2005年11月

2005年11月19日

シュルト強いっすね。

卒論の資料読み込み、家庭教師、バイトで一日終了。時間が経つのがあまりに早い。

at 23:47|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年11月18日

大学が…。

2限、東大にてイギリス政治文化論を受講。今日は「妖精女王の即位と王権の乱用」、いよいよヴィクトリア朝だ。それまでの年老いた王から若き女王への変化が、国制が動揺していたイギリス政治にどのような影響を与えたのかがよく分かった。年代としては1937~46年まで。果たしてブレア政権まで授業は進むのだろうか。19世紀もこうやって勉強してみるとかなり面白い。これまで断片的に研究書を読んだくらいで、まともに勉強していないのが悔やまれる。石井修『国際政治史としての二〇世紀』のような本の19世紀版は無いのだろうか。

今日から大学は三田祭準備期間、というわけで授業終了後は一旦帰宅。その後大学へ、友人と2人と話し、卒論関係の本は借りて一日終了。これまで3年間は三田祭前後はとにかく忙しかったが、今年は一歩離れた立場。自分が直接関わらない三田祭ってのは、やっぱり盛り上がりに欠けるもんだな~。

それにしても、時間が足りない。

at 23:05|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年11月17日

むむむ。

今学期2度目の「大崎→西洋外交史特殊研究?」、授業終了後3限の時間に家に帰り着替えて荷物の交換、4限は日本外交史特殊研究?、6限外国語学校で中国語。ハードだけど、なんか時間を無駄にしているような…。

というわけで2限、西洋外交史特殊研究?。今日から2週にわたり『大英帝国の外交官』、今日はプロローグから第2章(ニコルソン)まで。何というか、相変わらず議論は成り立たないこの授業。でも、さすがと思わせるコメントやいい意味で苦笑させられるコメントがいくつかあった。進学仲間&ある後輩のコメントは秀逸だった。苦笑は「庶民の方は『がつがつ』している、それは外交には合わない」(あくまで大意、間違ってたら指摘して)という後輩のコメント、もちろんその考え方のある種のアナクロニズムは自覚した上でのこと。苦笑すると同時に納得もしました。後期の授業は、なかなか議論にはならないんだけど、こうやって面白いコメントが断片的にあるということで、それなりに面白い、と言い聞かせたい。

4限、日本外交史特殊研究?。先週に引き続き『池田・佐藤政権期の日本外交』を扱う。今週は池田外交と自民党・南北問題をめぐる外交・常任理事国入りをめぐる外交、を扱った章を取り上げた。後輩が60年代の日本外交を総括するような興味深い問題提起をしていたのだが、先生が「あの戦争」の戦後外交への影響について話しているうちに授業が終了。それなりに考えさせられる。ある友人は、「あの戦争」が戦後日本外交を規定しているなら「なぜ負けたのか」、が気になると言っていたがそれは同感。現代ロシア論特殊研究?の影響もあって、戦前の日本に興味が向きつつある今日この頃。

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帰宅後、ようやく「英国万歳!」を観る。金曜2限の授業でそれなりに背景の知識があったので、抵抗なく映画の世界に入り込むことが出来た。ジョージ?世が狂っていく過程などは、かなり戯画化されているのだろうけど、それはそれで面白い。世界史好き、イギリス好きの人は必見。

それはそうと最近、眼精疲労に悩まされている。パソコン画面の見過ぎ、という原因ははっきりしているから見なければいいんだけど、見ないと卒論が書けない。国会図書館に行くという手もあるけど、それもちょっと面倒。なんかいい手はないものだろうか。

at 23:45|PermalinkComments(1)映画の話 

2005年11月16日

久々のゼミ(ゲストスピーカー)。

1ヶ月半ぶりのゼミ、ということで1ヶ月半ぶりに指導教授を見ました。

今日は『天皇と接吻』の著者をゲストスピーカーに招聘。授業内容は、『天皇と接吻』の解説(?)なのかな。本文中で触れられていた映画の映像(「Know Your Enemy:Japan」「Mr.Smith Goes to Washington」「暁の脱走」など)を適宜ビデオで見ながら、というなかなか貴重な授業。『天皇と接吻』は映画史というよりも政治史よりの本なのかもしれない、と思ったのだが今日の授業はおそらく映画好きにも面白いものだったと思う。まぁ、多分俺のように映画も政治史も好きな人間にとって一番面白いんだろう。国際政治のゼミにいながら、こういったゲストスピーカーの授業があるのは本当に貴重なこと。先生に感謝だ。

