒猫チェルシー 【WING TENT】
1. 東京
2. アナグラ
3. YOUNG BLUE
4. Hey ライダー
5. ベリーゲリーギャング
6. [新曲]
初日では鶴に次いで楽しみだったのがこのステージ。Charaで寝っ転がっていたとはいえ、LAKE→WING TENTは休みなく観続けられるので体力の消耗が激しい。期待通りに頭がおかしいカッコいいステージでした。「ベリーゲリーギャング」はやっぱり盛り上がる。MCで次のアルバムのタイトルは「HARENTIC ZOO」、僕たちの破廉恥な部分を全面に押し出した1枚です、と高らかに宣言(笑)
18:00~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. the end of shite
2. JOY
3. WAGON
4. 私の願い事 [新曲]
5. Hello!
6. プリズム
7. ランデヴー
8. 鳴いてる怪獣
9. ワンダーライン
GRASSに戻ってYUKIをシートゾーンで聴く。10は最終日のトリでビッグバンド編成だったが、今回はDJが入り少し雰囲気が違う。昔の曲から新曲まで幅広く盛り上がる。シートに寝っ転がっていると今回はかなり音響が良いというのがよく分かる。さすがの安定感。
さて、ここで最後のステージはどうするか。結局、特に観たいものもないし俺達の中ではYUKIがトリでいいじゃないか、ということになり撤収開始。帰り際にWING TENTから聴こえてきたback numberがなかなか良い。
いつもは観たいステージが重なって悩むのだが、今年の初日は観たいステージが2つくらいしかないという逆に悩ましい展開だったが、終わってみれば音楽に包まれたとてもいい1日だった。とにかく疲れたが、よくよく考えてみれば昼過ぎのの時点で全ステージを回っているのだから当たり前か。筑波に戻ってから焼肉をたっぷり食べて2日目に備える。
<2日目(8月4日)>
「朝礼」を麦酒片手に聞き流し、THE BAEDIESの1曲目だけ聴いて移動を開始。
11:05~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Intro.ハルカリ弁当
2. アティテュード
3. Quest Love
4. 今日の私はキゲンがいい
5. スタイリースタイリー
6. Turn it Around
7. ギリギリ・サーフライダー
8. 春狩道 ~19の夜~
2日目の最初はYUKIとは違う意味で安定感があるHALCALIからスタート。再録されたのを含めて「ハルカリノオカワリ」に入っている曲が中心のセットリスト。HALCALIにはこのステージが良く似合う。
GRASSへ戻る途中でゼミ同期M夫妻と合流しシートゾーンへ。
11:45~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
5. きらきらひかれ
6. ここだけの話
7. さすらい [奥田民生のカバー]
8. 東京ハチミツオーケストラ
9. 満月に吠えろ
10. 恋愛スピリッツ
途中からだがチャットを。といってもシートに寝っ転がったりトイレに行ったりしつつ聴き流した感じ。聴いていて前に行く気が湧いてこなかったのは、やっぱり2人になると音のパワーみたいなのが足りないんだろうか。
13:25~ miwa 【SOUND OF FOREST】
1. いくつになっても
2. 441
3. FRiDAY-MA-MAGiC
4. ヒカリへ
5. chAngE
6. again×again
さてこの時間はGRASSでくるり、というのが王道なのだが、何となくこのフェスではくるりと相性がよくないようで今回も別のステージへ。爽やかな女の子の声が聴きたいということでFORESTでmiwaを観ました。HALCALIよりも人は入っていたような気がするが、とにかく盛り上がっていたステージ。かなり満足。
14:25~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. 優しい川
2. 悲しみの果て
3. 俺たちの明日
4. 七色の虹の橋
5. 我が祈り
6. 今宵の月のように
7. so many people
8. 世界伝統のマスター馬鹿
9. ガストロンジャー
10. ファイティングマン
10がかなり良かったので楽しみにしていたが圧巻だった。特に「so many people」から後のむちゃくちゃさがすごい。「ガストロンジャー」はいつ聴いてもすごいが、今回はドラムを「うるせえっ」と一喝したり、ベースを取り上げて弾いてみたりやりたい放題。あの「ガストロンジャー」を聴いた記憶は強く残る気がします。暴れたわけではないけど、かなり前の方で観たので体力が…。
15:45~ ZAZEN BOYS 【SOUND OF FOREST】
1. サイボーグのオバケ
2. ポテトサラダ
3. はあとぶれいく
4. 気がつけばミッドナイト
5. 暗黒屋
6. サンドペーパーざらざら
7. 泥沼
8. Asobi
2日目最も楽しにしていたzazenのステージ。サウンドチェックからかなり本格的に音を流しているのはさすが。この数年間はフェスのセットリストはほとんど同じだったようだが、今回は9月に出るアルバムから一気に7曲やるというそれはそれで嬉しいステージ。
前回10の衝撃はhonnojiでしたが新曲ポテトサラダは衝撃だった。公式サイトで公開されているsoundcroudの音声ファイルを試しに埋め込んでおくことします↓
12月のSHIBUYA-AXでのLiveチケットをチケット・ブースで迷わず購入してしまった。このLiveに向けて日々の研究&仕事を頑張ろう。
16:45~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Discommunication
2. Survive
3. Cold Edge
4. [新曲]
5. Sundome
6. カモメ
7. 新しい光
8. Black Market Blues
9. Talking Machine
10. Punishment
11. The Revolutionary
これまでのアルバムを全て聴いているし、好きな方なのだがなぜか毎年シートに寝っ転がって聴いている9mm。FOREST→GRASSの往復で完全に疲れ切っていたので今年もシートで。
Perfumeの「GLITTER」を聴いて2曲目が始まる辺りで後ろ髪を引かれながらLAKEへ移動開始。
18:40~ フジファブリック 【LAKE STAGE】
1.TAIFU
2.夜明けのBEAT
3.徒然モノクローム
4.虹
5.Surfer King
6.STAR
En1. ECHO
En2. 銀河
新しいアルバムがかなり良かったので生で聴くのがとても楽しみだったフジが2日目のトリ。後ろでゆっくり座って聴くはずが、「TAIFU」「夜明けのBEAT」と盛り上がるナンバーが続き、結局後ろまで総立ちに。途中から日も沈んで雰囲気も最高だ。メンバー紹介、アンコールの「ECHO」と新編成になった事情を知っていると涙が出そうになる流れだった。新生フジは前のフジよりも好きかもしれない。最後の「銀河」は圧巻。フジも単独LIVEに行ってみたくなった。
<3日目(8月5日)>
10:30~ ONE OK ROCK 【GRASS STAGE】
1. アンサイズニア
2. Never Let This Go
3. Re:make
4. 世間知らずの宇宙飛行士
5. C.h.a.o.s.m.y.t.h.
6. The Beginning
7. NO SCARED
8. 完全感覚Dreamer
朝礼を麦酒片手に聴きつつ最終日もスタート。聴いた時はそれなりに印象が残っていたと思うのだが、次のサンボで完全に記憶が…。
11:45~ サンボマスター 【GRASS STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界を変えさせておくれよ
3. I Love You & I Need Youふくしま
4. あなたのことしか考えられない
5. そのぬくもりに用がある
6. ロックンロールイズノットデッド
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
全てを出しきろうと最前列近くまで移動。途中までは前の方もそれほど激しくなかったのだが「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」で一気に人が動き、気が付けば一番前まで来てしまった。最後はやっぱり「できっこないをやらなくちゃ」。聴き続けているので衝撃は無くなってくるのだが何度聴いても心に響く。予定通りではあるけど、今年も体力を出し尽くして最高に満足したひと時になった。
13:25~ ヒダカトオルとフェッドミュージック 【SOUND OF FOREST】
サンボの疲れを癒すために友人2人と昼食&ヒダカフェッドのためにSOUND OF FORESTへ移動。Youtubeで聴いていた↓が心地良くて個人的に結構楽しみにしていたヒダカフェッドだが、これが思った以上に良かった。
1.Terminate
2.The Long Good-bye
3.Emitt Paul
4.Poison Ivy
5.Double Fantasy
6.Losing Face
友人2人とステージ後方で座ってゆるりと聴いたが、この感じがあっているし、サンボの後に聴くにはぴったりだった。これはアルバムを手に入れなければ。迷いつつも次のトータス松本に備えて「Losing Face」の途中で移動を開始。調べてみると最後は「The Fantasic Tresure」だったようだ。
14:00~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1. ブランコ
2. 明星
3. 借金大王
4. サムライソウル
5. バンザイ~君に会えてよかった~
6. クリア
7. ガッツだぜ!!
生で観るととにかくカッコよさが違うトータス松本。「ブランコ」→「明星」とかなり好きなソロの曲が続いて気分は最高潮に。2枚組という新しいアルバムが楽しみだ。ゆっくりと後ろで聴くはずが…「明星」の後はウルフルズ時代の曲が中心で、会場は大盛り上がり。全入り口に入場規制がかかっていた。個人的にはソロの曲をもっと聴きたかったけど、これはこれで楽しいステージ。「ブランコ」が公式のMVがYoutubeに上がっていたので↓
15:30~ 奥田民生 【GRASS STAGE】
1. イージュー★ライダー
2. 恋のかけら
3. スカイウォーカー
4. アーリーサマー
5. 愛のボート
6. MANY
7. マシマロ
8. CUSTOM
9. 快楽ギター
10. 明日はどうだ
GRASSに戻りシートに寝っ転がって麦酒を傾けながら聴く奥田民生は最高の贅沢だ。抜群の安定感。「イージュー★ライダー」や「マシマロ」みたいな定番の曲もいいけど、澄んだ空の下で聴く「スカイウォーカー」が最高だった。
友人が観に行くというのでケツメイシを目指して人が流れてくるところを逆走してやついいちろうが出るDJ BOOTHへ。色々流してたけど、なぜかももクロが多かった。
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. けもの道
2. 三日月ロック その3
3. スパイダー
4. 初恋に捧ぐ [初恋の嵐のカバー]
5. 空も飛べるはず
6. 夕焼け
7. 運命の人
8. 恋する凡人
9. 8823
10. 涙がキラリ☆
GRASSに戻ってスピッツ。これまたシートで聴いたが、ものすごく癒された。サンボの余韻がここでようやく消えた。ひとつひとつの演奏や声に引き込まれる。その場で強烈に響いてくるというわけではなく、後から思い返してじんわりよさが蘇ってくるという感じだろうか。10でも思ったけどこんな感じでまたゆっくりと聴きたくなる。
19:15~ 真心ブラザーズ 【SOUND OF FOREST】
1. 朝が来た!
2. ENDLESS SUMMER NUDE
3. 胸を張れ
4. アメンボ
5. どか~ん
6. 明日はどっちだ!
