2007年02月

2007年02月25日

いざ、バカンス。

明日からバカンス。とはいっても、夜発の便なので明日も半日は普通に行動する予定だ。で、帰りは朝発なので、今回はバカンスといっても丸二日遊んだら終わりだ。

何はともあれ、仲の良い友人&後輩との休暇は楽しみだ。

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2007年02月24日

自由と繁栄の弧。

外務省主催のシンポジウム「自由と繁栄の弧をめざして―日本の人権・民主主義外交の新たな展開―」(HP)に行ってきました。といっても、全日参加したわけではなく、午前中のセッション1を見てきただけだ。

今日のシンポジウムの主題にもなっている「自由と繁栄の弧」という言葉は、昨年11月に行われた麻生大臣の演説「「自由と繁栄の弧」をつくる」(リンク)で提唱されたものである。「弧」という言葉から連想されるとおり、アメリカ政府の文書に登場した「不安定の弧」を意識している。地域的にも「不安定の弧」とかなり重なるのは、なかなか興味深いことだ。

構想としては、色々な意味で可能性もある構想だと思う。ただし、まだ今後どうこうというところまでは、外から見ているだけでは分からない。ただし、こうやってシンポジウムも行い、また実際の外交面でも首相や外相の外遊などの具体的な取り組みが進みつつある「自由と繁栄の弧」。今後もその展開を注視していきたい。

シンポジウムでは、様々な観点から「自由と繁栄の弧」についての意見が聞けたのは興味深いものだった。しかし会場からの質問が、一つを除いて、議論の本筋から外れていたのが残念。なぜ、ああいった場で議論されている構想そのものではなく、そこに足りないことや挙げられていないことについて質問するのだろうか。実に不思議だ。まー、黒海周辺や中央アジアに対する関心があまり高くないということのあらわれなんだろう。

「自由と繁栄の弧」については、今後も様々な論者によって議論が行われるのではないだろうか。



夕方からはサークルのOB会関係で色々と。昨年学部を卒業しているので、自分ももうOBなのだが、大学院に残っているので何となくまだ現役の気分が残っている。ひとまず無事終わったので良かった。

大学を卒業してしまうと、色々な人と会う機会が本当に少なくなる。今日も、久しぶりに会った先輩が多数いた。「お久しぶりです」なんて言ったりすると、自分も老けたなあと感じてしまう。

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2007年02月23日

外交五十年。

最近は小説の話ばかり書いていますが、もちろん小説ばかりでなく、回顧録や研究に関係する文献もちゃんと読んでいます。長期休暇はこういった時間があるのがうれしい。とはいえ、そろそろこういった寄り道を止めて、研究一本に絞った日々にしなければならないので、やや残念だ。

今日は、そういった成果の一つを紹介しておきたい。

が、その前に時間の配分のようなものに関する四方山話を一つ。

無意識ながら、時間の調整をしている自分に最近ふと気が付くことがある。最近読んでいるような分量が軽めの小説なら、大体2時間から3時間もあれば読み終えることが出来る。というわけで、自分にとって印象がいかに大きくても使っている時間はそれほど多いわけではない。

この2時間から3時間というのが、休暇中の余暇ということで調整が行われているらしいと最近気が付いた。もちろん、友人達と話したり遊びに行ったりということはあるが、基本的に2時間から3時間が自分の余暇というのが生活リズムとして染み付いているようだ。

映画、小説、漫画、これがうまくこの2時間から3時間の間で配分されたいるらしい。これくらいが、適度に力も抜けて。ああ遊び過ぎたな、と思うことも、もっと遊びたいな、と思うことも無くちょうどいい塩梅になっている。修士論文が切羽詰って来る夏期休暇はこうもいかないんだろう。