俺は「検閲と映画」について質問したんだけど、その答えは映画好きらしいものだった。(日活の話なんかをしつつ)限られた表現の中であるものを表現しようと格闘する中でより素晴らしい表現が生まれることはある、というようなことを言ったあとで「でも検閲がいい、ということは表現者は口にしてはいけないこと」と。納得。

質問の最後にお勧め映画として挙げられていたの1つが「カミュなんて知らない」。来年1月からユーロスペースで公開らしいので、観に行こうと思う。

ゼミ後は3・4年有志で食事→大崎のゼミ友人宅。3・4年でこうやって話すのは去年はあんまり無かった気がするな~。

at 23:00|PermalinkComments(0)ゼミ&大学院授業 

2005年11月15日

今日は自民党結党50年。

授業が休講だったこともあって、家&スタバでひたすら明日のゼミの課題書を読んでいるはずだったのだが…「ご結婚」のテレビ番組を見ていたら午後になり、その後渋谷へ移動するも、友人の誘いでゼミの3年生の論文印刷を手伝うことになり日吉へ。久々の日吉だったのだが、まあよくもここに2年間も通ってたな~、と感じる。雰囲気が三田とは全然違う。違和感。

以前は何とも思わなかった皇室関連のニュースだが、勲章などの話を通して名誉や権威といったことを考えるようになった今は結構関心がある。華族制度が廃止されて60年、女性天皇(正確には女系天皇)の議論も進んでいる現在の状況を考えると、今後の皇室のあり方も今までどおりにいかないのは間違いない。ん~、どうなるんだろ。

一応、課題の本は読み終えた↓。本の中にも出てきたので黒澤明の「わが青春に悔いなし」を観ようと思ったのだが、借りれなかったので「虎の尾を踏む男たち」を借りて観る。歌舞伎の「勧進帳」を下敷きにした映画。…「英国万歳!」になかなか行き着かない。

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平野共余子『天皇と接吻』(草思社)
本書のテーマは、副題にあるとおり「アメリカ占領下の日本映画検閲」である。本書は、映画評論ではなくニューヨーク大学へ提出した博士論文を基にした学術書である。「天皇と接吻」は、それぞれ検閲における象徴的なものである。対日占領において天皇制の問題は政治的に極めてデリケートな問題であり検閲の重要な対象となった。一方接吻は民主主義の象徴として映画製作において奨励されたものだ。何かある対象について知りたいと思ったときに、その対象そのものではなく、対象の周りにあるものを調べることによって、対象についてより理解が進むことがあるが、本書を読むとそれを強く感じる。本書では占領期における映画政策が分析されているが、それにとどまらず当時の社会状況や思想状況、政治の動きなども触れられている。これは、検閲という政策の持つ性格、映画という対象の社会的影響の大きさによるものだろう。そのような意味で本書は映画史であるだけでなく、占領期の社会史・政治史・外交史でもあるわけだ。映画そのものではなくその検閲に分析の重点が置かれているので、むしろ政治史に近いのかもしれない。豊富な一次資料に基づいた研究である本書は、日本映画史のみならず日本占領史における重要な一冊であるといえるだろう。

at 23:36|PermalinkComments(0)本の話 

2005年11月14日

それでも時間は刻々と…。

誰かが解散しようが、それにちょっと感傷的になろうが、それでもまた一週間は始まる。

3限、現代ロシア論特殊研究?、「シベリア出兵」について。詳細な発表だったので背景が整理され、議論に入りやすかった。が、このシベリア出兵はなかなか曲者だ。先生の先行研究についてのコメントは「(シベリア出兵の)前半部分は研究が進んでいるけど、後半部分が弱い」というもの。つまり、どのようにして出兵に至ったかまた各国はどのようにシベリア出兵を考えていたのか、ということは研究が進んでいるが、日本のみが残ることになってしまった時期や撤兵の決定についての研究が弱い、ということ。さらに、この時期はシベリア干渉戦争が行われている一方で、ヨーロッパではベルサイユ会議が行われていた。結果、極東地域に権益を持っていたイギリスの政策的な重点も当然ヨーロッパに集中していたわけだ。またその影響は中国にも5・4運動という形で表れた。この辺りが実に複雑に絡み合っているために評価が難しい。以上のように考えると重要なのは、各国が少し「落ち着いた」時期に開催されたワシントン会議ではないか、ということを授業ではコメントした。これは先生も同意してくれた。

う~ん、戦前の東アジアについては授業のおかげで研究しがいのあるテーマがたくさん見つかる。これはいかにして戦後を考えることに繋げるかが課題。当たり前のことだが、歴史は前の歴史の上に存在する。戦後は戦前の後に存在する、冷戦後は冷戦の後に存在する。さあ、卒論テーマと繋がるかな~。