7. 空にまいあがれ
En. Keep on smiling
スピッツから真心という最高の流れで最終日のトリを迎える。10はFORESTでソロ(YO-KING)を、09はSeasideでユニット(KING & PRINCE [YO-KINGと堂島孝平])を観ているが真心として観るは05以来になる。05はLAKEでビッグバンド編成だったが、今回はFORESTなので普通のバンド編成だ。定番から最新のアルバムの曲まで楽しませるステージで本当に気分が良い。FORESTの雰囲気はとてもよく合っていた。
◇
観たいアーティストが2日目、3日目に集中し、行く前はどうしたもんかなと思っていたのですが、終わってみればこれまで同様に最高の3日間でした。このメンバーでいつまで来れるかは分からないけど、また来年も来たいと思います。
black_ships at 17:17|Permalink│Comments(3)│
2010年10月09日
回顧ワシントンDC
時間が過ぎるのは早いものでもう2010年も10月です。
そしてアメリカでの史料調査から帰ってきてからもう一週間以上経ってしまいました。時差ボケにもっと悩まされるかと思ったのですが、飛行機での時間調整がうまく出来たのか、帰国当初からそれほど問題無く過ごせました。
9月15日(水)の午後にワシントンDCに到着し、翌16日(木)から国立公文書館での史料調査を開始、日曜日を除いて基本的に朝から晩まで公文書館にこもっていたので、かなりの数の史料を集めることが出来ました。初日にちょっと変わった三脚の使い方を近くに座っていたイギリス人に教えて貰い、座りながらサクサク撮影を出来るようになったので、多い日は2500枚以上の史料を撮影しました。大体の感覚としては、一日に約1000枚というのが平均的な撮影数になるのでしょうか。
自分の研究は、アメリカ外交でも日米関係でもなく日本外交なので、第一義的にはアメリカの外交文書が必要なわけではありません。また、それなりに充実した史料集が日本にいながら読めるということもあって、いま書いている論文のために調べる時期を数ヶ月に限定しようと行く前は考えていたのですが、史料調査を進めるうちに欲が出てきてしまい、結果的にはかなり広範に収集することになりました。そこで、一番見たいと思っていたBOXを他の研究者の方がずっと押さえていたために、全く見ることが出来なかったというのが今回の調査では一番痛かったところです。
それでも、一番の目標だった「アメリカでの史料調査の勘を掴む」ということは十分に出来ましたし、アメリカの対日観のようなものを捉え得る史料はそれなりに集まったので、得られたものは大きかったと言っていいでしょう。ただ、史料整理に思いのほか時間を取られてしまったために、他の作業がなかなか出来ず、向こうで終わらせようと思った課題がほとんど終わらなかったというのは誤算でした。
というわけで、10月もまた忙しい毎日が続くことになりそうです。
さて、史料収集の話ばかりしていても仕方が無いので、観光についても少しだけ書いておきます。
17日(金)は、公文書館から戻ってきてからDCの中心部をぷらぷらと散歩してみました。目的もなくふらふらと歩いているだけでも、中央官庁の建物や、スミソニアンの建物群にぶつかるのは、やはり計画都市で密集しているからでしょうか。ホワイトハウスを遠目から見てこの日の観光は打ち止めにしました。写真(↓)は逆光を承知で撮ったワシントン・モニュメントです。
翌18日(土)は、まだ資料調査の感覚がうまく掴めておらずホールドしていたBOXにめぼしいものが無かったので、ホテルにこもって撮影した史料の整理や日本から持ってきた課題をこなしていましたが、こもっているのも不健康だなと思い、ホテルから歩いてすぐのところにある動物園(National Zoo: Sumithsonian National Zoological Park)に行ってきました。
動物園に限らずスミソニアンは全てそうですが、売りは何と言っても「無料」ということ。動物園自体は、暑さもあって全体的に動物達に元気も無く、関東近郊にある日本の動物園の方がいいかなあという感じでしたが、無料でこれだけ楽しめると考えればフラッと行ってみるのもありかなと思います。写真(↑)はたまたま見ることが出来たオランウータンの綱渡りで、檻からかなり離れたところまで渡って行くのには驚きました。多摩動物園にも同じような施設はありますが、行った時には見れなかったので、ここで見ることが出来たのは嬉しかったです。
19日(日)は、公文書館も休みということで一日空いていましたが、結局この日も昼過ぎまでホテルで色々と作業をしていました。思い立って午後はアーリントン墓地へ行き、その後はリンカーン記念堂へ向かい、そこからジョージタウンの方まで散歩をしました。前回のエントリーに載せたのはこの日撮った写真です。
20日(月)~23日(木)は、史料調査が軌道に乗り始めたこともあって、公文書館での撮影とホテルでの整理をしているだけで一日が終わってしまいました。
24日(金)は、公文書館で夕方まで史料調査を行い、そのあと念願のメジャー・リーグ観戦をしてきました。ナショナルズ・パークへ向かい外野席のチケットを購入、ビールを片手にナショナルズの応援をしよう…と思ったのですが周りは対戦相手のブレーブスのファンの方が多かったです。
座った席からは↑のような感じですが、球場の中は結構自由に行ったり来たり出来るので、飲み物を買いに行くついでに内野の方にも行ってみました。そこからは↓のように見えました。
いわゆる「鳴りモノ」の応援が好きでは無いので、メジャー・リーグの観戦スタイルは良かったです。ナッツ先発のジマーマンが好投し、アダム・ダンのホームラン×2、ウィリー・ハリスのランニング・ホームランなどなど、見どころも多く、いいゲームでした。
翌25日(土)は、週末なのですが、ホールドしていた史料を撮りきるために公文書館へ行ってひたすら撮影作業をし、ホテルに帰ってからも整理に追われていました。
26日(日)は、夜にジョージタウン大学に留学中の先輩研究者のお宅にお邪魔する予定だったので、朝から課題に取り組んでいたのですが、思ったよりも順調に作業が進んだので、午後は博物館を猛スピードでハシゴしました。
まずは歴史家の卵としてアメリカ歴史博物館へ。大統領関係のコーナーと、戦争関連のコーナーを眺めたのですが、ナショナル・リーダーとして大統領を展示しているのが印象的でした。政治制度としての議院内閣制と、君主制下の総理大臣では求められるものは全然違うのだなと実感します。この辺りはイギリスはどうなのでしょうか。戦争関連では、原爆の描き方は予想通りで特に何も思うところはありませんでしたが、大戦中のソ連との関係が一切触れられていないことと、ベトナム戦争のコーナーが冷戦のコーナーの4倍くらいのスペースだったことが結構驚きでした。どうも、国際政治を勉強していると国内の文脈を置き去りにしてしまいがちなので、こういう機会は貴重です。
歴史博物館の次は、隣で近いということもあって、個人的に関心がある自然史博物館に行きました。ここはかなり大きくて、じっくり観るなら一日がかりになりそうです。結局迷った挙句、「人類の誕生」的なコーナーに行ってみました。
最後は、少し歩いて航空宇宙博物館へ行きました。残り時間は1時間も無かったので、本当に眺める程度でしたが、「おぉ、これがパーシングIIとSS-20か」と眺めるだけでも十分に楽しかったです。でも、航空ファンが楽しめる展示物が揃っているのはダレス国際空港近くにある別館のようです。
本当は、肖像画美術館にも行きたかったのですが、時間が無くなってしまい今回は断念しました。どこも眺める程度で消化不良気味なので、次回DCに史料調査に行く際にはもう少し博物館や美術館を巡りたいと思います。
そしてアメリカでの史料調査から帰ってきてからもう一週間以上経ってしまいました。時差ボケにもっと悩まされるかと思ったのですが、飛行機での時間調整がうまく出来たのか、帰国当初からそれほど問題無く過ごせました。
◇◇◇
9月15日(水)の午後にワシントンDCに到着し、翌16日(木)から国立公文書館での史料調査を開始、日曜日を除いて基本的に朝から晩まで公文書館にこもっていたので、かなりの数の史料を集めることが出来ました。初日にちょっと変わった三脚の使い方を近くに座っていたイギリス人に教えて貰い、座りながらサクサク撮影を出来るようになったので、多い日は2500枚以上の史料を撮影しました。大体の感覚としては、一日に約1000枚というのが平均的な撮影数になるのでしょうか。
自分の研究は、アメリカ外交でも日米関係でもなく日本外交なので、第一義的にはアメリカの外交文書が必要なわけではありません。また、それなりに充実した史料集が日本にいながら読めるということもあって、いま書いている論文のために調べる時期を数ヶ月に限定しようと行く前は考えていたのですが、史料調査を進めるうちに欲が出てきてしまい、結果的にはかなり広範に収集することになりました。そこで、一番見たいと思っていたBOXを他の研究者の方がずっと押さえていたために、全く見ることが出来なかったというのが今回の調査では一番痛かったところです。
それでも、一番の目標だった「アメリカでの史料調査の勘を掴む」ということは十分に出来ましたし、アメリカの対日観のようなものを捉え得る史料はそれなりに集まったので、得られたものは大きかったと言っていいでしょう。ただ、史料整理に思いのほか時間を取られてしまったために、他の作業がなかなか出来ず、向こうで終わらせようと思った課題がほとんど終わらなかったというのは誤算でした。
というわけで、10月もまた忙しい毎日が続くことになりそうです。
◇◇◇
さて、史料収集の話ばかりしていても仕方が無いので、観光についても少しだけ書いておきます。
17日(金)は、公文書館から戻ってきてからDCの中心部をぷらぷらと散歩してみました。目的もなくふらふらと歩いているだけでも、中央官庁の建物や、スミソニアンの建物群にぶつかるのは、やはり計画都市で密集しているからでしょうか。ホワイトハウスを遠目から見てこの日の観光は打ち止めにしました。写真(↓)は逆光を承知で撮ったワシントン・モニュメントです。
翌18日(土)は、まだ資料調査の感覚がうまく掴めておらずホールドしていたBOXにめぼしいものが無かったので、ホテルにこもって撮影した史料の整理や日本から持ってきた課題をこなしていましたが、こもっているのも不健康だなと思い、ホテルから歩いてすぐのところにある動物園(National Zoo: Sumithsonian National Zoological Park)に行ってきました。
動物園に限らずスミソニアンは全てそうですが、売りは何と言っても「無料」ということ。動物園自体は、暑さもあって全体的に動物達に元気も無く、関東近郊にある日本の動物園の方がいいかなあという感じでしたが、無料でこれだけ楽しめると考えればフラッと行ってみるのもありかなと思います。写真(↑)はたまたま見ることが出来たオランウータンの綱渡りで、檻からかなり離れたところまで渡って行くのには驚きました。多摩動物園にも同じような施設はありますが、行った時には見れなかったので、ここで見ることが出来たのは嬉しかったです。
19日(日)は、公文書館も休みということで一日空いていましたが、結局この日も昼過ぎまでホテルで色々と作業をしていました。思い立って午後はアーリントン墓地へ行き、その後はリンカーン記念堂へ向かい、そこからジョージタウンの方まで散歩をしました。前回のエントリーに載せたのはこの日撮った写真です。
20日(月)~23日(木)は、史料調査が軌道に乗り始めたこともあって、公文書館での撮影とホテルでの整理をしているだけで一日が終わってしまいました。
24日(金)は、公文書館で夕方まで史料調査を行い、そのあと念願のメジャー・リーグ観戦をしてきました。ナショナルズ・パークへ向かい外野席のチケットを購入、ビールを片手にナショナルズの応援をしよう…と思ったのですが周りは対戦相手のブレーブスのファンの方が多かったです。
座った席からは↑のような感じですが、球場の中は結構自由に行ったり来たり出来るので、飲み物を買いに行くついでに内野の方にも行ってみました。そこからは↓のように見えました。
いわゆる「鳴りモノ」の応援が好きでは無いので、メジャー・リーグの観戦スタイルは良かったです。ナッツ先発のジマーマンが好投し、アダム・ダンのホームラン×2、ウィリー・ハリスのランニング・ホームランなどなど、見どころも多く、いいゲームでした。
翌25日(土)は、週末なのですが、ホールドしていた史料を撮りきるために公文書館へ行ってひたすら撮影作業をし、ホテルに帰ってからも整理に追われていました。
26日(日)は、夜にジョージタウン大学に留学中の先輩研究者のお宅にお邪魔する予定だったので、朝から課題に取り組んでいたのですが、思ったよりも順調に作業が進んだので、午後は博物館を猛スピードでハシゴしました。
まずは歴史家の卵としてアメリカ歴史博物館へ。大統領関係のコーナーと、戦争関連のコーナーを眺めたのですが、ナショナル・リーダーとして大統領を展示しているのが印象的でした。政治制度としての議院内閣制と、君主制下の総理大臣では求められるものは全然違うのだなと実感します。この辺りはイギリスはどうなのでしょうか。戦争関連では、原爆の描き方は予想通りで特に何も思うところはありませんでしたが、大戦中のソ連との関係が一切触れられていないことと、ベトナム戦争のコーナーが冷戦のコーナーの4倍くらいのスペースだったことが結構驚きでした。どうも、国際政治を勉強していると国内の文脈を置き去りにしてしまいがちなので、こういう機会は貴重です。
歴史博物館の次は、隣で近いということもあって、個人的に関心がある自然史博物館に行きました。ここはかなり大きくて、じっくり観るなら一日がかりになりそうです。結局迷った挙句、「人類の誕生」的なコーナーに行ってみました。
最後は、少し歩いて航空宇宙博物館へ行きました。残り時間は1時間も無かったので、本当に眺める程度でしたが、「おぉ、これがパーシングIIとSS-20か」と眺めるだけでも十分に楽しかったです。でも、航空ファンが楽しめる展示物が揃っているのはダレス国際空港近くにある別館のようです。
本当は、肖像画美術館にも行きたかったのですが、時間が無くなってしまい今回は断念しました。どこも眺める程度で消化不良気味なので、次回DCに史料調査に行く際にはもう少し博物館や美術館を巡りたいと思います。
black_ships at 10:55|Permalink│Comments(0)│
2010年09月27日
ワシントンDCに来ています
ワシントンDCに来ています。
滞在は約2週間の予定。と言ってもこちらに来たのは15日(水)なので、もう残すところ今日を含めてあと3日しかありません。本当は日記風に、毎日を記録しておこうかと思ったのですが、既にこちらに来てから10日以上が経過してしまい毎日をダラダラと書くのも面倒なので、全体を簡単にまとめておきます。
ワシントン滞在の目的はもちろん米国立公文書館(リンク)での史料収集です。公文書館は月曜日~水曜日&土曜日は9時~17時、木曜日&金曜日は9時から21時まで開いており、日中はほぼ公文書館で過ごす毎日を送っています。
初めての米国立公文書館での史料収集であるのみならず、米本土へ上陸するのも初めてということで、不安な気持ちもありましたが、こちらでの生活を含めて万事が非常に順調です。
空港(IAD)から宿泊先(史料収集経験のある友人に教えて貰ったデュポン・サークル近郊のB&B)へも特にトラブルもなく簡単に到着、もちろん多少の時差ぼけはありましたが、翌日から予定通り史料収集を開始することが出来ました。史料収集経験の豊富な先輩・友人・後輩のアドバイスや、仲本和彦『研究者のためのアメリカ国立公文書館徹底ガイド』(凱風社、2008年)のおかげです。
