2005年05月

2005年05月31日

今度こそ早慶戦。

行って来ました、早慶戦。優勝が懸かった一戦。朝から12時までバイトしてその後神宮へ直行。ビール飲みつつ応援応援。


……
………負けました。

まさか散発3安打とは。しかもHRのベース踏み忘れなんていう珍プレーもあったし。あ~優勝パレード便乗しようと思ったのになー。

その後はROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005の3日間通し券の先行予約をしてから、寂しく大学へ向かいました。超久々に夏のロックフェスだ! 今決まっているだけでも、バンプ、真心、YUKI、ウルフルズ、民生、サザン、サンボマスター、100s、スネオヘアー、SINGER SONGERなどなど好きなアーティストが目白押し。あとゼミの友人が好きなELLEGARDENもいたり。これでハイロウズさえ決まれば言うこと無し。海外アーティストは来ないが、なかなか面白そうだ。

でも、なんでこんな日に中国語を勉強しなきゃいけないのかな。

at 23:20|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月30日

EU憲法。

後輩がblogで追いかけ続けていたフランスのEU憲法批准をめぐる国民投票。反対が多いとの前評判だったのだが…日本時間の今朝、結果が判明。

non! 俺でも分かる数少ないフランス語(笑)

ん~、これは政局になるね~。それもフランスだけではなくEU全体を巻き込んだ政局だ。わくわくしてくる。フランスでは早くも首相の更迭が囁かれているし(後任はイラク戦争の前に日本でも有名になったドビルパンらが有力らしい)、フランスがここでEUへの影響力を減退させるとすれば、それはシューマン・プラン以来大枠で続いてきたフランス主導の欧州統合の流れに変化が起きることになる。ま、この辺は後輩に託します。

1つだけこのニュースの面白いところを指摘したい。それは「国内政治と国際政治」の問題である。今回のケースは典型的に、国内政治の結果が国際政治に波及するケースである。しかし、このnonの背景には、国際政治の結果の国内政治への影響がある。このケースをしっかりと分析することが出来れば、そんな難しい「国内政治と国際政治」の関係の本質が少し分かるかもしれない。

at 22:37|PermalinkComments(2) 日々の戯れ言 

2005年05月29日

東京優駿。

行ってきました!第72回東京優駿、通称日本ダービー。

えー、馬券は外しました。が、大満足。いいレースが見れました。

本命は無敗の皐月賞馬4戦4勝ディープインパクト。単勝支持率70%超、すげ~。

12時過ぎくらいに東京競馬場に着いたんだけど、時を追うごとに場内は盛り上がる様子がよく分かった。レース前、パドックでややイレ込み気味のディープインパクトがターフビジョンに映るごとに場内は騒然。

そして、スタート…イレ込みの影響だろうか、皐月賞と同じく出遅れ気味。

(レースをしばし思い出す)

4コーナー、外に持ち出し、一頭次元が違う足。5馬身差の圧勝。あの勝利を形容するのに名ゼリフは必要なし!とにかくすごい。一緒に行った友人の言葉を借りれば、「ブライアンを思い出させるような」圧勝でした。

あー、興奮した。最高。シンボリルドルフ以来の無敗の3冠に期待。

ちなみに慶應が今日は早稲田に勝利したらしい。こっちの優勝に期待したい。

at 22:21|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月28日

早慶戦?

俺ももう慶應10年目というわけでそれなりに愛塾精神があるわけで、今日の早慶戦敗北が悔しくてならない。とかいいながら、今日はバイトがあって観戦には行けず、夕方から図書館に籠り、また旧ユーゴに興奮してました。明日勝ったら月曜日に優勝をかけた一戦、これは見に行きたい。

NHKのBS1で米中接近の特集番組がやっていた。HPの番組紹介によると以下のとおり

外交の瞬間  71年・ニクソン秘密テープが語る米中接近

米国立公文書館に残される2800時間に及ぶ“ニクソン・テープ”。ニクソン大統領の時代の大統領執務室や閣議室、電話での会話を録音したものだ。とりわけ1971年2月から1年間にわたる録音は、ニクソン政権の外交の核心部分と重なっており、それは今日に至るアメリカの極東戦略の原点と言われる。当時、ニクソン大統領はキッシンジャー特別補佐官と連日のように協議を重ね、中国との劇的な関係打開を目論んでいた。毛沢東国家主席や周恩来首相との会談を受けて発表する手はずとなっていた「米中共同声明」で、両国が鋭く対立していた台湾の扱いをめぐってどこまで歩み寄るのか、思い悩む再興首脳の息遣いをテープは生々しく伝えている。