授業後、ちょっとうれしいことが。何というか先生のふとした一言がうれしかった。励みになることは素直に受け止めて頑張っていこう。

週末に『吉田茂』『岸信介』をまとめて読んだので書評↓。自民党結党50周年の前日にこういった本を読むなんて、俺らしいというか何というか…。

原彬久『岸信介』(岩波新書)
筆者は、安保改定についての著作で知られ、岸信介のインタビュー記録の本の編集にもかかわっている。本書は、「岸専門家」による岸信介の評伝である。本書は、岸が長州生まれというその生い立ちから詳細に書き進めている。そして、中学・高校・大学時代から商工省への入省、満州での活躍、巣鴨プリズン時代、戦後政治家としての活躍を時系列に沿って詳細に叙述している。結果読者は、岸信介の戦前と戦後の「連続性」が本書では強調されている印象を受けるのではないだろうか。しかし、実際の岸の行動は戦前と戦後では異なる。それはなぜか? このように考えると「いずれにせよ、岸はその目的において理想主義者である。そして、岸はその方法において現実主義者である」という本書の最後での岸評価には納得させられる。大学時代に受けたマルクス主義や北一輝の影響はおそらく戦後の岸にも共通する、しかし方法において現実主義的な彼の「顕れとしての行動」は異なったものとなったのである。評伝という形式で、戦前と戦後をまたいで活躍した人物を描く場合には、その連続性が強調される傾向があるのではないだろうか(これは筆者が最近出版した『吉田茂』も同様である)。しかし、その人物内部での連続性を強調しながらも、実際の戦後の行動も論理的に説明している点で本書は非常に説得的である。岸信介を見ることは、戦後の安保改定を見るだけではなく、戦前の大陸進出やエリート教育といった日本社会を見ることにも繋がる。そういった意味で、本書は読者の様々な問題意識を「刺激」してくれる好著であろう。

at 22:31|PermalinkComments(0)本の話 

2005年11月13日

気を取り直して…。

一夜明けてもショックは変わらず…といっても時間は進んでいく。今日からは「一人で大人、一人で子供」(これはマーシーの曲だけど)という気持ちで半分だけ大人として生きていこう。なんか大袈裟な気もするが…。

昨日は「英国万歳!」を観る気分でもなかったので、「ピンポン」を借りて観た。やっぱりこんな時は映画に限る&原作の漫画を読んでいたということで「ALWAYS 三丁目の夕日」を観てきた。ノスタルジックな雰囲気が受けたのか、この映画は結構ヒットしているらしい。そのヒットにも頷けるなかなかの出来だった。子役の演技がもう少しうまければ尚良し、といったところかな~。

それはそうと、今日の毎日新聞のコラム「時代の風」に今の指導教授と修士課程での指導教授が出ていた。国際学会の話なのだが、日米同盟をめぐりなかなか興味深い話。唯一の超大国アメリカにとって同盟とは何か? これは研究テーマにかなり繋がる予感。

at 22:58|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年11月12日

青春の終わり。

俺の青春そのもの、ザ・ハイロウズ(the High-Lows)が無期限活動中止、事実上の解散に。

14才の時に真夜中レーザーガン♪に出会い、そしてミサイルマン♪に衝撃を受け、それ以来常に俺の人生のBGMはハイロウズだった。が、今日でこれも変わるんだろう。音はCDに残っていても、存在は過去のものになっていく。ベスト版発売はこういうことだったのかと思うと悲しくてやりきれない。

今日は訳あって昼間っから友人とビールを飲んでいたのだが、これは甲本ヒロトに捧げる酒だったのかもしれない。俺の青春の終わり。大人になれ、ということなんだろう。

at 23:28|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年11月11日

引き続き、授業で、色々考える。

2限、東大にてイギリス政治文化論を受講。授業前に先生から「英国万歳!」のビデオを貸していただく。非常に楽しみ。今日は「老国王の登場と国制の動揺」、ジョージ?世の弟であるウィリアム?世の在位した1830~1837年。前回、今回と授業を受けて、国王が変わることがイギリス政治においてどれだけ重要なことなのかよく分かった。先生の専門の時代、ということで徐々に1週の密度が濃くなってきている。次回はいよいよヴィクトリア女王の時代に入る、これは2回に分けてやるのだろうか。