米国立公文書館と言っても戦後史に関する資料はDCのArchiveIではなく、メリーランド州カレッジパークのArchiveIIにあります。ArchiveIからArchiveIIへは毎日シャトルバスが出ているので、毎朝ArchiveIへ向かいます。ArchiveIはグリーンorイエロー・ラインのArchives-Navy Mem'l / Penn Quarter駅が最寄りなのですが、デュポン・サークルから行くのなら、レッド・ラインのGallery Place / Chinatownから歩いた方がいいよ、という友人のアドバイスに従って、毎朝テクテク歩いている。徒歩10分弱と気持ちの良い朝の散歩になっています。
そこからシャトル・バスに揺られること約45分で、ArchiveIIへ到着します。ArchiveIIに入ると、簡単な手荷物検査とガイダンスがあり、利用者カードを作成します。その後、ロッカーに持ち込めない鞄などを置いて、いざ閲覧室へ。事前に閲覧したいファイルをピックアップしてあったので、そのBoxが含まれている史料群のFinding Aidを探して、アーキビストに閲覧申請を渡せば、こちらの作業は終了し、あとは史料が出てくるのを待つだけです。ちなみに、閲覧申請は月曜&火曜は10時、11時、13時半、14時半の4回で、水曜~金曜はここに15時半が加わり、土曜日は新たな閲覧申請は出来ません。
初日の11時&13時半の2回連続で、Yellow Slip(何らかの理由で史料が見れないことを示す紙)が出てくるという予想外の事態に遭遇し、若干焦りましたが、その後は比較的順調に調査出来ています。ただ、先週水曜日に見たいと思って申請したものがいまだに見れていないので、これはややあきらめモードです。
最初に申請したのは、国務省のセントラル・ファイル(日本の政治関係のBOX[1970~73年])で比較的人気があるシリーズなので、仕方がないのかもしれませんが、他はもう少しマニアックなものなので、自分と同じような関心の研究者が意外といるものだと思いました。
私の研究は、「日米関係」や「アメリカの対日政策」ではなく「日本外交」なので、今回の史料収集もそれほど切羽詰まって来たというわけではありませんが、やはり来て良かったというのがいまの感想です。この辺りの具体的な話は、また今度改めて書くことにします。
さて、こんな感じで史料収集は順調に進んでいますが、観光はあまり出来ていません。というのも、月曜日から土曜日まで公文書館にこもっており、休日がほとんど無く、さらに収集した史料の整理や、こちらに持ってきた課題をこなしていると、時間がほとんど無いからです。もっとも、史料収集後に何度かペン・クォーターやモール周辺を散策したり、先週末に宿泊先近くの動物園とアーリントン墓地に行ったりしたので、弾丸ツアーと比べれば充実しているのかもしれません。
が、せっかくの最後の休日なので、いまからミュージアムに行くことをいま決めました! というわけで、観光関係の続きもまた今度書きます。尻切れトンボですが、以上。
滞在は約2週間の予定。と言ってもこちらに来たのは15日(水)なので、もう残すところ今日を含めてあと3日しかありません。本当は日記風に、毎日を記録しておこうかと思ったのですが、既にこちらに来てから10日以上が経過してしまい毎日をダラダラと書くのも面倒なので、全体を簡単にまとめておきます。
◇◇◇
ワシントン滞在の目的はもちろん米国立公文書館(リンク)での史料収集です。公文書館は月曜日~水曜日&土曜日は9時~17時、木曜日&金曜日は9時から21時まで開いており、日中はほぼ公文書館で過ごす毎日を送っています。
初めての米国立公文書館での史料収集であるのみならず、米本土へ上陸するのも初めてということで、不安な気持ちもありましたが、こちらでの生活を含めて万事が非常に順調です。
空港(IAD)から宿泊先(史料収集経験のある友人に教えて貰ったデュポン・サークル近郊のB&B)へも特にトラブルもなく簡単に到着、もちろん多少の時差ぼけはありましたが、翌日から予定通り史料収集を開始することが出来ました。史料収集経験の豊富な先輩・友人・後輩のアドバイスや、仲本和彦『研究者のためのアメリカ国立公文書館徹底ガイド』(凱風社、2008年)のおかげです。
米国立公文書館と言っても戦後史に関する資料はDCのArchiveIではなく、メリーランド州カレッジパークのArchiveIIにあります。ArchiveIからArchiveIIへは毎日シャトルバスが出ているので、毎朝ArchiveIへ向かいます。ArchiveIはグリーンorイエロー・ラインのArchives-Navy Mem'l / Penn Quarter駅が最寄りなのですが、デュポン・サークルから行くのなら、レッド・ラインのGallery Place / Chinatownから歩いた方がいいよ、という友人のアドバイスに従って、毎朝テクテク歩いている。徒歩10分弱と気持ちの良い朝の散歩になっています。
そこからシャトル・バスに揺られること約45分で、ArchiveIIへ到着します。ArchiveIIに入ると、簡単な手荷物検査とガイダンスがあり、利用者カードを作成します。その後、ロッカーに持ち込めない鞄などを置いて、いざ閲覧室へ。事前に閲覧したいファイルをピックアップしてあったので、そのBoxが含まれている史料群のFinding Aidを探して、アーキビストに閲覧申請を渡せば、こちらの作業は終了し、あとは史料が出てくるのを待つだけです。ちなみに、閲覧申請は月曜&火曜は10時、11時、13時半、14時半の4回で、水曜~金曜はここに15時半が加わり、土曜日は新たな閲覧申請は出来ません。
初日の11時&13時半の2回連続で、Yellow Slip(何らかの理由で史料が見れないことを示す紙)が出てくるという予想外の事態に遭遇し、若干焦りましたが、その後は比較的順調に調査出来ています。ただ、先週水曜日に見たいと思って申請したものがいまだに見れていないので、これはややあきらめモードです。
最初に申請したのは、国務省のセントラル・ファイル(日本の政治関係のBOX[1970~73年])で比較的人気があるシリーズなので、仕方がないのかもしれませんが、他はもう少しマニアックなものなので、自分と同じような関心の研究者が意外といるものだと思いました。
私の研究は、「日米関係」や「アメリカの対日政策」ではなく「日本外交」なので、今回の史料収集もそれほど切羽詰まって来たというわけではありませんが、やはり来て良かったというのがいまの感想です。この辺りの具体的な話は、また今度改めて書くことにします。
◇◇◇
さて、こんな感じで史料収集は順調に進んでいますが、観光はあまり出来ていません。というのも、月曜日から土曜日まで公文書館にこもっており、休日がほとんど無く、さらに収集した史料の整理や、こちらに持ってきた課題をこなしていると、時間がほとんど無いからです。もっとも、史料収集後に何度かペン・クォーターやモール周辺を散策したり、先週末に宿泊先近くの動物園とアーリントン墓地に行ったりしたので、弾丸ツアーと比べれば充実しているのかもしれません。
が、せっかくの最後の休日なので、いまからミュージアムに行くことをいま決めました! というわけで、観光関係の続きもまた今度書きます。尻切れトンボですが、以上。
black_ships at 03:00|Permalink│Comments(0)│
2010年08月14日
回顧 ROCK IN JAPAN FES. 2010
ひたちなかでの3日間を満喫して帰ってきてから、なかなか思うようにやることが進んでいません。
そんな一週間を送る中で、自分の記憶を辿り、ネット上の情報を調べつつ、フェスで聴いた曲のセットリストを完成させました。まあ、一ヶ月もすればROKIN'ON JAPANの特別号が出るわけですが、毎回やっていることなので今回も一応。会場の雰囲気は公式サイトのクイック・レポートからも伝わってくると思います(リンク)。
◇
暑いだけでなく、熱い夏が、また、やってきた。
(城山三郎『官僚たちの夏』)
と去年と同じセリフが頭に浮かんだ。
前日夜に筑波の友人宅へ。第三の男の到着を待ちつつ、近くの居酒屋で4杯ほどビールを呑む。そして集合後もう1杯。相変わらず下らない話に興じつつも、タイムテーブルを眺めて気分を盛り上げる。
当日は朝7時前に出発し、会場に8時到着。この時点で既に去年の最高気温(26度)は超えている。
いつものように、会場に入るとまずGRASS STAGE後ろのシート・ゾーンに向かって、本拠地を確保する。
<初日(8月6日)>
10:45~ 世界の終わり 【WING TENT】
1. 青い太陽
2. 虹色の戦争
3. 死の魔法
4. 幻の命
5. インスタントラジオ
初日の最初から悩ましかったのは、GRASSがくるりだったこと。でも、迷ったあげくに最初のステージはWING TENTの世界の終わりに決めた。GRASS STAGEとWING TENTは一番離れているので、ひたすら歩く歩く。まだCDデビューしてから半年弱、セットリストは1st Album「EARTH」に収録されている5曲だったが、生で聴くことが出来て良かった。結構前の方で観たので、最初から疲れる。
11:45~ BEAT CRUSADERS 【GRASS STAGE】
1. LEMON HEAD
2. LOVE DISCHORD
3. LET'S ESCAPE TOGETHER
4. BE MY WIFE
5. 青空 【ブルーハーツのカバー】 (w/磯部正文)
6. FAIRLY TAIL (w/ASPARAGUS)
7. ISOTONIC (w/ASPARAGUS)
8. SITUATION
9. SUMMEREND (w/吉村秀樹[bloodthirthty buchers]))
05にも09にも出ていたがスルーし続けてきたビークル。3回目にして観るのは初めて。シートに寝っ転がりながらゆるりと聴く。例のコールやら、MCは噂通り。BE MY WIFEなど、懐かしい曲が聴けたのは良かった。
それにしても今年はとにかく暑い。シートにいるだけで疲れるのには参った。そんなわけで、次のPUFFYまではゆるりと過ごす。
13:35~ PUFFY 【LAKE STAGE】
1. サーキットの娘
2. DOKI DOKI
3. ジェットラウ゛
4. 愛のしるし
5. アジアの純真
6. 誰かが
7. Bye Bye
8. 渚にまつわるエトセトラ
LAKEの後ろで座りながらゆるりと聴く。懐かしい曲から最近の曲までゆるくもノリが良いセットリスト。アジアの純真はやはり名曲だ。「誰かが」はチバさんが作っただけに激しい。やっぱり「Bye Bye」はTEENAGERの頃のフジファブリックの曲調そのもの。しんみりした気持ちになってしまう。
その後、ASPARAGUSを3曲ほど聴ききつつ、SOUND OF FOREST近くで昼食。
15:10~ Cocco 【SOUND OF FOREST】
1. 三村エレジー
2. カウントダウン
3. ニライカナイ
4. 蝶の舞う
5. 絹ずれ~島言葉~
6. 玻璃の花
05の時はSINGER SONGERを観たが、Coccoとして観るのは初めてなので、とても楽しみだった。期待に違わぬいいステージでした。ほとんどは新しいアルバムに収録されている曲らしいので分からなかったけど、初期の名曲「カウントダウン」を聴いた時には震えた。
何年か前のROCK IN JAPANでCoccoがGRASSのトリだったらしいけど、そんな雰囲気でも聴いてみたいなと思わせるステージ。新しいアルバムも聴いてみよう。
16:20~ YO-KING 【SOUND OF FOREST】
1.世界の元
2.風に別れを
3.スペース~拝啓、ジェリー・ガルシア~
4.たまたま
5.Hey!みんな元気かい?
6.星の海
Coccoからの流れでそのままSOUND OF FORESTへ。YO-KINGは、05では真心ブラザーズとしてLAKEで、09ではKING & PRINCEとしてSeasideで観ているが、ソロで観るのは今回が初めてだ。SOUND OF FORESTの雰囲気が実に会っているし、いい具合に力が抜けた最高のステージだった。
真心でもソロでもいいからLIVEに行ってまたじっくり聴きたい。
18:00~ RADWIMPS 【GRASS STAGE】
1. Don't look back in anger 【oasisのカバー】
2. おしゃかしゃま
3. 05410-(ん)
4. 携帯電話
5. トレモロ
6. ハイパーベンチレイション
7. なんちって
8. いいんですか?
9. 25個目の染色体
10. ます。
LAKEでフラワー・カンパニーズを観るか迷いながらも結局観ることにしたRADWIMPS。そんなわけでLAKEに残った友人達と分かれて、GRASSへやってきた。シートを片付けつつ、GRASSから近いSeaside Stageに移動してsleepy ab.を2曲ほど聴く。
RADWIMPSは最初から前の方で観ていたのだが、Don't look back in angerが流れてきた時に、「この曲って誰?」「はじめて聴いた」という声が周りから聞こえてきたのには驚いた。みんな若いね。
迷いながらもこちらに来て良かった!という感じ。
19:15~ サカナクション 【LAKE STAGE】
1. 21.1 【+Ame(B)】
2. 明日から
3. 表参道26時
4. セントレイ
5. Klee
6. シーラカンスと僕
7. ネイティブダンサー
8. アルクアラウンド
9. アイデンティティ
10. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
09初日FORESTのトリで衝撃を受けたサカナクション。今回はLAKEの結構前の方で最初から待機する。4枚のアルバムを聴きこみ、新曲もチェックしているので前回のような衝撃は無いが、やっぱりいい。ラジオで聴いた時は、んーいまひとつかなと思って買わなかったアイデンティティも、生で聴いたらかなり良かった。アンコールは去年と同じく三日月サンセット。この完成度の高い曲がデビューのきっかけとは。
GRASS~WINGTENT~LAKE~FOREST~GRASS~Seaside~GRASS~LAKEと移動を重ねたこともあって、疲労困憊しつつも大満足で初日は終了。去年は出るのに1時間以上かかったが、今年は駐車場の場所が良くすんなり帰路に付けたのが嬉しい。
帰宅後また1杯やりつつ、明日に備える。
<2日目(8月7日)>
初日と同じく7時前に筑波を出発し8時前に会場に到着。早速シート・ゾーンを確保。この日はGRASS STAGEが多かった。
10:30~ 氣志團 【GRASS STAGE】
1. デリケートにキスして
2. One Night Carnival
3. ロックンロール グラフィティ
4. キラ キラ!
5. 結婚闘魂行進曲「マブダチ」
6. 高校与太郎組曲~喧嘩ボンバー~
7.セッション
8. オラオラGO! 【BIG BANGのカバー】
9. オジャパメン 【多分「ごっつ」の歌】
10. 俺たちには土曜日しかない
11. MY WAY
2日目の最初をどうするか迷ったのだが、結局シートに寝っ転がって氣志團をBGMに寝る聴くことにした。「オジャパメン」までやるとは…「だって、俺たちみんなと仲良くしたいんだ」って(笑)。頭の中は既に次の曽我部恵一BANDで一杯。
11:40~ 曽我部恵一BAND 【SOUND OF FOREST】
1.恋人たちのロック
2. キラキラ!
