2007年08月

2007年08月13日

再始動。

心の故郷・静岡より熱帯夜の東京へ帰還しました。例年は東京よりも暑い静岡ですが、今回は意外にも涼しく快適な二日間でした。自然の多い中で過ごすと心が癒される。

修士二年になってからの四ヶ月間は、色々な形で周りに迷惑をかけ続けてきている(現在進行形というのが問題)。この辺りで、心機一転、気合いを入れ直して再始動しようと思います。といっても、気負わず自然体で、自分の好きな研究に打ち込むことが重要。あまり無理はしないことも大切。せっかくの研究生活、楽しまなければやってられない。無理をしようとするとダークサイドに落ちてしまう。目指せ、明鏡止水。…こんな実態とかけはなれた目標を掲げるからビッグマウスという称号を貰ってしまうのだろう。

「態度で示しなさい」という天の声が聞こえてきたので、この話はこれくらいで。

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それにしても暑い東京の夜。夏バテ解消には運動、と決めたのだが今夜はさきほどひと走りしてきたので、最近個人的にハマっている「猫小説」を読みながら過ごそうと思います。↑は、そんな「猫小説」の名作なのでお勧めです。著者曰く「ぼくの書くものは人間が出てくるとお気楽そうになり、猫が出てくるとそうでもなくなる」ということだが、そんな人間の描き方がどんな気分の時でも心地いいのが、この著者の作品のいいところだ。

気分を選ばず何度でも読み返せる小説、見返せる映画、いつ読んでもやる気が湧いてくるワクワクする学術書、そんな素敵なもの達とともにこの夏休み後半は過ごしていこうと思う。

at 23:55|PermalinkComments(0)本の話 

2007年08月11日

眠れない夜は本とともに過ごそう。

相変わらず暑すぎて夜目が覚めてしまう。運動して身体を疲れさせて、早めに布団に入って寝て、で目が覚めて本を読んで、また眠くなったらひと眠り。小説はさくさく読み進むし、楽しいことは楽しいのだが、顔から生気が無くなっていかないか心配だ。

避暑地の別荘とかで論文を書きたいところだが、そんなものは無いので東京で頑張るしかない。

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で、小説の話。青春小説ブームもひと段落し、昨日からはちょっと落ち着いた話を読むように切り替えている。若さやむき出しの自我みたいなものが全面に出てくる小説は、読んでいてしんどくなってくることがある。特にしんどかったのが、昔の恋人を思い「君」と語り続ける、柴田翔『贈る言葉』。なんか、切なすぎるなー、とか思い憔悴。

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小説を読み終えた時に、なんでこの人はこの小説を書いたのだろう、と考えてみるとなかなか面白い。やっぱり自分の想像がつく年ごろや終わってしまった年ごろよりも、これから後を描いている小説の方が精神衛生上はいいのかもしれない。そんなわけで『センセイの鞄』や『博士の愛した数式』といった路線に手を出してみる今日この頃。

そうそう同じテーマで小説を書き続ける人はどういう気持ちで書き続けるのだろうか。

小説ではないが、ずっと高校生ばかりを書き続けるあだち充は、噺家によって全く違って聞こえる「古典落語」みたいに、同じテーマやモチーフでもいいんだと言っていた。ちなみに今連載中の『クロスゲーム』はあだち充の集大成的な漫画になっている。幼馴染、野球、成長、すれ違い、お調子者のチームメート、身近な人の…、そんな要素が詰まっている。

頭がぼーっとしているからか、とりとめのない文章になってしまった。それにしても表現者ってのはつらい仕事なんだろうな。学者「認識者から表現者」へならなければならないわけで、なかなかにつらい仕事なんだろう。

まずは、修士論文から。



明日から、二日ほど東京よりも暑い(!)静岡へ帰ります。

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2007年08月10日

猛暑日。

今年から、最高気温が35℃を超える日を「猛暑日」と呼ぶことになったらしい。今日はその猛暑日だったようだ。こんな日は屋外のプールで泳ぎたいところだが、仕事があったので断念。代わりに、走り込みにいってきた。確かにきついが、こっちの方が健康的だし、飲み物もうまい。高校時代そうだったように、運動して夏バテ解消というのが一番いいのかもしれない(メカニズムは不明)。

そんな猛暑と関係があるのかは分からないが、冷蔵庫が不調というショックな事態。完全に効いていないわけではないのだが、虫の息に近い状態。ビールが冷えないではないか!