番組では現代史の「運命の年」と言われる1972年に向けたホワイトハウスにスポットライトをあて、テープに残されたニクソンやキッシンジャーの会話という生の記録を手がかりに米中接近の実相を追いながら、当事者の回顧録や事後証言だけでは窺い知れない対中国、そして日本に対するアメリカ外交の隠された実像に迫る。


これもまた面白い。内容としてはいくつか出ている当時の会談録を出るものではないけど、 テープを用いているので音声が豊富だし、ドラマティックな仕上がりがGood! 従来の見解と少し違うのは、ニクソン=キッシンジャーが中国の対中恐怖心を交渉カードとしてうまく用いているということ、くらいかな~。

やっぱり米中接近は戦後国際政治史に残る鮮やかさがある。俺の後輩に「米中接近の話になると目が輝き興奮する」知的変態予備軍がいるんだけど、番組を見ていて少しその気持ちが分かった。

でも、ただ面白い、というだけでは学問の入り口に立つものとしては失格。米中接近についてはこのblogでも何回か書いているが、まだまだ自分の中で消化しきれていない。まあ、消化出来てたら論文一本上がりなんだけどw

旧ユーゴにしても米中接近にしても知的に興奮するというのは心地よい。明日は第72回東京優駿(日本ダービー)、いや~興奮するだろうな、楽しみだ。

at 22:56|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月27日

ユーゴで興奮。

そう、ユーゴスラビアがあつい。ゼミの「地域紛争プログラム」の第2弾として旧ユーゴを扱っているのだが、これが面白い。今週の水曜の発表者は歴史を概観しているだけで興奮したらしい。田所ゼミ…変態の巣窟。

俺は再来週に発表の予定。「国際社会の失敗としての旧ユーゴ紛争」を扱う予定。いくつか本を読んでるのだけど、自分の知識不足を実感。どれだけ「国連安保理の正統性」や「PKOの役割」なんかを論じてみても、地域紛争の実態を知らなければ本当に机上の空論になってしまうということが痛いほど分かった。

それにしても旧ユーゴの歴史は悲惨。今の東アジアってほんと平和だよ。

旧ユーゴ関連はこれから2週間くらい追いかけ続けるので、随時感想アップしていく予定。

at 21:55|PermalinkComments(0) ゼミ&大学院授業 

2005年05月26日

the High-Lows。

サンダーロード♪

先週の水曜に出たハイロウズの新譜を聞き込んでます。カップリングは
カラスとオレがジャジャジャジャーン♪
今 何歩?♪

ん~ほんとによく意味が分からない。でも最高。

そういえば昨日の夜やっていたCLの決勝戦をビデオで観た。なかなか白熱したいい試合だった。もともとミランは好きなチームだから応援してたんだけど、昨日観てリバプールのジェラードにちょっと惚れた。ロングパスもかっこいい、点も決めちゃう、やばかった。

at 21:06|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月25日

歴史を学ぶということ。

昼休みに後輩に話したことを簡単に再現しつつ…あ、ちなみにここでいう歴史は政治史や外交史ということです。

俺は将来やりたいことは歴史研究…でも、なんでだろ? これって結構しっかり考えておくべきことなんだろう。俺の場合はやりたいことは「戦後日本」、この問題意識だけは多分一生変わることはないと思う。だからといって、人にこれを説明する時にただ「戦後日本に興味があるから」というだけでは不十分。その先にある「なんで?」という疑問に答えなければならない。その「なんで?」に答える意味で俺は以下の2つを挙げたい。

・俺たちが生きる「今」は「過去」の積み重ねの上に存在している。その「過去」を学ぶということが歴史を学ぶということの1つの意味だろう。
・歴史を学ぶ、つまり「過去」を学ぶということは、過去の政治指導者や外交指導者を見ることによって、政治や外交の本質に迫ることでもある。つまり「過去」を学ぶことで「今」を学ぶわけだ。