3. sleeping beauty
4. テレフォンラブ
5. 青春狂走曲
6. 魔法のバスに乗って
7. Stars
8. mellow mind
この1年間でかなり聴き込んだので、実はとても楽しみにしていたステージ。最初の「恋人たちのロック」で大いに盛り上がったところで、「キラキラ!って曲知ってますか? キラキラ!って曲やります!」とMCが入り「キラキラ!」へ。その後も全速力で駆け抜けた約30分間を堪能。最後に時間が余ったので、といってアカペラのmellow mindが聴けたのは嬉しい限り。
YO-KINGと同じくLIVEに行きたくなった。
最後の一言「愛してます!」はやっぱり清志郎を意識しているのだろうか(笑)
13:00~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Black Market Blues
2. Termination
3. Vampire Girl
4. Cold Edge
5. どうにもとまらない 【山本リンダのカバー】
6. Supernova
7. キャンドルの灯りを
8. Love Call From The World
9. The Revolutionary
10. Beautiful Target
11. Discommunication
12. Punishment
去年シート・ゾーンで聴いて、ああ前に行けば良かったなと思ったのだが、疲れていたので結局今年もシートで寝っ転がりながら聴いた。Vampiregirlのテンポがやたらと早かった気がするのだが、気のせいだろうか。
途中、「昔々あるところに…少女がおったそうな…その少女の名前は”山本”」とMCが入って「どうにもとまらない」が流れてきた時は驚いたが、調べてみると昨年末からよくカバーしているらしい。朝からDJ BOOTHで、「どうにもとまらない」が流れていたことにようやく納得(でも、なぜ「古い日記」が流れていたのかは謎のまま。誰かカバーしたのだろうか)。
このまま行くと、今後も9mmはずっと後ろで聴き続けることになる気がする。
14:15~ トータス松本Band 【GRASS STAGE】
1.クリア!
2.あいたいひとは誰?
3.ストレイト
4.涙をとどけて
5.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
6.よしゃいいのに
7.ミュージック
8.マイウェイ ハイウェイ
9.明星
05と09は、ウルフルズを観て感動したが、今回はトータス松本Bandとしての登場だ。ソロの名義は「トータス松本」なのになぜ「Band」で登場するかと言えば、それは翌日「トータス松本」として弾き語りをやるからだ。
これは前で聴きたいと思い、かなり前まで行く。やはりウルフルズと比べると人の集まりはまばら。曲の感じも、GRASSではなくLAKEやSOUND OF FORESTでやればいいのになという感じはあったが、まあそれはそれでいいのだろう。
「ストレイト」とか「明星」はCDで聴いてもいいが、やはりトータス松本は生で聴くのが格段にいい。
15:30~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. ファイティングマン
2. 幸せよ、この指にとまれ
3. 俺の道
4. 悲しみの果て
5. デーデ
6. 暑中見舞―憂鬱な午後―
7. かけだす男
8. リッスントゥザミュージック
9. 【新曲】
10. FLYER
11. ガストロンジャー
12. 俺たちの明日
タイミングやその時の気分と合わず05と09は観なかったが、最近よく聴くので、このステージもとても楽しみにしていた。「幸せよ、この指にとまれ」がこんなにいい曲だとは、生で聴くまで分からなかった。「デーデ」などかなり昔の曲をじっくり聴けたのが嬉しい。LIVEには欠かせない「悲しみの果て」「ガストロンジャー」なんかは、何度聴いても最高にいいのだろう。最後の2曲「ガストロンジャー」「俺たちの明日」は、全然曲調も違うし、歌詞の雰囲気も違うけど、どちらも力付けられる感じだ。
エレカシの後は、曽我部恵一BANDがゲストDJということでDJ BOOTHへ。TUBE→サザン→関ジャニ∞→嵐というよく分からない流れに乗ってしまい、体力を無駄に消耗してしまった(苦笑)
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. 放浪カモメはどこまでも
2. チェリー
3. 夏の魔物
4. つぐみ
5. ビギナー
6. そして僕は途方にくれる 【大沢誉志幸のカバー】
7. 渚
8. トンガリ'95
9. けもの道
10. 空も飛べるはず
三人揃ってシート・ゾーンで寝っ転がりながら聴いた。懐かしい曲から最近の曲まで楽しめた。「トンガリ」を生で聴く日が来るとは。よく考えればスピッツはほぼ全部オリジナル・アルバムを聴いているので、全部分かるのは当たり前か。ほのぼのしたMCが印象的なステージでした。
19:15~ サンボマスター 【LAKE STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 美しき人間の日々
4. ラブソング
5. 光のロック
6. そのぬくもりに用がある
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
En. 歌声よおこれ
いつも最前列近くで観て体力を吸い取られるサンボ師匠なので、「今年は後ろでゆっくり観てるよ」なんて友人に言っていたのだが、結局最初からLAKE STAGEのかなり前に来てしまった。前に行っていなければ後悔することになったであろうアツい時間。普段のLIVEでも必ずやる曲を並べた豪華なステージだ。アンコールで「歌声よおこれ」を聴けたのが嬉しい。
去年は「あんた達、ここにいるだけで逮捕されてもおかしくない」とかよく分からないMCだったが、今年は「渋谷陽一、いるなら出てこい、なんか一言言え」と(笑)
結局、今年も体力を絞り取られつつも最高に満足したひと時になった。
<最終日(8月8日)>
いよいよ最終日。これまでの2日間とほぼ同じ時間に会場に到着。初日&2日目はここで一休みしたのだけど、最終日はなぜかDJ BOOTHへ。ここに30分以上いたために、また無駄に体力を消耗してしまう。
POLYSICS【GRASS STAGE】を3曲ばかり聴いたところで移動開始。
11:05~ TRICERATOPS 【PARK STAGE】
1. PARTY
2. GOING TO THE MOON
3. HAPPY SADDY MOUNTAIN
4. I GO WILD
5. 1000LOVE
6. Raspberry
迷いに迷いながら、結局懐かしいからという理由で来たトライセラだが、朝から素敵な気分になれた。懐かしの「GOING TO THE MOON」をやるとは思わなかった。ここでPARK STAGEを観たので、これで全ステージ制覇。
最後の曲が流れてきたところへ、隣のSOUND OF FORESTへ。
11:40~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Orange Sunset
2. 愛~好き好きソング
3. カミナリGIRL
4. ZIG ZAG SATURDAY NIGHT
5. ギリギリサーフライダー
6. 今夜はブギー・バック 【スチャ&オザケンのカバー】
7. 春狩道
去年は日程が合わず観れなかったので、お目当てのステージの一つ。朝からSOUND OF FORESTは最高潮の盛り上がりだった。特に「今夜はブギー・バック」はすごかった。アルバムをチェックしなければという気分に。
13:00~ ケツメイシ 【GRASS STAGE】
1.はじまりの合図
2.歌謳い
3.三十路ボンバイエ
4.お二人summer
5.【夏歌メドレー】(また君に会える、夏の思い出、よる☆かぜ、サマーデイズ、太陽)
6.仲間
7.さくら
時間が空いたので、昼食を済ませつつシート・ゾーンで聴く。ものすごい盛り上がりは去年のRIPと同じような感じ。色々ネットで調べると最後は「カーニバル」をやったみたいだ。「さくら」が流れるのを聴きつつ、Seaside Stageへ移動開始。
13:50~ スネオヘアー 【Seaside Stage】
1. 逆様ブリッジ
2. トキメキシュナイダー
3. バースデー
4. ハレルヤ
5. 因果
05は体調不良による直前キャンセルで聴けなかったスネオヘアー。今回はLAKEではなくSeasideに登場だ。色々なLiveレポで「よく喋る」と書かれているらしいが、本当によく喋っていた。が、来日した片言の日本語が話せる外国人風で話していたので、内容が全然ない(笑)。「バースデー」なんかは心に染み入るような名曲なのだが、ともかく前後のMCが(笑)。
民生の「愛のボート」を耳にしながら、LAKEへ移動開始。
14:45~ ZAZEN BOYS 【LAKE STAGE】
1.Asobi
2.SI・GE・KI
3.Honnoji
4.ヒミツガール
5.COLD BEAT
6.フライデーナイト
7.CRAZY DAYS CRAZY FEELING
曲数がそれほど多くなかったから、途中からかと思ったら、どうやら最初の曲が始まったばかりから聴けていたらしい。全然観に来るつもりはなく、トータス松本に備えて少し早く来たらやっていたというZAZEN BOYSだが、これがものすごく良かった。
05のフジファブリックとサンボ、09の9mmとサカナクションのような発見は、今回はこのZAZEN BOYSだ。特に3曲目にやった「honnouji」がものすごくカッコいい。歌詞はほとんど「本能寺で待ってる!」だけなのだが、音と雰囲気がすごい。
アルバムもいくつか出ているようなので、早速チェックしてみよう。
15:55~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
2.ワンダフル・ワールド 【Sam Cookeのカバー】
3.よしゃいいのに
4.No Way
5.サムライソウル
6.僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
7.明星
個人的に3日間の中で一番期待していたのがこのステージだ。去年の奥田民生ひとり股旅も良かったが、今年のトータス松本(弾き語り)のカッコよさは格別だった。どの曲も良かったが、特に弾き語りバージョンの「サムライソウル」が最高。後ろで座ってゆっくり聴いてもいいかなと思ったが、前にいっておいて良かった。というのは、マイクに入らない言葉や声がよく聞こえてきたからだ。
どれくらい良かったかはこの文章からは伝わらないかもしれないが、一回でも多くトータス松本の弾き語りは生で観ておきたいと思ったステージだ。
17:05~ サニーデイ・サービス 【LAKE STAGE】
1. baby blue
2. スロウライダー
3. 恋人たち
4. NOW
5. ふたつのハート
今回のフェス3回目の曽我部さんだ。トータス松本の余韻を楽しみつつ、後ろで3人揃ってゆるりと聴いた。アルバムを出したばかりだから新しい曲をやるのかと思いきや、昔の名曲ばかりが流れる。「二つのハート」まで聴いたところで移動。
友人の言葉を借りれば、サニーデイは、何と言うか悪い意味ではなく「古い」、でもそれがいい。2日目に曽我部恵一BANDを観て、その1日後にはサニーデイを観れるなんて、贅沢過ぎる。
17:30~ 泉谷しげる 【SOUND OF FOREST】
1.RIJF2010のテーマ
2.Y染色体のうた
3.春夏秋冬
4.野生のバラッド
去年ものすごい盛り上がりを見せた泉谷しげる。去年は、清志郎のカバー「雨上がりの夜空」、名曲「すべて時代のせいにして」をやったのだが、今年は「Y染色体のうた」というゆる~い歌と、あとは去年と同じく「春夏秋冬」「野生のバラッド」というセットリスト。
今年も「野生のバラッド」は15分以上やっていたと思います。「この成金ロック・フェス」とか怒鳴ってたけど、渋谷陽一に「でも、泉谷さんのところのプロダクション、ギャラ交渉シビアだったんだから」と言われていたのには苦笑。
来年も出るのかな。
18:00~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
4. 8cmのピンヒール
5. シャングリラ
6. 風吹けば恋
7. 染まるよ
8. ここだけの話
9. とび魚のバタフライ
10. 恋の煙
泉谷しげるで体力を吸い取られて這うようにGRASSに移動すると、「8cmのピンヒール」をやっていた。調べてみると4曲目らしい。相変わらずチャットの歌は悲しい歌詞が多く、聴いていると何となく寂しい気分になる。
19:15~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. プリズム
2. WAGON
3. うれしくって抱きあうよ
4. 2人のストーリー
5. ハミングバード
6. 長い夢
7. プレゼント
8. ランデブー
9. COSMIC BOX
En. 恋愛模様
3日間のフェスもこれでいよいよ最後。最初に流れてきたのはピアノの音とYUKIの声、CDに収録されているよりもゆったりとしたアレンジの「プリズム」だ。
ツアーからそのまま抜け出してきたビッグバンドという贅沢な編成で、本当に全曲聴き入ってしまった。アルバム「うれしくって抱き合うよ」の中でもよく聴いている曲を全部やってくれたのが嬉しい。暗くなった夜によくあった、3日間のラストを締めるにふさわしいステージだった。
◇
こうやってまとめると随分長いように感じますが、本当にあっという間に終わってしまった3日間でした。
去年・今年と友人が筑波に住んでいることもあり、ROCK IN JAPAN FES.に行ったわけですが、月曜日にその友人から山形転勤との連絡がありました。そんなわけで、もしかしたらこのメンバーでこのフェスに行くのは今年が最後ということになってしまうかもしれません。さて、来年の夏はどこで音楽を聴いているのでしょうか。
そんな一週間を送る中で、自分の記憶を辿り、ネット上の情報を調べつつ、フェスで聴いた曲のセットリストを完成させました。まあ、一ヶ月もすればROKIN'ON JAPANの特別号が出るわけですが、毎回やっていることなので今回も一応。会場の雰囲気は公式サイトのクイック・レポートからも伝わってくると思います(リンク)。
◇
暑いだけでなく、熱い夏が、また、やってきた。
(城山三郎『官僚たちの夏』)
と去年と同じセリフが頭に浮かんだ。
前日夜に筑波の友人宅へ。第三の男の到着を待ちつつ、近くの居酒屋で4杯ほどビールを呑む。そして集合後もう1杯。相変わらず下らない話に興じつつも、タイムテーブルを眺めて気分を盛り上げる。
当日は朝7時前に出発し、会場に8時到着。この時点で既に去年の最高気温(26度)は超えている。
いつものように、会場に入るとまずGRASS STAGE後ろのシート・ゾーンに向かって、本拠地を確保する。
<初日(8月6日)>
10:45~ 世界の終わり 【WING TENT】
1. 青い太陽
2. 虹色の戦争
3. 死の魔法
4. 幻の命
5. インスタントラジオ
初日の最初から悩ましかったのは、GRASSがくるりだったこと。でも、迷ったあげくに最初のステージはWING TENTの世界の終わりに決めた。GRASS STAGEとWING TENTは一番離れているので、ひたすら歩く歩く。まだCDデビューしてから半年弱、セットリストは1st Album「EARTH」に収録されている5曲だったが、生で聴くことが出来て良かった。結構前の方で観たので、最初から疲れる。
11:45~ BEAT CRUSADERS 【GRASS STAGE】
1. LEMON HEAD
2. LOVE DISCHORD
3. LET'S ESCAPE TOGETHER
4. BE MY WIFE
5. 青空 【ブルーハーツのカバー】 (w/磯部正文)
6. FAIRLY TAIL (w/ASPARAGUS)
7. ISOTONIC (w/ASPARAGUS)
8. SITUATION
9. SUMMEREND (w/吉村秀樹[bloodthirthty buchers]))
05にも09にも出ていたがスルーし続けてきたビークル。3回目にして観るのは初めて。シートに寝っ転がりながらゆるりと聴く。例のコールやら、MCは噂通り。BE MY WIFEなど、懐かしい曲が聴けたのは良かった。
それにしても今年はとにかく暑い。シートにいるだけで疲れるのには参った。そんなわけで、次のPUFFYまではゆるりと過ごす。
13:35~ PUFFY 【LAKE STAGE】
1. サーキットの娘
2. DOKI DOKI
3. ジェットラウ゛
4. 愛のしるし
5. アジアの純真
6. 誰かが
7. Bye Bye
8. 渚にまつわるエトセトラ
LAKEの後ろで座りながらゆるりと聴く。懐かしい曲から最近の曲までゆるくもノリが良いセットリスト。アジアの純真はやはり名曲だ。「誰かが」はチバさんが作っただけに激しい。やっぱり「Bye Bye」はTEENAGERの頃のフジファブリックの曲調そのもの。しんみりした気持ちになってしまう。
その後、ASPARAGUSを3曲ほど聴ききつつ、SOUND OF FOREST近くで昼食。
15:10~ Cocco 【SOUND OF FOREST】
1. 三村エレジー
2. カウントダウン
3. ニライカナイ
4. 蝶の舞う
5. 絹ずれ~島言葉~
6. 玻璃の花
05の時はSINGER SONGERを観たが、Coccoとして観るのは初めてなので、とても楽しみだった。期待に違わぬいいステージでした。ほとんどは新しいアルバムに収録されている曲らしいので分からなかったけど、初期の名曲「カウントダウン」を聴いた時には震えた。
何年か前のROCK IN JAPANでCoccoがGRASSのトリだったらしいけど、そんな雰囲気でも聴いてみたいなと思わせるステージ。新しいアルバムも聴いてみよう。
16:20~ YO-KING 【SOUND OF FOREST】
1.世界の元
2.風に別れを
3.スペース~拝啓、ジェリー・ガルシア~
4.たまたま
5.Hey!みんな元気かい?