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一文一文を熟読しながら、休憩がてら毎日一章ずつ読んでいた高坂正堯『国際政治』(中公新書)を読了。色々と研究を進めていく上でのヒントがあったような気がする。三つの体系の話だけではなく、様々な箇所でなるほどと思わされる。が、自分の研究によって何かここに付け加えられるようなことが将来あるのかな、と若干凹む。まあ、当たり前か。

趣味と実益を兼ねたこの読書はなかなかいいので続けていきたい。次に何を読むかが悩ましいところだ。

at 20:09|PermalinkComments(0)本の話 

2007年08月09日

嘆息。

暦の上ではもう秋ということで、今日の暑さはもう「残暑」になるらしい。梅雨が明けたのが、一週間ちょっと前だから、今年の「夏」は一週間ちょっとだけ。何か変な感じだ。

早稲田に行くために家から渋谷、高田馬場から早稲田を歩いただけで大いにバテる。荷物を持って歩くことの方が、トレーニングで走ることよりもきついのは何でだろう。今度早稲田に行く時は渋谷からバスで行こうと思う。

今日の目的は、マイクロフィルム資料の閲覧&コピー。読みたかった資料が自分の大学にはなく、調べたところ早稲田にはあったので行ってきたわけだ。協定があるおかげで、コピー料金なども早稲田の学生と同じなので、他大学での閲覧といってもちょっと得をした気分。パラパラ斜め読みをしつつ、必要な資料をコピーしていくのだが、もう1、2回くらいは通わないといけないのかもしれない。

その後は、留学から帰国した先輩&輩と飲みの約束があったので三田へ。例年はこのお盆休み中も使える院棟が、工事のために使えないという事態が発覚し、後輩と共に嘆息。置きっぱなしにしていた荷物のうち、研究に必要なものを鞄に詰め込んだのだが、パソコンは持ち帰れなかった。さて、どうしたものか。

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2007年08月08日

ミーハー勉強法。

明日から図書館が閉まるということもあってか、今日は大学に人が多かった気がする。明日からも院棟や南館&東館は開いているが、院棟は工事中でうるさいのでどこで勉強をするのか考えないといけない。読みたい資料もあるので早稲田には行く必要があるのだが、その早稲田も土日は休みだし来週は夏期休暇ということで行けるのも明日だけ(明後日は仕事なので)。日吉に行くことも出来るが、時間を考えても、やはり家の近所の大学へ行くのが一番だろうか。その日の気分次第で決めることにしよう。

せっかく図書館が閉まっているので、この機会にリフレッシュしておきたい。干からびる前に、ビール以外のリフレッシュが必要なのだ。



それが「仕事」なのだから毎日研究をすることは当たり前なのだが、あまり根を詰めすぎるとよくない。好きで「入院」したわけだから、「入院」生活は満喫しないともったいない。知的変態候補生の自分の場合は、名著を読むと感動してやる気が上がるので、いまは毎日少しずつ読み返してやる気を上げている。

読むとやる気が出る学術書や論文を溜めていけば、それらを読むことによって勉強にもなるしやる気も出る、という素晴らしい循環が生まれるのではないか! ということだ。

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休憩がてらに昨日から読んでいるのは、高坂正堯『国際政治』(中公新書)。初めて読んだのは多分高校二年と三年の間の春休み。読めば読むほど、すごさを感じて圧倒される本というのも珍しい。追いかければ追いかけるほど遠くへ行ってしまう女みたいな感じ…。32歳でこれはすごすぎる。

『国際政治』は、冷戦真っただ中の1966年に出版された本だが、いまだに国際政治を考える上でもっとも重要な一冊である。この本が出される少し前に著者が書いた「現実主義者の平和論」は、確かに重要な論文だが中立主義の影響力が知的サークル内で高かったという当時の状況の中で書かれた論文なので、今読んでも必ずしも面白いわけではない。しかし、この『国際政治』は違う。それは著者が、この本で根源的に国際政治について考察しているからだろう。