上の文章だけでは不十分なので簡単に解説。

1つ目については分かりやすいと思う。例えば今の朝鮮半島問題を考えるうえで、朝鮮戦争や米中接近後の7.4共同宣言や94年の核危機などを踏まえなければその理解はとても十分とはいえない。そうならないためにも歴史をしっかりと学ぶということだ。我々は自分が考えている以上に歴史を知らない、だからもっと学ばなければならない、ということ。

2つ目は少し分かりにくいので、この間ある先生が言っていたことを無断借用して説明したい。例えば今小泉政権の対朝鮮外交や対中国外交が議論を呼んでいる。この小泉政権の外交交渉や政府内部の検討が30年経てば原則全て公開される。その時にその歴史資料を読めば、今は見えない小泉政権の外交のコアな部分が浮かび上がってくる。ここに再現される小泉政権は今は見ることのできないものである。今、佐藤政権や田中政権の外交文書が開き始めている。この佐藤政権や田中政権の外交のコアな部分に迫ることが出来れば、政治家や外交指導者の思考法に迫ることが出来る。それは即ち、外交や政治の本質に迫ることなのである。

もちろん、歴史を見れば全てが分かるというわけではない。外交や政治の本質は時と共に変わっていくものである。しかし何が変わったのかを見るためにもその前をみなければならないのだ。

外交の本質に迫るということは簡単なようで難しい。今の俺たちは結局新聞やテレビの情報に基づいて、今の国際情勢を論じている。これをみんなが無自覚にやっているから恐ろしい。本当に批判したいのならば、本当の姿に少しでも近づく努力が必要なのだ。これって丸山真男のいうところの「市民」になるための第一歩なんだろう。そう、自分の頭で考えるためには極力自分の頭を使う訓練が必要。だから、ここでも歴史を論じるのにE.H.カーやマルク・ブロックの引用はしていないわけだ。

あ、でもちゃんとE.H.カーやマルク・ブロックを見ることも大切です。

な~んてことを今日ちょっと考えた。ま、ここでは触れてない問題もたくさんある。例えば歴史と理論の話とか。理論と歴史の話に興味がある人は是非以下の文献を読んで欲しい。俺の入ゼミの課題文献だったりする。お薦めです。

・C.エルマン、M.F.エルマン編(渡邉昭夫・監訳)『国際関係研究へのアプローチ 歴史学と政治学の対話』(東京大学出版会)

俺自身は理論を学ぶんでも歴史を学ぶんでも、根本にあるものがそう違うとは思わない。むしろ違うべきではないと思う。じゃあなんで根本にあるものが違うのに表現方法が違うのか? それは美学の違いなんじゃないかな~。歴史家の美学については以下の文献でもどうぞ。

・ジョン・ルイス・ギャディス(浜林正夫、柴田知薫子・訳)『歴史の風景 歴史家はどのように過去を描くのか』(大月書店)

以上。

at 23:55|PermalinkComments(2) エッセイ風 

2005年05月24日

心を動かされる。

NHKのHi-Visionで小野田寛郎の特集番組をやっていた。

小野田寛郎は1974年にフィリピンのルバングから帰国した「最後の日本兵」として知られている人で、現在はブラジルで農場を経営している。NHKの番組紹介は以下のとおり

戦前、戦中、戦後を生き抜いた小野田寛郎。太平洋戦争終結から29年後、フィリピン・ルバング島から帰還した「最後の日本兵」である。しかし帰国した小野田を迎えたのは、あまりに変わりすぎた日本社会と日本人。不信感と絶望感を募らせ、牧場を経営しようとブラジルへ渡る。「一個人として生きる力を日本に見せつけるために」原野や異文化を相手に格闘の日々を送り、現在は、1800頭もの牛を牧場で育て、ブラジル名誉州民権も得ている。
そして今、彼は残された時間を「日本の子どもたち」のためにささげようとしている。「どんな時代、どんな状況でも生きていける強さをもってほしい。」生きることの大切さ、人間としての責任感を教えることを人生最後の仕事と決めたのだ。フィリピン、日本、ブラジル・・・それぞれの時代とどう向き合い、どう生き抜いてきたのか、小野田寛郎のインタビューを軸に振り返る。