6.星の海
Coccoからの流れでそのままSOUND OF FORESTへ。YO-KINGは、05では真心ブラザーズとしてLAKEで、09ではKING & PRINCEとしてSeasideで観ているが、ソロで観るのは今回が初めてだ。SOUND OF FORESTの雰囲気が実に会っているし、いい具合に力が抜けた最高のステージだった。
真心でもソロでもいいからLIVEに行ってまたじっくり聴きたい。
18:00~ RADWIMPS 【GRASS STAGE】
1. Don't look back in anger 【oasisのカバー】
2. おしゃかしゃま
3. 05410-(ん)
4. 携帯電話
5. トレモロ
6. ハイパーベンチレイション
7. なんちって
8. いいんですか?
9. 25個目の染色体
10. ます。
LAKEでフラワー・カンパニーズを観るか迷いながらも結局観ることにしたRADWIMPS。そんなわけでLAKEに残った友人達と分かれて、GRASSへやってきた。シートを片付けつつ、GRASSから近いSeaside Stageに移動してsleepy ab.を2曲ほど聴く。
RADWIMPSは最初から前の方で観ていたのだが、Don't look back in angerが流れてきた時に、「この曲って誰?」「はじめて聴いた」という声が周りから聞こえてきたのには驚いた。みんな若いね。
迷いながらもこちらに来て良かった!という感じ。
19:15~ サカナクション 【LAKE STAGE】
1. 21.1 【+Ame(B)】
2. 明日から
3. 表参道26時
4. セントレイ
5. Klee
6. シーラカンスと僕
7. ネイティブダンサー
8. アルクアラウンド
9. アイデンティティ
10. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
09初日FORESTのトリで衝撃を受けたサカナクション。今回はLAKEの結構前の方で最初から待機する。4枚のアルバムを聴きこみ、新曲もチェックしているので前回のような衝撃は無いが、やっぱりいい。ラジオで聴いた時は、んーいまひとつかなと思って買わなかったアイデンティティも、生で聴いたらかなり良かった。アンコールは去年と同じく三日月サンセット。この完成度の高い曲がデビューのきっかけとは。
GRASS~WINGTENT~LAKE~FOREST~GRASS~Seaside~GRASS~LAKEと移動を重ねたこともあって、疲労困憊しつつも大満足で初日は終了。去年は出るのに1時間以上かかったが、今年は駐車場の場所が良くすんなり帰路に付けたのが嬉しい。
帰宅後また1杯やりつつ、明日に備える。
<2日目(8月7日)>
初日と同じく7時前に筑波を出発し8時前に会場に到着。早速シート・ゾーンを確保。この日はGRASS STAGEが多かった。
10:30~ 氣志團 【GRASS STAGE】
1. デリケートにキスして
2. One Night Carnival
3. ロックンロール グラフィティ
4. キラ キラ!
5. 結婚闘魂行進曲「マブダチ」
6. 高校与太郎組曲~喧嘩ボンバー~
7.セッション
8. オラオラGO! 【BIG BANGのカバー】
9. オジャパメン 【多分「ごっつ」の歌】
10. 俺たちには土曜日しかない
11. MY WAY
2日目の最初をどうするか迷ったのだが、結局シートに寝っ転がって氣志團をBGMに寝る聴くことにした。「オジャパメン」までやるとは…「だって、俺たちみんなと仲良くしたいんだ」って(笑)。頭の中は既に次の曽我部恵一BANDで一杯。
11:40~ 曽我部恵一BAND 【SOUND OF FOREST】
1.恋人たちのロック
2. キラキラ!
3. sleeping beauty
4. テレフォンラブ
5. 青春狂走曲
6. 魔法のバスに乗って
7. Stars
8. mellow mind
この1年間でかなり聴き込んだので、実はとても楽しみにしていたステージ。最初の「恋人たちのロック」で大いに盛り上がったところで、「キラキラ!って曲知ってますか? キラキラ!って曲やります!」とMCが入り「キラキラ!」へ。その後も全速力で駆け抜けた約30分間を堪能。最後に時間が余ったので、といってアカペラのmellow mindが聴けたのは嬉しい限り。
YO-KINGと同じくLIVEに行きたくなった。
最後の一言「愛してます!」はやっぱり清志郎を意識しているのだろうか(笑)
13:00~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Black Market Blues
2. Termination
3. Vampire Girl
4. Cold Edge
5. どうにもとまらない 【山本リンダのカバー】
6. Supernova
7. キャンドルの灯りを
8. Love Call From The World
9. The Revolutionary
10. Beautiful Target
11. Discommunication
12. Punishment
去年シート・ゾーンで聴いて、ああ前に行けば良かったなと思ったのだが、疲れていたので結局今年もシートで寝っ転がりながら聴いた。Vampiregirlのテンポがやたらと早かった気がするのだが、気のせいだろうか。
途中、「昔々あるところに…少女がおったそうな…その少女の名前は”山本”」とMCが入って「どうにもとまらない」が流れてきた時は驚いたが、調べてみると昨年末からよくカバーしているらしい。朝からDJ BOOTHで、「どうにもとまらない」が流れていたことにようやく納得(でも、なぜ「古い日記」が流れていたのかは謎のまま。誰かカバーしたのだろうか)。
このまま行くと、今後も9mmはずっと後ろで聴き続けることになる気がする。
14:15~ トータス松本Band 【GRASS STAGE】
1.クリア!
2.あいたいひとは誰?
3.ストレイト
4.涙をとどけて
5.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
6.よしゃいいのに
7.ミュージック
8.マイウェイ ハイウェイ
9.明星
05と09は、ウルフルズを観て感動したが、今回はトータス松本Bandとしての登場だ。ソロの名義は「トータス松本」なのになぜ「Band」で登場するかと言えば、それは翌日「トータス松本」として弾き語りをやるからだ。
これは前で聴きたいと思い、かなり前まで行く。やはりウルフルズと比べると人の集まりはまばら。曲の感じも、GRASSではなくLAKEやSOUND OF FORESTでやればいいのになという感じはあったが、まあそれはそれでいいのだろう。
「ストレイト」とか「明星」はCDで聴いてもいいが、やはりトータス松本は生で聴くのが格段にいい。
15:30~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. ファイティングマン
2. 幸せよ、この指にとまれ
3. 俺の道
4. 悲しみの果て
5. デーデ
6. 暑中見舞―憂鬱な午後―
7. かけだす男
8. リッスントゥザミュージック
9. 【新曲】
10. FLYER
11. ガストロンジャー
12. 俺たちの明日
タイミングやその時の気分と合わず05と09は観なかったが、最近よく聴くので、このステージもとても楽しみにしていた。「幸せよ、この指にとまれ」がこんなにいい曲だとは、生で聴くまで分からなかった。「デーデ」などかなり昔の曲をじっくり聴けたのが嬉しい。LIVEには欠かせない「悲しみの果て」「ガストロンジャー」なんかは、何度聴いても最高にいいのだろう。最後の2曲「ガストロンジャー」「俺たちの明日」は、全然曲調も違うし、歌詞の雰囲気も違うけど、どちらも力付けられる感じだ。
エレカシの後は、曽我部恵一BANDがゲストDJということでDJ BOOTHへ。TUBE→サザン→関ジャニ∞→嵐というよく分からない流れに乗ってしまい、体力を無駄に消耗してしまった(苦笑)
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. 放浪カモメはどこまでも
2. チェリー
3. 夏の魔物
4. つぐみ
5. ビギナー
6. そして僕は途方にくれる 【大沢誉志幸のカバー】
7. 渚
8. トンガリ'95
9. けもの道
10. 空も飛べるはず
三人揃ってシート・ゾーンで寝っ転がりながら聴いた。懐かしい曲から最近の曲まで楽しめた。「トンガリ」を生で聴く日が来るとは。よく考えればスピッツはほぼ全部オリジナル・アルバムを聴いているので、全部分かるのは当たり前か。ほのぼのしたMCが印象的なステージでした。
19:15~ サンボマスター 【LAKE STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 美しき人間の日々
4. ラブソング
5. 光のロック
6. そのぬくもりに用がある
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
En. 歌声よおこれ
いつも最前列近くで観て体力を吸い取られるサンボ師匠なので、「今年は後ろでゆっくり観てるよ」なんて友人に言っていたのだが、結局最初からLAKE STAGEのかなり前に来てしまった。前に行っていなければ後悔することになったであろうアツい時間。普段のLIVEでも必ずやる曲を並べた豪華なステージだ。アンコールで「歌声よおこれ」を聴けたのが嬉しい。
去年は「あんた達、ここにいるだけで逮捕されてもおかしくない」とかよく分からないMCだったが、今年は「渋谷陽一、いるなら出てこい、なんか一言言え」と(笑)
結局、今年も体力を絞り取られつつも最高に満足したひと時になった。
<最終日(8月8日)>
いよいよ最終日。これまでの2日間とほぼ同じ時間に会場に到着。初日&2日目はここで一休みしたのだけど、最終日はなぜかDJ BOOTHへ。ここに30分以上いたために、また無駄に体力を消耗してしまう。
POLYSICS【GRASS STAGE】を3曲ばかり聴いたところで移動開始。
11:05~ TRICERATOPS 【PARK STAGE】
1. PARTY
2. GOING TO THE MOON
3. HAPPY SADDY MOUNTAIN
4. I GO WILD
5. 1000LOVE
6. Raspberry
迷いに迷いながら、結局懐かしいからという理由で来たトライセラだが、朝から素敵な気分になれた。懐かしの「GOING TO THE MOON」をやるとは思わなかった。ここでPARK STAGEを観たので、これで全ステージ制覇。
最後の曲が流れてきたところへ、隣のSOUND OF FORESTへ。
11:40~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Orange Sunset
2. 愛~好き好きソング
3. カミナリGIRL
4. ZIG ZAG SATURDAY NIGHT
5. ギリギリサーフライダー
6. 今夜はブギー・バック 【スチャ&オザケンのカバー】
7. 春狩道
去年は日程が合わず観れなかったので、お目当てのステージの一つ。朝からSOUND OF FORESTは最高潮の盛り上がりだった。特に「今夜はブギー・バック」はすごかった。アルバムをチェックしなければという気分に。
13:00~ ケツメイシ 【GRASS STAGE】
1.はじまりの合図
2.歌謳い
3.三十路ボンバイエ
4.お二人summer
5.【夏歌メドレー】(また君に会える、夏の思い出、よる☆かぜ、サマーデイズ、太陽)
6.仲間
7.さくら
時間が空いたので、昼食を済ませつつシート・ゾーンで聴く。ものすごい盛り上がりは去年のRIPと同じような感じ。色々ネットで調べると最後は「カーニバル」をやったみたいだ。「さくら」が流れるのを聴きつつ、Seaside Stageへ移動開始。
13:50~ スネオヘアー 【Seaside Stage】
1. 逆様ブリッジ
2. トキメキシュナイダー
3. バースデー
4. ハレルヤ
5. 因果
05は体調不良による直前キャンセルで聴けなかったスネオヘアー。今回はLAKEではなくSeasideに登場だ。色々なLiveレポで「よく喋る」と書かれているらしいが、本当によく喋っていた。が、来日した片言の日本語が話せる外国人風で話していたので、内容が全然ない(笑)。「バースデー」なんかは心に染み入るような名曲なのだが、ともかく前後のMCが(笑)。
民生の「愛のボート」を耳にしながら、LAKEへ移動開始。
14:45~ ZAZEN BOYS 【LAKE STAGE】
1.Asobi
2.SI・GE・KI
3.Honnoji
4.ヒミツガール
5.COLD BEAT
6.フライデーナイト
7.CRAZY DAYS CRAZY FEELING
曲数がそれほど多くなかったから、途中からかと思ったら、どうやら最初の曲が始まったばかりから聴けていたらしい。全然観に来るつもりはなく、トータス松本に備えて少し早く来たらやっていたというZAZEN BOYSだが、これがものすごく良かった。