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幣原喜重郎『外交五十年』(中公文庫)
 この数年、幣原喜重郎に対する関心が再び高まってきているように思う。幣原が外務大臣を務めた時期は、一般に「幣原外交」と形容されている。もっとも、その内実は未だに不明な部分が多い。「幣原外交」は、一般に対英米協調外交、対中不干渉政策などがその特徴として挙げられている。「幣原外交」に批判的であった田中義一の外交も決して反英米外交ではなかったし、対中不干渉政策にしても経済的な権益に関してはしっかりと主張しており簡単に「不干渉」であったと結論付けられないことは、これまでも広く指摘されていることである。
 このようなある種曖昧なイメージもあるからか、近年「幣原外交」の再検討が積極的に行われている。昨年末には服部龍二氏によって『幣原喜重郎と二十世紀の日本』(有斐閣)という評伝的な研究が刊行された。こうした一連の流れと関係があるのかは分からないが、今年に入って中公文庫から本書『外交五十年』が20世紀BIBLIOの一冊として復刊された。なお、中公文庫からは続いて石井射太郎と来栖三郎の回顧録が復刊されるようである。
 さて、本書は幣原喜重郎の唯一の回顧録として長く親しまれてきた一冊である。新聞掲載のための口述筆記を基にしており、通常の回顧録と比べて軽妙であり、読みやすいものになっている。本書は大きく二部構成になっている。第一部では、日露戦争期から第二次大戦後まで書名通り、50年に渡る幣原の外交人生が語られている。そして第二部では、第一部で語り落としたことなどを中心に、幣原が関係した国内外の人物に光が当てられている。
 長く読まれてきた一冊だけあり、良質な回顧録になっている。自分の手柄を誇示するわけでもなく、語られていることに関する限りその時々の出来事を率直に語っている印象がある。また第二部で中心的に行われている「人物月旦」は、同時代の見方として興味深いものである。一読すれば、幣原の思考方法や時代認識が伝わってくるだろう。とはいえ、資料的にはやや物足りないといえるかもしれない。もともと新聞への連載が前提の口述筆記が基になっていることから、通史的に外交人生を振り返っている第一部は、今で言えば「私の履歴書」のような内容・構成になっている、といえばいいだろうか。やや内容の「薄さ」が目に付いてしまう。
 近年の研究を参照しつつ本書を読むと見えてくるものがある。それは、幣原が「政治家的」というよりは「官僚的」な思考方法を、生涯にわたって持ち続けてきたということである。時代を作る、枠組みを作る、というよりはそこにある時代とそこにある枠組みの範囲内で、どのように課題をこなすかという思考方法が常に感じられるのである。だからだろうか、幣原の思考には一貫性があるようでそれがよく分からないのである。

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2007年02月22日

プレーンソング。

一ヶ月ほど前に第一陣を迎えた花粉との闘い、今日遂に第二陣を迎えたようだ。

…と、身体が訴えてくる。天気予報や空気清浄機のセンサーよりもよっぽど正確に身体は出来ているらしい。とにかく、昨日あたりから鼻と目を花粉が直撃してくる。

で、例の如く鼻が詰まって夜しっかりと眠れないわけです。だから本を読む毎日が続く。ここで学術書なんかを集中して読めればいいのだが、頭も何となくすっきりとはしていないのでそうもいかない。読めて回顧録がぎりぎりか。やはりいいのは軽めの小説だ。

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『プレーンソング』は、そんな気分にぴったりの小説だ。何が起こるわけでもなく、日常を淡々と綴った小説も珍しいだろう。だから何だ、ということが無いというのが、学術書ばかり読んでいる頭には心地よいのだ。この小説の舞台となるのは、かつて自分が住んでいたところというのがまたいい。

猫と馬が好きな自分にとっては、淡々とした日常の中に馬と猫が出てくるだけで十分なんだと実感。将来は、馬と猫が身近にいる生活をしたいと夢想しつつ読了。

それにしても最近は、小説家のデビュー作ばかり読んでいる気がする。

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2007年02月21日

音のある生活。

昨日から続けていた後輩の卒論の校正作業がようやく終了。日本語に注意しながら、一気に一つの論文を読むのは知的に非常に疲れるが、面白い作業だ。ここの借りは俺の修士論文の時に返して貰おう。