やや長いが以下は序章からの抜粋。

 善玉・悪玉的な考え方と並んで見逃すことができないのは、国際政治の構造の単純化である。人びとは世界の平和について論ずるとき、国際政治の構造について驚くほど単純な考え方から出発している。軍備をなくすることによって平和を求めるという考え方は、そのもっとも代表的なものである。その考え方の基礎には、諸国家が武器を持ってにらみあっている状態が国際政治であるという現状認識がある。そうでなければ、武器さえなくすれば平和が訪れるという確信を持てるはずがない。

 …こうした考え方は、諸国家が単純な力の単位であり、国際政治はその力の単位が並立する場所であるならば正しいだろう。しかし実際には、国家は単なる力の単位ではないのである。国家は力の単位であると同時に、利益の体系でもある。…しかも国家は、力の体系であり利益の体系であると同時に、価値の体系でもある。

 …したがって、国家間の関係はこの三つのレベルの関係がからみあった複雑な関係である。国家間の平和の問題を困難なものとしているのは、それがこの三つのレベルの複合物だということなのである。しかし、昔から平和について論ずるとき、人びとはその一つのレベルだけに目をそそいできた。

 この書物において私は、国家間の力の関係、利害の関係、正義の関係のそれぞれにおいて、平和の問題を考察しようと思う。それは国家間の関係の三つのレベルにおいて、それぞれ存在する困難を明らかにし、かつその相互の関連を教えてくれるだろう。そしてそれは、平和の問題をいかに捉えるかという基本的な規定をわれわれに与え、したがって、国際政治に対するわれわれの見方と態度を決定するもっとも基本的な想定を与えてくれるであろう。(高坂正堯『国際政治』16-20頁より抜粋)


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2007年08月07日

熱帯夜との付き合い方。

相変わらず色々なことを少しずつ進めている毎日。特に後ろ向きの作業である原稿の修正などは、毎日少しずつしか進まない。もう少しで打ち止めにしよう。画像化した資料の読み込みについては比較的さくさく進むのが嬉しい。結局プリントアウトしている部分が多いので、画像化した意味があったのかは微妙なところである。

それにしても暑い。

特に大変なのが熱帯夜だ。暑すぎるためか、夜明けで空が明るくなってくる頃に確実に目が覚める。もう、おじいちゃんみたいな生活だ。そこで無理に眠るのではなく、30分ばかり読書をしているとまた眠気が復活してくるので、そこからまたひと眠りをする、というのが俺の熱帯夜との付き合い方。ちなみに読むのは、ゆるめの小説なんかが一番いい。

そんなわけで今日は小説を仕入れてみた。

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今夜のお供はこいつだ。『されど われらが日々―』で、僕らの親の世代にはお馴染みの柴田翔の『贈る言葉』だ。ちょっと時代をさかのぼった気分になれる小説は気分が休まる。『贈る言葉』のついでに新書や小説をいくつか購入。青春に飢えているためか(おいおい)、三田誠広を10年ぶりに買ってみた。

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2007年08月06日

いい一日。

朝起きた時に感じる心地よい足の疲れ。この疲れは部活をしていた高校時代は365日感じ続けていたものだが、大学を経て、大学院生活を始めるとなかなか感じることも少なくなっていた。冬休みは走っていたので、まあそれなりに、という感じだったけど、膝の調子が悪くなってしまい途中でストップ。この夏は、走り続けたいものだ。

そんなわけで目覚めは悪くない。たとえ熱帯夜に苦しめられたとしても…。

「干からびた感じ」から脱するために今日やってみたのは、昼食時のちょっとした贅沢。大学では山食、仕事の時はCoCo壱というカレー漬けの毎日もあまり良くないだろう。そんなわけで今日は寿司屋の海鮮丼を食べてみました。そんなに高くないのに美味。で、その後はスタバでコーヒーを買って仕事先へ帰還。OLみたいな生活に新鮮さを覚える。

朝から仕事をずっとこなしていたのだが、そんな気分の良さもあってか最後は比較的時間が空いた。研究で使う資料を画像化したものをCD-Rに焼いてみたのだが…、これはかなり便利だ。マイクロフィッシュで地道に見ていると疲れるから、これからはかなり楽になる。この前、ひたすら地味な作業をした甲斐があったというものだ。小さな幸せを感じる瞬間、だと思う。