05のフジファブリックとサンボ、09の9mmとサカナクションのような発見は、今回はこのZAZEN BOYSだ。特に3曲目にやった「honnouji」がものすごくカッコいい。歌詞はほとんど「本能寺で待ってる!」だけなのだが、音と雰囲気がすごい。
アルバムもいくつか出ているようなので、早速チェックしてみよう。
15:55~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
2.ワンダフル・ワールド 【Sam Cookeのカバー】
3.よしゃいいのに
4.No Way
5.サムライソウル
6.僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
7.明星
個人的に3日間の中で一番期待していたのがこのステージだ。去年の奥田民生ひとり股旅も良かったが、今年のトータス松本(弾き語り)のカッコよさは格別だった。どの曲も良かったが、特に弾き語りバージョンの「サムライソウル」が最高。後ろで座ってゆっくり聴いてもいいかなと思ったが、前にいっておいて良かった。というのは、マイクに入らない言葉や声がよく聞こえてきたからだ。
どれくらい良かったかはこの文章からは伝わらないかもしれないが、一回でも多くトータス松本の弾き語りは生で観ておきたいと思ったステージだ。
17:05~ サニーデイ・サービス 【LAKE STAGE】
1. baby blue
2. スロウライダー
3. 恋人たち
4. NOW
5. ふたつのハート
今回のフェス3回目の曽我部さんだ。トータス松本の余韻を楽しみつつ、後ろで3人揃ってゆるりと聴いた。アルバムを出したばかりだから新しい曲をやるのかと思いきや、昔の名曲ばかりが流れる。「二つのハート」まで聴いたところで移動。
友人の言葉を借りれば、サニーデイは、何と言うか悪い意味ではなく「古い」、でもそれがいい。2日目に曽我部恵一BANDを観て、その1日後にはサニーデイを観れるなんて、贅沢過ぎる。
17:30~ 泉谷しげる 【SOUND OF FOREST】
1.RIJF2010のテーマ
2.Y染色体のうた
3.春夏秋冬
4.野生のバラッド
去年ものすごい盛り上がりを見せた泉谷しげる。去年は、清志郎のカバー「雨上がりの夜空」、名曲「すべて時代のせいにして」をやったのだが、今年は「Y染色体のうた」というゆる~い歌と、あとは去年と同じく「春夏秋冬」「野生のバラッド」というセットリスト。
今年も「野生のバラッド」は15分以上やっていたと思います。「この成金ロック・フェス」とか怒鳴ってたけど、渋谷陽一に「でも、泉谷さんのところのプロダクション、ギャラ交渉シビアだったんだから」と言われていたのには苦笑。
来年も出るのかな。
18:00~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
4. 8cmのピンヒール
5. シャングリラ
6. 風吹けば恋
7. 染まるよ
8. ここだけの話
9. とび魚のバタフライ
10. 恋の煙
泉谷しげるで体力を吸い取られて這うようにGRASSに移動すると、「8cmのピンヒール」をやっていた。調べてみると4曲目らしい。相変わらずチャットの歌は悲しい歌詞が多く、聴いていると何となく寂しい気分になる。
19:15~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. プリズム
2. WAGON
3. うれしくって抱きあうよ
4. 2人のストーリー
5. ハミングバード
6. 長い夢
7. プレゼント
8. ランデブー
9. COSMIC BOX
En. 恋愛模様
3日間のフェスもこれでいよいよ最後。最初に流れてきたのはピアノの音とYUKIの声、CDに収録されているよりもゆったりとしたアレンジの「プリズム」だ。
ツアーからそのまま抜け出してきたビッグバンドという贅沢な編成で、本当に全曲聴き入ってしまった。アルバム「うれしくって抱き合うよ」の中でもよく聴いている曲を全部やってくれたのが嬉しい。暗くなった夜によくあった、3日間のラストを締めるにふさわしいステージだった。
◇
こうやってまとめると随分長いように感じますが、本当にあっという間に終わってしまった3日間でした。
去年・今年と友人が筑波に住んでいることもあり、ROCK IN JAPAN FES.に行ったわけですが、月曜日にその友人から山形転勤との連絡がありました。そんなわけで、もしかしたらこのメンバーでこのフェスに行くのは今年が最後ということになってしまうかもしれません。さて、来年の夏はどこで音楽を聴いているのでしょうか。
black_ships at 18:43|Permalink│Comments(0)│
2010年08月09日
ROCK IN JAPAN FES. 2010より帰還
いい天気といい音楽に囲まれた3日間があっという間に終わり、東京へ戻ってきました。
5年前のサンボマスター、去年のサカナクションのように、何気なく聴いたアーティストが良かったという発見が今年もありました↓
もちろんNUMBER GIRLは聴いていましたし、向井秀徳がその後ZAZEN BOYSというバンドを結成していたことは知っていましたが、このフェスに行くまでまともに聴いていませんでした。
トータス松本(弾き語り)の前に時間が空いたので、LAKE STAGEで寝っ転がりながら聴いていると飛び込んできたのがこのHonnouji。向井秀徳が持つ唯一無二の音楽性を堪能しました。ちなみに動画はよく出来たMADがあったので、それを貼り付けておきました。
セット・リスト&感想はまたそのうちに書きます。
◇
この夏唯一の遊び企画も終わってしまったので、これからはひたすら課題をこなす生活が続くことになります。それはそれでいいと思うものの、「無用の用」も大切なので、メリハリを付けて頑張っていこうと思います。
5年前のサンボマスター、去年のサカナクションのように、何気なく聴いたアーティストが良かったという発見が今年もありました↓
もちろんNUMBER GIRLは聴いていましたし、向井秀徳がその後ZAZEN BOYSというバンドを結成していたことは知っていましたが、このフェスに行くまでまともに聴いていませんでした。
トータス松本(弾き語り)の前に時間が空いたので、LAKE STAGEで寝っ転がりながら聴いていると飛び込んできたのがこのHonnouji。向井秀徳が持つ唯一無二の音楽性を堪能しました。ちなみに動画はよく出来たMADがあったので、それを貼り付けておきました。
セット・リスト&感想はまたそのうちに書きます。
◇
この夏唯一の遊び企画も終わってしまったので、これからはひたすら課題をこなす生活が続くことになります。それはそれでいいと思うものの、「無用の用」も大切なので、メリハリを付けて頑張っていこうと思います。
black_ships at 16:49|Permalink│Comments(0)│
2009年08月09日
回顧 ROCK IN JAPAN FES 2009
暑いだけでなく、熱い夏が、また、やってきた。
という『官僚たちの夏』の一節を、先週末の夏フェスに行ってふと思い出しました。四年前は三日間・四人で行ったのに対し、今回は二日間(初日・二日目)・三人ということで、ちょっとコンパクトになったわけですが、天気にも恵まれ四年前と同じように楽しい思い出となりました。
相変わらずどの辺りが“ロック”フェスなんだと思う部分もあるわけですが、音楽に包まれた心地いい空間があるということそのものが素晴らしいことなのだと思います。どこかしらのステージで聴きたいアーティストがやっていて、前に行きたい時は前に、後ろでゆっくり聴きたい時は後ろで、気分に任せて音楽を聴ける。(また一緒に行った友人がmixiに書いていましたが)Perfumeから岡林信康まで幅広く見られるのは、それはそれでいいことなのでしょう。全体として大満足で、前回よりも満足度は高いかもしれません。フジなど他のフェスにも行ってみたいのですが、友人がつくばにいる間は通いたいと思います。
◇
<初日>
10:30~ Perfume [GRASS STAGE]
1. edge(?-mix)
2. ワンルーム・ディスコ
3. NIGHT FLIGHT(ショートVer)
4. Dream Fighter
5. マカロニ
6. I still love U(ショートVer)
7. チョコレイト・ディスコ
8. ポリリズム
9. Puppy love
8時半くらいには会場に到着。グッズを見たり、とりあえず一杯やったりと気分を盛り上げたところでPerfume登場。ロックでも何でもないなあ、と思いつつもうかれて前へ。旬な人たちの盛り上がりはやはり一味違うな、と。
11:45~ チャットモンチー [GRASS STAGE]
1. 8cmのピンヒール
2. 風吹けば恋
3. 海から出た魚
4. 恋の煙
5. シャングリラ
6. 惚たる蛍
7. Last Love Letter
8. バスロマンス
9. 染まるよ
10.やさしさ
友人が楽しみにしていたということで前へ。CDで聴くよりも、断然生で聴く方がいいというのは嬉しい発見。スリーピースのガールズバンドらしくないパワフルな演奏は圧巻で聴き入りつつも身体が動いてしまう。でも、どの曲も煮え切らない片思いのような雰囲気で、何とも言えない寂しさを感じたのはなぜだろう(笑)。
13:45~ YUI [SOUND OF FOREST]
1. Laugh away
2. 雨上がりの夜空に [清志郎]
3. Rolling star
4. I'll be
5. again
6. Love is all
7. Zoo [川村カオリ]
8. Sea
100sはよく聴く好きなアーティストなのだが、四年前のパフォーマンスがいまいちだったということもあって、友人が観たいというYUIのステージへ。正直なところ残念なステージ。一年ぶりのLIVEということもあるのかぎごちないし、セットリストも順番・組み合わせとももっとうまく出来たんじゃないのかなと。
と、ここまでは自分の中では本番前で、この後からが楽しみにしているアーティストが続く。
15:05~ KING & PRINCE (YO-KING×堂島孝平) [Seaside Stage]
1. 空と緑のきまぐれサラダ
2. 夏休み [吉田拓郎]
3. デイ・ドリーム・ビリーバー [タイマーズ・バージョンのカバー]
4. Endless Man [堂島孝平]
5. Hey!みんな元気かい? [Kinki Kidsに提供した曲のセルフカバー]
6. KING & PRINCEのテーマ
真心ブラザーズの熱狂的なファンとして、三日目に参戦出来ないのは本当に残念だっただけに、このステージは外せない。他のステージとは少し離れたところにあるSeaside Stagehaはこじんまりとしていてなかなかよかった。登場したYO-KINGの一言「物好きなみなさん、こんにちは」で、ステージ全体に和やかな雰囲気が広がった。シンプルながら心地いいギターが聞こえてきたら、ひたすら「空と緑のきまぐれサラダ♪」を繰り返すだけのオリジナル曲でした(笑)。相手のMCをギターで打ち切ったり、YO-KINGが一曲目のギターをほとんど弾いてなかったりと、二人とも肩に力を入れずに音楽を楽しんでいる。拓郎の「夏休み」に聴き入り、モンキーズをカバーしたタイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」の歌詞をさらに変えたカバー、この二曲でぐっとひき寄せられる。神出鬼没のユニットらしいが、LIVEに行ってみたいと思わせる。この時、この場所じゃなければ聴けないという意味では今回のベスト・アクトかもしれない。
と、ここでひと休み。モンパチを懐かしさと共に聴きつつひと休みしているといつの間にかうとうとしてしまい、bonobosは「THANK YOU FOR THE MUSIC」しか聴けなかった。友人に合流すべくLAKEへ移動する途中で、DJブースで踊ったり、RYUKYUDISKOを少し聴いたりと、それぞれ楽しめるのもこのフェスのいいところ。LAKE STAGEに到着し、GRAPEVINEを聴きつつ民生に備える。
18:00~ 奥田民生ひとり股旅 [LAKE STAGE]
1. イージュー★ライダー
2. 愛のボート
3. たったったト
4. The STANDARD
5. ばらの花 [くるり]
6. いい女 [ウルフルズ]
7. CUSTAM
8. さすらい
圧巻。ギター一本で、ここまで聴かせるアーティストがどれだけいるだろう。マイペースにゆったりと時間をつかい、ギターを鳴らしたかと思うと、ウルフルズの「いい女」をワンフレーズだけ(笑)。やっぱりオーディエンスがどう流れるのかが分かってるのだろう。セルフ・カバーだけでなく、くるりの「ばらの花」が良かったのは収穫。「ばらの花」は矢野顕子もカバーしているが、この曲は誰がやっても、カバーした人の曲のようになってしまう…というのはカバーしている人の個性が強すぎるからだろうか。「イージュー★ライダー」に始まり「さすらい」に終わるという定番の構成ながら、なかにはじっくり聴かせる曲やカバーが入るというのはさすが。期待を裏切らないいいステージでした。
19:15~ ウルフルズ [GRASS STAGE]
1. ガッツだぜ!!