今月は、旅行やらサークルのOB会やらライブやらと、色々とイベントがあり大赤字なのだが、結局CDを発売日に買ってしまった。…二枚も。

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一枚はライブにも行ってかなり良かったということで、井上陽水奥田民生「ダブルドライブ」。前作「ショッピング」からちょうど10年ぶりのアルバムだ。フォーライフ版とSME版のどちらにするかちょっと考えたのだが、どちらかというと奥田民生ファンかなと思いSME版を購入。

ライブのMCでは、「この曲は民生が詞を書いて、私が曲を」とか色々言っていたのだが、CDにはどちらが作詞でどちらが作曲というクレジットが入っていなかった。CDに書かれているレコーディング・メンバーはライブに来ていたメンバーと同じだった。んー、なかなか贅沢なライブだったということかなあ。

そんなことはともかく、やっぱり10年前の前作よりも二人の息がうまく合っているように感じる。ライブでも一押ししていた「恋のハーモニー」はなかなかの名曲。

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もう一枚は、ずっと買い続けているスネオヘアーの新作だ。白いジャケットなので、背景の白と重なってちょっとみにくい。実際手に取ってみれば分かるが、このジャケットはなかなか凝っている(もしかしたら限定版だけかもしれないが)。こっちは、これから聞き込みたいと思います。

最近は、勉強の邪魔にならないということでクラシックギターばかり聴いていたのだが、これでまた日本語の曲をBGMにする時期が少し続きそうだ。

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2007年02月20日

眠れない夜は本を片手に。

午前中、学部時代に所属していたサークルのミーティングがあった。時間どおりに人が揃わないとことは、うちのサークルらしいところだが、それでも20分ほどで全員揃うようになったのが昔とは違うところだろうか。

週末にOB会があるので、それに向けての相談も兼ねてのミーティング。俺達が中心になってやっていた頃はどうやって活動していたのか、といったことを話したのだが…、改めて振り返ってみてやっぱり四月病サークルだなあ、と再確認した。そのサークルに入っていなければ今の自分は無いわけだ。

何はともあれ、今の一年生がやる気になって頑張ってくれているのは嬉しい限りだ。OBとして口を出す気は無いが、少なくとも活動は続いて欲しいなと思う。

そんなこんながあって午前中は終わり、午後は孤独にいつもの場所で勉強に励む。と、そこへ後輩登場。卒論の校正を一緒にやっていると、いつの間にか夕方に。今日は、一緒に知り合いの芝居を観に行くことになっていたので移動することに。ゴーゴリの『査察官』が原作になっている芝居だったが、なかなか面白かった。

で、食事をしてお茶をして帰宅したのだが、いまいちすぅーっと眠る気にならない。肉体的には走りこみが出来ないのがよくない。精神的には、まぁ色々あるんだろう。

ともかく眠れない夜はここぞとばかりに本を読むに限る。それも学術書ではなく、小説を。『TSUGUMI』に続いて、最近小説話をしていて話題に上がったものを読むことにした。『グレート・ギャッツビー』と『限りなく透明に近いブルー』の二冊。高校一年生の時に読んだな~。ドアーズを聴きながら、『限りなく透明に近いブルー』を読むなんていうベタなことをやってみると、何となく感受性が研ぎ澄まされる気がするから不思議だ。


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2007年02月19日

井上陽水奥田民生。

約半年ぶりにライブに行ってきました。

ZeppTokyoは初めて行ったのだが結構大きいライブハウスだった。サンボなどと比べても、年齢層はやや高め、かつ女の人も結構いたなあ、という印象。

セットリストは↓

アウトバーンの狼
パラレル・ラブ
月ひとしずく
相当な決意
HIROSHIMA
手引きのようなもの
I'll be back
You've really got a hold on me
カラフル
パスタ・セレナーデ
リバーサイドホテル
The Standard
恋はハーモニー
海の中道
にじむ虹
京都に電話して
侘び助
ありがとう