で、その後は毎日少しずつ熟読をしていた本を読み終える。歴史系の本なのだが、結びにこんな一文を見つけて感動。

…もとより歴史学の課題は、異なる世代の経験・記憶・希望が幾重にも折り重なった層を歴史家が自らの想像力を頼りに読み解いていくことにある。「旧さ」のなかに「新しさ」を見、「新しさ」のなかに「旧さ」を見ること。こうした迂回路を通じて、もし幾許かの展望が得られたとすれば、本章の、そして本書の課題は充分達成されたといえよう。(酒井哲哉『近代日本の国際秩序論』、271-271頁)

なんか、かっこいいじゃないか。と、思うミーハーな自分を発見する。こんな台詞をいつか書いてみたいものだ。「執筆すること自体が最上の快楽であった」という台詞もいつか書いてみたい…。

at 19:20|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2007年08月05日

浄化計画。

気が付いたら週末も残すところニ時間。オールスターでゴンが活躍したり、横綱の精神状態が不安定になったり…週末も色々な出来事が起こるものだ。それにしても時間が経つのが早い。

夏期休暇中なので日曜日は大学の図書館が開いていない。そんなわけで、今日は家の近所の大学で勉強。午後は自分の原稿を校正していたのだが、あまりにも間違いだらけで凹む。ま、校正を何回もすればそれだけ読みやすくなるのだから、それでいいわけだが。

と、それなりに充実しているつもりだったのだが、周りから見ると最近「干からびてきている」らしい。脱・負のオーラ、脱・不健康、ということで浄化計画をスタート。肘&肩の調子も良くなってきたし膝の調子も悪くないので、久しぶりに走り込みを再開してみた。筋トレもそろそろ再開できそうな気がする。

もっとも、これだけでは健康に気を使い出したおじさんみたいなので、大学の楽しみを復活させるつもりだ。一年半ぶりにあれを植えてみるしかないだろう。あ、でもこれも盆栽に凝るおじさんみたいだ。

at 21:45|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2007年08月03日

天罰?

昨日は友人宅で飲んでいたわけだが、その前に某後輩から「兄さん、酔っぱらうと今度は右手怪我しますよ」と不吉な一言をもらう。二週間ほど前に酔っ払って左手を負傷という同情の余地なしの不名誉な怪我を負っただけに、今回は気をつけよう、と固く心に誓った。

…はずだった。

無事に怪我することなく家には辿り着いた。でも、ちゃんと眠るまで一日は終わらないのだ。酔っ払って気分も良く、ベッドで漫画を読んでいたところ、気が付けば夢の中。起きた時にはしっかりと両手で『オルフェウスの窓』を抱えている、というかなり気持ち悪い24歳♂。かなり不自然な体勢のまま寝たため、見事に寝違えてしまった。症状的には五十肩です。

朝シャワーを浴びた後に、左肘と右肩にアンメルツヨコヨコを塗るのは何とも情けない。やはり日頃の行いの悪さがこういった形であらわれたのだろう。くわばら、くわばら。

at 23:55|PermalinkComments(3)日々の戯れ言 

2007年08月02日

夏本番。

ようやく梅雨明けということで、夏本番。あだち充であれば、水着・虫取り小学生・甲子園の三点セットが出てくるところであるが、俺の現実は学術書・院生・ビールの三点セットといった感じだ。そんなわけで昨晩から、熱帯夜との戦いの日々が今年も始まった。あー、海行きたい。

ペットとして飼ってるソクラテスは相変わらず白痴で困るのだが、最近は某書籍を書評したからか、「…陛下、むにゃ。」とか「女王」とかつぶやくようになってきた。「よしよし、愛いやつめ」と思っていたら、「北朝鮮」とか「核武装」とか言ったりもする。複雑。

この数日いろいろなことを同時並行でやっているためか、作業が進んでいる実感があまりない。今日は、ひとつを完全に終わらせてやろうと意気込んでやっているのだが、夕方が近づいてくるとだんだん集中力がなくなってくる。だからブログの更新などしているわけだが…。

締め切りがない作業を進めていくのは難しいことだ。

at 16:15|PermalinkComments(0)日々の戯れ言