2. バンザイ~好きでよかった~
3. びんぼう'94
4. 借金大王
5. あの娘に会いたい
6. 笑えれば
7. サムライソウル
8. SUN SUN SUN '95
9. それが答えだ!
10. ええねん
En. いい女(アンコール)
四年前に生で観て、すごさを感じただけにとても楽しみにしていたステージで、前から10列目くらいまで行く。トータスがとにかくカッコいい。「笑えれば」「サムライソウル」「ええねん」「いい女」と歌詞が染み入る名曲の数々と、トータスの何とも言えない表情がぐっと目の前に迫ってくる。とにかく大満足の初日ラストでした。でもこれで見納めなら、「暴れだす」は聴きたかった。
<2日目>
GRASS STAGEにシートを確保してから、友人と別れてSOUND OF FORESTへ。
10:30~ ROCK'A'TRENCH [SOUND OF FOREST]
1. Trench Town Rock
2. 真夏の太陽
3. JUMP STAR
4. Night and Day
5. Every Sunday Afternoon
6. My SunShine
7. Don’t Stop The Music
迷った末に来たステージだったが、これが正解だった。ロック・テイストが強い曲を続けた後に、聴かせる「Every Sunday Afternoon」、その後にヒットした「My SunShine]、そして最後は踊らずにはいられないスカ・テイストの「Don't Stop The Music」、というセットリストにそのままのせられてしまった感じだ。いい二日目のスタートになった。
11:45~ 9mm Parabellum Bullet [GRASS STAGE]
1. Vampiregirl
2. Wanderland
3. Living Dyning Message
4. Termination
5. Psychopolis
6. The World
7. The Revenge of Surf Queen
8. Supernova
9. Black Market Blues
10. Talking Machine
11. Punishment
12. Discommunication
シート・ゾーンで休みながら聴く。一発目「Vampiregirl」が流れた時からかっこいいなとは思いながらも、聴いていた時はそれほど感じるものはなかったように思うのだが、楽曲に力があるのか、帰ってから気が付くと頭の中を何曲か流れている気がする。そんなわけで、帰ってからよくCDを聴いている。もったいないことをしたなと唯一悔やまれるステージだ。
木村カエラを途中まで聴いたところで、友人と話しつつ泉谷に備えて移動開始。
13:45~ 泉谷しげる [SOUND OF FOREST]
1. (RIJFのテーマ???)
2. すべて時代のせいにして
3. 春夏秋冬
4. 雨上がりの夜空に [清志郎のカバー]
5. 野生のバラッド
もともとフォーク好きとして、代表曲をよく聴いていた。でも、このフェスで聴くのはどうだろうなと思っていた。が、これがいい方向で完全に裏切られた。「こんなじじい呼ぶなよ」「帰らせてよ」「もういいだろ」と泉谷節を挟みながらも、しっかりとオーディエンスを掴んで離さない。前日同じステージ・同じ時間にも聴いた「雨上がりの夜空に」も正直なところ格が違った。バックバンドもさすがにうまい。とにかく、カッコ良かった。「しげるコール」も印象に残ったシーンだ。
ここでGRASS STAGEに戻ると、RIP SLYMEがやっていてお祭り状態だった。ひと休みしようと寝っ転がったところ、オーディエンスのジャンプで会場が震度3くらいの地なりを起こす。もしかしたらこの二日間で一番会場が盛り上がっていたのかもしれない。が、再び眠りにつく(笑)
15:55~ 岡林信康 [SOUND OF FOREST]
1. 虹の舟歌
2. あらえっさっさ
3. 今夜は朝まで踊りましょ
サンボマスターの「これで自由になっていたのだ」が、岡林の「それで自由になったのかい」のカバーだと知ってから、昔の代表曲のいくつかは聴いていたが、最近の活動は全く知らなかった。が、このステージも大正解。ワールド・ミュージックといった感じの三曲(!)をゆったり聴かせてくれた。でも、MCがセクスィー部長みたいだったのには思わず笑ってしまった。
16:30~ ソウル・フラワー・ユニオン[PARK STAGE]
1. 平和に生きる権利
2. ラヴィエベル ~人生は素晴らしい!
3. 神頼みより安上がり
4. 海行かば 山行かば 踊るかばね
5. 満月の夕
6. 荒れ地にて
7. 風の市
個人的に今回のフェスで最も楽しみにしていたのが、LIVEで聴きたいと思い続けていたソウル・フラワー・ユニオンだ。サウンド・チェックと称して、しっかりと「平和に生きる権利」をやってくれたのも嬉しかった。どの曲も歌詞ひとつひとつを覚えるくらいに聴きこんだ代表曲。最前列に行くことが出来たので、しっかりと「踊るアホウ」をやってきた。これは何としても単独のLIVEに行かなければ。
18:00~ サンボマスター [LAKE STAGE]
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 愛しさと心の壁
4. ソウルコア
5. 美しき人間の日々
6. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
7. そのぬくもりに用がある
8. グレート・アドベンチャー [真心ブラザーズ]
前回のこのフェスで衝撃的な出会いを果たして以来追いかけ続けているサンボマスターということで、三人とも荷物をクロークに預けて最前列に近いところまで行く。とにかく飛び叫び、体力を使い果たした一番最後に、山口さんの「グレート・アドベンチャー」がふっと耳に入ってきたのに感動した。
19:10~ サカナクション [SOUND OF FOREST]
1. Ame(B)
2. ライトダンス
3. サンプル
4. minnanouta
5. ネイティブダンサー
6. [新曲]
7. セントレイ
8. アドベンチャー
9. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
前回の収穫がサンボマスターだったとすれば、今回はサカナクションだ。前日に、ネイティブダンサーやセントレイを友人にちょっと聴かせてもらったくらいで、全然知らなかったし、何よりサンボのライブで体力を使い果たしていた。だから、三人揃ってSOUND OF FORESTの最後方でまったり聴くはずだった。が、気が付けば身体が勝手に動いていた。辺りがすっかり暗くなったこの時間に聴くのが最高に合っていたのかもしれない。二日間のラストを飾るにふさわしいいいステージだった。
という『官僚たちの夏』の一節を、先週末の夏フェスに行ってふと思い出しました。四年前は三日間・四人で行ったのに対し、今回は二日間(初日・二日目)・三人ということで、ちょっとコンパクトになったわけですが、天気にも恵まれ四年前と同じように楽しい思い出となりました。
相変わらずどの辺りが“ロック”フェスなんだと思う部分もあるわけですが、音楽に包まれた心地いい空間があるということそのものが素晴らしいことなのだと思います。どこかしらのステージで聴きたいアーティストがやっていて、前に行きたい時は前に、後ろでゆっくり聴きたい時は後ろで、気分に任せて音楽を聴ける。(また一緒に行った友人がmixiに書いていましたが)Perfumeから岡林信康まで幅広く見られるのは、それはそれでいいことなのでしょう。全体として大満足で、前回よりも満足度は高いかもしれません。フジなど他のフェスにも行ってみたいのですが、友人がつくばにいる間は通いたいと思います。
◇
<初日>
10:30~ Perfume [GRASS STAGE]
1. edge(?-mix)
2. ワンルーム・ディスコ
3. NIGHT FLIGHT(ショートVer)
4. Dream Fighter
5. マカロニ
6. I still love U(ショートVer)
7. チョコレイト・ディスコ
8. ポリリズム
9. Puppy love
8時半くらいには会場に到着。グッズを見たり、とりあえず一杯やったりと気分を盛り上げたところでPerfume登場。ロックでも何でもないなあ、と思いつつもうかれて前へ。旬な人たちの盛り上がりはやはり一味違うな、と。
11:45~ チャットモンチー [GRASS STAGE]
1. 8cmのピンヒール
2. 風吹けば恋
3. 海から出た魚
4. 恋の煙
5. シャングリラ
6. 惚たる蛍
7. Last Love Letter
8. バスロマンス
9. 染まるよ
10.やさしさ
友人が楽しみにしていたということで前へ。CDで聴くよりも、断然生で聴く方がいいというのは嬉しい発見。スリーピースのガールズバンドらしくないパワフルな演奏は圧巻で聴き入りつつも身体が動いてしまう。でも、どの曲も煮え切らない片思いのような雰囲気で、何とも言えない寂しさを感じたのはなぜだろう(笑)。
13:45~ YUI [SOUND OF FOREST]
1. Laugh away
2. 雨上がりの夜空に [清志郎]
3. Rolling star
4. I'll be
5. again
6. Love is all
7. Zoo [川村カオリ]
8. Sea
100sはよく聴く好きなアーティストなのだが、四年前のパフォーマンスがいまいちだったということもあって、友人が観たいというYUIのステージへ。正直なところ残念なステージ。一年ぶりのLIVEということもあるのかぎごちないし、セットリストも順番・組み合わせとももっとうまく出来たんじゃないのかなと。
と、ここまでは自分の中では本番前で、この後からが楽しみにしているアーティストが続く。
15:05~ KING & PRINCE (YO-KING×堂島孝平) [Seaside Stage]
1. 空と緑のきまぐれサラダ
2. 夏休み [吉田拓郎]
3. デイ・ドリーム・ビリーバー [タイマーズ・バージョンのカバー]
4. Endless Man [堂島孝平]
5. Hey!みんな元気かい? [Kinki Kidsに提供した曲のセルフカバー]
6. KING & PRINCEのテーマ
真心ブラザーズの熱狂的なファンとして、三日目に参戦出来ないのは本当に残念だっただけに、このステージは外せない。他のステージとは少し離れたところにあるSeaside Stagehaはこじんまりとしていてなかなかよかった。登場したYO-KINGの一言「物好きなみなさん、こんにちは」で、ステージ全体に和やかな雰囲気が広がった。シンプルながら心地いいギターが聞こえてきたら、ひたすら「空と緑のきまぐれサラダ♪」を繰り返すだけのオリジナル曲でした(笑)。相手のMCをギターで打ち切ったり、YO-KINGが一曲目のギターをほとんど弾いてなかったりと、二人とも肩に力を入れずに音楽を楽しんでいる。拓郎の「夏休み」に聴き入り、モンキーズをカバーしたタイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」の歌詞をさらに変えたカバー、この二曲でぐっとひき寄せられる。神出鬼没のユニットらしいが、LIVEに行ってみたいと思わせる。この時、この場所じゃなければ聴けないという意味では今回のベスト・アクトかもしれない。
と、ここでひと休み。モンパチを懐かしさと共に聴きつつひと休みしているといつの間にかうとうとしてしまい、bonobosは「THANK YOU FOR THE MUSIC」しか聴けなかった。友人に合流すべくLAKEへ移動する途中で、DJブースで踊ったり、RYUKYUDISKOを少し聴いたりと、それぞれ楽しめるのもこのフェスのいいところ。LAKE STAGEに到着し、GRAPEVINEを聴きつつ民生に備える。
18:00~ 奥田民生ひとり股旅 [LAKE STAGE]
1. イージュー★ライダー
2. 愛のボート
3. たったったト
4. The STANDARD
5. ばらの花 [くるり]
6. いい女 [ウルフルズ]
7. CUSTAM
8. さすらい
圧巻。ギター一本で、ここまで聴かせるアーティストがどれだけいるだろう。マイペースにゆったりと時間をつかい、ギターを鳴らしたかと思うと、ウルフルズの「いい女」をワンフレーズだけ(笑)。やっぱりオーディエンスがどう流れるのかが分かってるのだろう。セルフ・カバーだけでなく、くるりの「ばらの花」が良かったのは収穫。「ばらの花」は矢野顕子もカバーしているが、この曲は誰がやっても、カバーした人の曲のようになってしまう…というのはカバーしている人の個性が強すぎるからだろうか。「イージュー★ライダー」に始まり「さすらい」に終わるという定番の構成ながら、なかにはじっくり聴かせる曲やカバーが入るというのはさすが。期待を裏切らないいいステージでした。
19:15~ ウルフルズ [GRASS STAGE]
1. ガッツだぜ!!
2. バンザイ~好きでよかった~
3. びんぼう'94
4. 借金大王
5. あの娘に会いたい
6. 笑えれば
7. サムライソウル
8. SUN SUN SUN '95
9. それが答えだ!