三田に移動し、3限、国際政治理論特殊研究?。Kenneth N.Waltz, Anarchic Order and Balance of Power、が課題テキスト。R.Keohaneが編著の、Neorealism and Its Critics、という本に収録されている論文。この本自体もなかなか参考になりそうだ。授業では、ウォルツの理論を用いた研究をしている方がゲストTA(?)として来ていたこともあって、なかなか白熱。「北朝鮮・韓国が核を持ったとしたら日本は核武装するか」といったところから議論が始まり、ここにプラス「日米同盟が無くなったら」といった条件をプラスして議論になっていった。が、あまりにアナロジーを繰り返す議論は意味があまり無い気がしなくもない。まぁ、最悪の事態を想定して行動を考える、という思考を試すことには意味があるのだろう。ただ仮にそれを受け入れたとしても、日本が(最悪の事態を想定して)核武装を検討することによって日米同盟に亀裂が入ってしまえば、それは本末転倒。授業でも言った例を使えばいわば、最悪の事態を想定して生命保険をかけておきながら保険料の高さによって自己破産し自殺してしまう、ようなものだ。次回はArthur Steinの論文でネオリアリズムに対する批判を読む。後期に入りこの授業も徐々に面白くなってきた。

授業後、後輩と話している時にちょっと考えたのは、論理学でもやるかな、ということ。議論をしている時に、論点や文脈をすりかえる人や、それを無視した発言をする人が結構いる。それはそれで仕方が無いんだろうけど、自分はしたくない、と強く思う。それに異なった前提や誤った前提で議論しても意味が無い場合も多い。やっぱり論理学や社会科学方法論のようなものをしっかり学んだ方がいいのかもしれないな、と。日吉時代にちょっとかじった程度なので本格的にやってみる、ちょうどいいきっかけかもしれない。

at 22:33|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年11月10日

授業で、色々考える。

2限、西洋外交史特殊研究?。先々週に引き続きニコルソン『外交』。今週は後半部分。論点として「コミュニケーション手段の発達した現代における外交官の役割」「外交官はスペシャリストであるべきかジェネラリストであるべきか?」「西洋外交と非西洋外交の相互作用」などが提示され、これらを基にしてに議論。細かい議論については割愛、なぜなら…愚痴になるのだが、相変わらず議論が拡散気味であまり建設的な議論が出来なかったから。ここまで議論がまとまらないと先生も調整に苦労するのではないだろうか。少なくとも自分の発言によって議論がずれていくことだけはないようにしたい。来週からはいよいよ先生の著書が課題書となる。みんながどのように読んだのか、そしてどのような議論をするのか、先生はどう応えるのか、非常に楽しみだ。

4限、日本外交史特殊研究?。波多野澄雄・編『池田・佐藤政権期の日本外交』の2・4・6章を扱う。それぞれ、ジョンソン政権の対日政策、佐藤政権のアジア外交、池田内閣の核実験をめぐる外交、がテーマ。この本は同じ勉強会に参加していたメンバーそれぞれの研究成果ということらしいのだが、個々の論文の問題意識が統一されているわけではない。ということもあって、授業で議論するのはなかなか難しい。ただ、これらの論文をただ読んで知識を付けるだけでは不十分。各論文がどのような問題意識に基づいて書かれているのか、その問題意識からどのような結論になっているのか、ということを自覚的に読み込む必要がある。これを参加する各自が出来れば理想的なのだが…。

2限の授業でテロの話にもなったので(?)、フランスの暴動について。

日本のメディアではそれほど注目されているわけではないのかもしれないが、BSで海外のニュースを聞いていたり、インターネットで海外の新聞のサイトなどを見ると、このフランスの暴動のインパクトがよく分かる。暴動そのものについてのコメントではないのだけど、1つだけコメントしておきたい。パリに留学中の後輩によると、「パリ郊外での暴動が日本でも大きく報道されているようですが、パリ市内に住んでいる私は全くその様子を肌で感じることができません」ということらしい。が、重要なのは住んでいる当人がそう感じていても、フランス政治はこれで動くということ。日本外交や日本政治を学んでいれば「60年安保」の話は必ず出てくる。当時は国会周辺に10数万人が集まったという。でも俺が住んでいる渋谷の辺りまでくれば、何事もないかのように日々は流れていたのだ。しかし、日本政治は永田町周辺の「暴動」で動いた。これが政治だ。普通に1人の市民として生きているだけでは実感出来ないほど、広い空間を対象にして政治は動く。これって当たり前のことなんだろうけど、ちゃんと実感している人は少ないんじゃないだろうか。自分に「近い」出来事ほど観察眼が鈍ることは多い。経験は人間にとって最も重要なことだと俺は思うけど、その経験ゆえに冷静に見ることが出来ないことも多々あるわけだ。その点、後輩は今回のパリの出来事を冷静に観察しているようでさすが、と感心。

なんてことをふと考えた。たかだか20年ちょっと生きて、まだ狭い世界しか生きていないのに政治を学ぶ、ということはなかなかしんどい作業なんだな~。

at 23:30|PermalinkComments(2)日々の戯れ言