<アンコール>
最後のニュース
アジアの純真
渚にまつわるエトセトラ

<2ndアンコール>
夢の中へ

ゆったりまったりと聴けるいいライブでした。「ショッピング」と「ダブルドライブ」から半々くらい選曲され、そこに数曲それぞれのソロ作品が入り、加えてビートルズのカバー(ちなみに、You've really got a hold on meは、ビートルズがカバーしているのをさらにカバーしている)、アンコールは二回と本当に盛り沢山だった。ちなみにそれぞれのソロ作品で、お互いがお互いの曲を歌い合っていたのが新鮮だった。井上陽水の歌うThe Standardは、最高だった。

それにしても、途切れることなく続く陽水のMCはなかなか傑作だった。「僕達、いい加減なんですよ」とか、言わなくてもよく分かることだ。

明後日アルバムが発売されるので、確実に買ってしまいそうだ。

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2007年02月18日

昨日の話。

2時間弱の「ばなな気分」の後、昼食を食べながら修論関係の本を読んでいると後輩から連絡が来た。で、後輩が来たのが3時前くらいだろうか。しばし話していると、後輩がもう一人登場。昨日は夕方からサークルの後輩達との飲み会だったので、結局それが始まるまで話し続けてしまった。というか、このメンバーのまま飲み会へ参加した。

こうやって久しぶりに集まってみると、このサークルはやっぱりかなり変わったメンバーが集まったんだなと実感する。一つ下の代は最終的に7人残ったのだが、そのうち就職組は2人なのだ。就職組の一人も政治思想を勉強しているし。ともあれ、こうやって集まるのは実に久しぶりだったのだが、色々な話が出て楽しかった。もっとも来週はOB会があるのでまた集まるわけだ。

サークルなんていうのはコミットの仕方は人それぞれでいいわけで、振り返った時に何かしらの意味があったな、と思えればいいわけだ。

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2007年02月17日

ばなな気分。

受験のため、数時間毎に人が溢れるキャンパス。

その片隅で少しだけ語学の勉強をし、そして久しぶりに小説を読んだ。何のことはない。ただ単に昨日話していた時に出てきた小説を読みたくなっただけのことである。ただし、23歳の大学院生(♂)がYUKIを聴きながら吉本ばななを読んでいた、と書くとやや気持ちが悪いような気もする。

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こうブログに表紙を載せてみても、ちょっとイメージが違う。ナベ○ネの顔がどーんと表紙にあるような本の方が何となくイメージがぴったりくるんじゃないだろうか。

そんなことはともかく、とにかく今日はふと小説を読みたくなり二時間弱で一気に読みきった。ちょうど映画を一本観るのと同じくらいの時間だ。しばし青春の雰囲気に浸り、そしてまだ現実へ。まるで乙女だな俺。たまにはこういうのも悪くない。



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2007年02月16日

うわぁー。

今日は、久しぶりに小説の話で盛り上がった。

が、細かいストーリーに関する自分の記憶がすっぽりと落ちてしまっているのに気が付いた。別に学術書や論文のように、しっかりと内容を覚えないといけないわけではないが、ああも見事に記憶が抜け落ちているのかと思い愕然とした。もっとも、そうやって話しているうちに徐々に思い出してきたりもする。

そんなわけで、高校時代に貪るように読んだ名作達とまだ触れ合いたいなー、という気になった。最近の余暇の過ごし方は、映画に気を取られ小説をあまり読んでいないので、ちょっと小説にも力を入れたい。映画は三日に一本くらいは観てるからな~。

…と、ここからは愚痴です。

ブログを始めて以来ドリコムを愛用し続けてきた。ちょっと重かったり、サーバーが弱かったりと不満な点もあったのだが、全体としては使い勝手も悪くないし、作りもシンプルで良かったので使い続けてきた。でも、↓の広告はどうかと思う。ちなみにこの広告が入るようになったのは今日の17時からということだが、記事の中にこうやって記事が入るのはちょっとやり過ぎだと思う。ちょっと使う気が削がれる。

というわけで、ブログ移転を検討中。昔ちょっと勉強したこともあるし、自分でしこしこHTMLを使ってHPを作るという手もある。

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