10. ええねん
En. いい女(アンコール)
四年前に生で観て、すごさを感じただけにとても楽しみにしていたステージで、前から10列目くらいまで行く。トータスがとにかくカッコいい。「笑えれば」「サムライソウル」「ええねん」「いい女」と歌詞が染み入る名曲の数々と、トータスの何とも言えない表情がぐっと目の前に迫ってくる。とにかく大満足の初日ラストでした。でもこれで見納めなら、「暴れだす」は聴きたかった。
<2日目>
GRASS STAGEにシートを確保してから、友人と別れてSOUND OF FORESTへ。
10:30~ ROCK'A'TRENCH [SOUND OF FOREST]
1. Trench Town Rock
2. 真夏の太陽
3. JUMP STAR
4. Night and Day
5. Every Sunday Afternoon
6. My SunShine
7. Don’t Stop The Music
迷った末に来たステージだったが、これが正解だった。ロック・テイストが強い曲を続けた後に、聴かせる「Every Sunday Afternoon」、その後にヒットした「My SunShine]、そして最後は踊らずにはいられないスカ・テイストの「Don't Stop The Music」、というセットリストにそのままのせられてしまった感じだ。いい二日目のスタートになった。
11:45~ 9mm Parabellum Bullet [GRASS STAGE]
1. Vampiregirl
2. Wanderland
3. Living Dyning Message
4. Termination
5. Psychopolis
6. The World
7. The Revenge of Surf Queen
8. Supernova
9. Black Market Blues
10. Talking Machine
11. Punishment
12. Discommunication
シート・ゾーンで休みながら聴く。一発目「Vampiregirl」が流れた時からかっこいいなとは思いながらも、聴いていた時はそれほど感じるものはなかったように思うのだが、楽曲に力があるのか、帰ってから気が付くと頭の中を何曲か流れている気がする。そんなわけで、帰ってからよくCDを聴いている。もったいないことをしたなと唯一悔やまれるステージだ。
木村カエラを途中まで聴いたところで、友人と話しつつ泉谷に備えて移動開始。
13:45~ 泉谷しげる [SOUND OF FOREST]
1. (RIJFのテーマ???)
2. すべて時代のせいにして
3. 春夏秋冬
4. 雨上がりの夜空に [清志郎のカバー]
5. 野生のバラッド
もともとフォーク好きとして、代表曲をよく聴いていた。でも、このフェスで聴くのはどうだろうなと思っていた。が、これがいい方向で完全に裏切られた。「こんなじじい呼ぶなよ」「帰らせてよ」「もういいだろ」と泉谷節を挟みながらも、しっかりとオーディエンスを掴んで離さない。前日同じステージ・同じ時間にも聴いた「雨上がりの夜空に」も正直なところ格が違った。バックバンドもさすがにうまい。とにかく、カッコ良かった。「しげるコール」も印象に残ったシーンだ。
ここでGRASS STAGEに戻ると、RIP SLYMEがやっていてお祭り状態だった。ひと休みしようと寝っ転がったところ、オーディエンスのジャンプで会場が震度3くらいの地なりを起こす。もしかしたらこの二日間で一番会場が盛り上がっていたのかもしれない。が、再び眠りにつく(笑)
15:55~ 岡林信康 [SOUND OF FOREST]
1. 虹の舟歌
2. あらえっさっさ
3. 今夜は朝まで踊りましょ
サンボマスターの「これで自由になっていたのだ」が、岡林の「それで自由になったのかい」のカバーだと知ってから、昔の代表曲のいくつかは聴いていたが、最近の活動は全く知らなかった。が、このステージも大正解。ワールド・ミュージックといった感じの三曲(!)をゆったり聴かせてくれた。でも、MCがセクスィー部長みたいだったのには思わず笑ってしまった。
16:30~ ソウル・フラワー・ユニオン[PARK STAGE]
1. 平和に生きる権利
2. ラヴィエベル ~人生は素晴らしい!
3. 神頼みより安上がり
4. 海行かば 山行かば 踊るかばね
5. 満月の夕
6. 荒れ地にて
7. 風の市
個人的に今回のフェスで最も楽しみにしていたのが、LIVEで聴きたいと思い続けていたソウル・フラワー・ユニオンだ。サウンド・チェックと称して、しっかりと「平和に生きる権利」をやってくれたのも嬉しかった。どの曲も歌詞ひとつひとつを覚えるくらいに聴きこんだ代表曲。最前列に行くことが出来たので、しっかりと「踊るアホウ」をやってきた。これは何としても単独のLIVEに行かなければ。
18:00~ サンボマスター [LAKE STAGE]
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 愛しさと心の壁
4. ソウルコア
5. 美しき人間の日々
6. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
7. そのぬくもりに用がある
8. グレート・アドベンチャー [真心ブラザーズ]
前回のこのフェスで衝撃的な出会いを果たして以来追いかけ続けているサンボマスターということで、三人とも荷物をクロークに預けて最前列に近いところまで行く。とにかく飛び叫び、体力を使い果たした一番最後に、山口さんの「グレート・アドベンチャー」がふっと耳に入ってきたのに感動した。
19:10~ サカナクション [SOUND OF FOREST]
1. Ame(B)
2. ライトダンス
3. サンプル
4. minnanouta
5. ネイティブダンサー
6. [新曲]
7. セントレイ
8. アドベンチャー
9. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
前回の収穫がサンボマスターだったとすれば、今回はサカナクションだ。前日に、ネイティブダンサーやセントレイを友人にちょっと聴かせてもらったくらいで、全然知らなかったし、何よりサンボのライブで体力を使い果たしていた。だから、三人揃ってSOUND OF FORESTの最後方でまったり聴くはずだった。が、気が付けば身体が勝手に動いていた。辺りがすっかり暗くなったこの時間に聴くのが最高に合っていたのかもしれない。二日間のラストを飾るにふさわしいいいステージだった。
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2007年03月02日
バカンスinグアム。
昨日、帰国しました。
もっとも今回は、「成田から3時間半で着くグアム」が行き先であり、「行きが夜出発で帰りは朝到着」というプランだったので、実質的には2日間の旅だった。限られた時間の中で、海で泳ぎ、酒を飲み、本を読み、ナイト・マーケットに行き、と色々出来たのだからそれなりに充実した旅だった。が、今はとにかく痛い。
深夜にグアムに着き、3時間程眠ってから海へ、そして海で過ごすこと約8時間。ここで、はしゃぎ過ぎました。夜には足が低音火傷状態になってしまったのだ。何より失敗だったのは、足首から下が特にひどかったということ。歩くのもしんどかった。ちなみに今はそれなりに回復し、日常生活をする分には問題無い状態に回復した。同様に足をやられた友人が気がかりだ。
そんなわけで翌日は、相変わらず海を楽しむ後輩二人を尻目にパラソルの下でひたすら読書をして過ごした。この日に限らず、この旅では充実した読書生活を送ることが出来た。全く色合いの異なる三冊の小説(それぞれ、保坂和志、ウィリアム・ゴールディング、矢作俊彦の作品)を読み終えた。ゆっくりと小説を読む時間は最高に贅沢だ。が、小説の世界に入り込んでしまう時間が多く、グアムの思い出の半分が小説世界と混ざってしまっている。
そんなこんなでグアムに行ってきたので、グアム・ドクトリンについて今後は胸をはって書くことが出来るというわけだ。
もっとも今回は、「成田から3時間半で着くグアム」が行き先であり、「行きが夜出発で帰りは朝到着」というプランだったので、実質的には2日間の旅だった。限られた時間の中で、海で泳ぎ、酒を飲み、本を読み、ナイト・マーケットに行き、と色々出来たのだからそれなりに充実した旅だった。が、今はとにかく痛い。
深夜にグアムに着き、3時間程眠ってから海へ、そして海で過ごすこと約8時間。ここで、はしゃぎ過ぎました。夜には足が低音火傷状態になってしまったのだ。何より失敗だったのは、足首から下が特にひどかったということ。歩くのもしんどかった。ちなみに今はそれなりに回復し、日常生活をする分には問題無い状態に回復した。同様に足をやられた友人が気がかりだ。
そんなわけで翌日は、相変わらず海を楽しむ後輩二人を尻目にパラソルの下でひたすら読書をして過ごした。この日に限らず、この旅では充実した読書生活を送ることが出来た。全く色合いの異なる三冊の小説(それぞれ、保坂和志、ウィリアム・ゴールディング、矢作俊彦の作品)を読み終えた。ゆっくりと小説を読む時間は最高に贅沢だ。が、小説の世界に入り込んでしまう時間が多く、グアムの思い出の半分が小説世界と混ざってしまっている。
そんなこんなでグアムに行ってきたので、グアム・ドクトリンについて今後は胸をはって書くことが出来るというわけだ。
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2006年03月22日
フランスより帰国。
帰国。
あっという間に向こうでの5日間は過ぎてしまった。元々の目的は、留学中の後輩を訪ねるという以上でも以下でもなかったのだが、意外な人に会えたり、ゆっくり美術館を廻ったり、映画を観たり、とても充実して満足の5日間だった。色々と刺激を受けたのが、自分にとって一番の収穫。
今日はゆっくり過ごす、パリを思い返す間も無く、明日は卒業式。
あっという間に向こうでの5日間は過ぎてしまった。元々の目的は、留学中の後輩を訪ねるという以上でも以下でもなかったのだが、意外な人に会えたり、ゆっくり美術館を廻ったり、映画を観たり、とても充実して満足の5日間だった。色々と刺激を受けたのが、自分にとって一番の収穫。
今日はゆっくり過ごす、パリを思い返す間も無く、明日は卒業式。
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2006年03月21日
パリ日記?。
5日目
明日の朝早い飛行機で帰るので、今日が事実上の最終日。
今日はまず後輩の用事に付き合って、プラスドイタリーへ。用事を済ませた後、近くのベトナム料理屋で昼食。ここも後輩の行きつけらしい…なんで行きつけがエスニックばかりなのだろう。ここもなかなか旨いぞ。
時間がちょうどいいので、後輩と共にサンジェルマンへ。後輩は授業に、俺は映画に行く。映画館はサンジェルマン教会の斜め前にある。映画は「Le Soleil」(英題:The SUN)。監督はロシア出身のソクーロフ。三部作として構想されたらしく、レーニンとヒトラーに続き、昭和天皇を描いたという。言語はほぼ全編が日本語、マッカーサー登場シーンは英語、と徹底的に作品のディテールにこだわっている。昭和天皇をイッセー尾形が演じているのだが…これはなかなかの問題作。映画を紹介してくれた先生の言葉を借りれば「右翼からも左翼からも批判される」であろう作品。人間としての昭和天皇にこだわる監督の意図は何なのだろうか。ヒトラーを描いた作品は日本でもDVDが発売されているので帰国したら観たいと思う。
映画が終わると、もう夕方に近い時間。これから美術館に行くのはちょっとつらいので散歩をすることにした。サンジェルマン通りを西に進みアンヴァリッドの方向へ、前に来た時には気がつかなかったのだがアンヴァリッドの入り口の横にはフランス外務省(ケドルセー)があるのだ。そして、ひたすら歩き凱旋門へ向う。パリはちょっと歩くと街の雰囲気が大きく変わるから面白い。凱旋門近くで事故を目撃、凱旋門の近くとは派手な場所で事故ったものだ。
カフェで一休みし、遠藤周作『留学』を読み終える。とにかく凹むこの作品だが、パリで読むとまた格別(いろいろな意味で)。カフェを出て適当に歩いていると、大使館だらけの地区に行き着く。で、オペラまで歩いて時間に。
夕食は再びアラブ料理屋へ。クスクスのスープがお替り自由、という衝撃の事実が発覚。あの店はほんとすごいな~。また行きたい。
時間が少し遅くなったので、カフェで一杯することに。あっという間に時間が過ぎてしまう。明日は早朝に空港へ向わなければならない、つまりこれでパリの旅は終了。
明日の朝早い飛行機で帰るので、今日が事実上の最終日。
今日はまず後輩の用事に付き合って、プラスドイタリーへ。用事を済ませた後、近くのベトナム料理屋で昼食。ここも後輩の行きつけらしい…なんで行きつけがエスニックばかりなのだろう。ここもなかなか旨いぞ。
時間がちょうどいいので、後輩と共にサンジェルマンへ。後輩は授業に、俺は映画に行く。映画館はサンジェルマン教会の斜め前にある。映画は「Le Soleil」(英題:The SUN)。監督はロシア出身のソクーロフ。三部作として構想されたらしく、レーニンとヒトラーに続き、昭和天皇を描いたという。言語はほぼ全編が日本語、マッカーサー登場シーンは英語、と徹底的に作品のディテールにこだわっている。昭和天皇をイッセー尾形が演じているのだが…これはなかなかの問題作。映画を紹介してくれた先生の言葉を借りれば「右翼からも左翼からも批判される」であろう作品。人間としての昭和天皇にこだわる監督の意図は何なのだろうか。ヒトラーを描いた作品は日本でもDVDが発売されているので帰国したら観たいと思う。
映画が終わると、もう夕方に近い時間。これから美術館に行くのはちょっとつらいので散歩をすることにした。サンジェルマン通りを西に進みアンヴァリッドの方向へ、前に来た時には気がつかなかったのだがアンヴァリッドの入り口の横にはフランス外務省(ケドルセー)があるのだ。そして、ひたすら歩き凱旋門へ向う。パリはちょっと歩くと街の雰囲気が大きく変わるから面白い。凱旋門近くで事故を目撃、凱旋門の近くとは派手な場所で事故ったものだ。
カフェで一休みし、遠藤周作『留学』を読み終える。とにかく凹むこの作品だが、パリで読むとまた格別(いろいろな意味で)。カフェを出て適当に歩いていると、大使館だらけの地区に行き着く。で、オペラまで歩いて時間に。
夕食は再びアラブ料理屋へ。クスクスのスープがお替り自由、という衝撃の事実が発覚。あの店はほんとすごいな~。また行きたい。
時間が少し遅くなったので、カフェで一杯することに。あっという間に時間が過ぎてしまう。明日は早朝に空港へ向わなければならない、つまりこれでパリの旅は終了。
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