本当によく出来た番組。インタビューを中心にしつつも、要所要所で当時の映像を盛り込み、時代背景の説明もされている。映像メディアならではのいい構成だ。なぜ、29年もジャングルに留まり続けたのか? なぜ、日本帰国後1年余りでブラジルへと旅立ったのか? といったことや、現在の彼の活動を通して、その哲学へと迫っている。

それにしても彼の人生は壮絶だ。日本の敗戦という事実を知りながらも、自らの判断でそれを信じない。ここには陸軍中野学校出身という経歴も影響しているようだ。そして戦友3人でジャングルへ潜伏、当初はアメリカ軍と後にフィリピン軍と交戦しながら29年にわたってジャングルで生活を続ける。潜伏生活の晩年に相次いで戦友が死亡し、復讐心に燃えるも、ある日本人の青年に会ったことをきっかけにして帰国。この帰国までの経緯がまたすごい。かつての直接の上官による「帰還命令」がその条件だったのだ。戦後29年間も彼は戦争を生き続けた。

彼は自ら生粋の自由主義者であり民主主義者であったという。しかし、自分は兵士になった。だから、兵士としての自分の生き方を貫いたのだ。帰国後のインタビューで、つらかったことは「戦友を失ったこと」。うれしかったことは「今(帰国)まで一度もありません」と答えている。

帰国後彼の元へ全国から見舞金が寄せられた。しかし彼はこれを全額靖国神社に寄付した。結果、「軍国主義者」といった誹謗中傷が行われるようになった。彼はこれをきっかけにブラジルへ旅立った。自分は何も変わっていない、周りが変わった、30年前にはみんな何を言っていたのか。彼はそう思ったという。なぜ、自分が非難を受けなければならないのか。こうして「喧嘩」をするなら、ここでは生きていけない。彼はそう考えてブラジルへ旅立った。53歳の時である。

周りのせいにして文句を言うのではなく、自らが飛び出していく、逃げているわけではない、新たな挑戦をするためにブラジルという新天地へ飛び立ったのだ。この前向きな姿勢に感動した。小野田寛郎のいうこと全てに同意するわけではない。しかし、この前向きな姿勢、80を越えてなお現役で活動する「生きる力」に心を動かされた。

いや~、久々にNHKのいい番組を観た。

at 23:23|PermalinkComments(1) エッセイ風 

2005年05月23日

これまた普通の月曜日。

ん~最近生活に変化があまりない、若干退屈。今日は用事があったためゼミのソフトボール大会に顔を出せず、残念。

今日は月曜日ということでサークル。ナイ『国際紛争[原書第5版]』の第7章~第9章。この3つの章では相互依存の話を色々な角度からしている。ここまでの6つの章は基本的にリアリズムのパラダイムによって話が進めれられてきた。ようやく最後になってナイの提唱した複合的相互依存の話が出てくるわけだ。というわけで、今日扱う部分こそナイの真価が発揮されるはずなのだが、実はこれがなかなかわかりにくい。3年やってしかも毎年メンバーが違うのに、わかりにくいのだからやっぱり本自体がわかりにくいのだろう。ん~やっぱりPower and Interdependence を読め!ってことなのかな。

そういえばPower and Interdependence の第4版が近いうちに出るっぽいんだけど、なんか今回はコヘイン&ナイではなくコヘイン&ジルスタイン&アリソンらしい。なんでだろ。

ま、なにはともあれ『国際紛争[第5版]』を使った勉強会は終了。この勉強会は自分としてはとても満足。自分の知識の確認も出来たし、新規参加者にとってもなかなか分かりやすかったのではないだろうか。レジュメの方式やら発表の方式やら人数やら、今後の参考になる。次回からは、欧州統合を扱う。一応次回あつかう本は決まっている。

バンジャマン・アンジェル、ジャック・ラフィット『ヨーロッパ統合 歴史的大実験の展望』(創元社)だ。

とりあえず、この本を使って歴史を概観。あとは欧州統合史をやってもいいし、もう少し現代的な話を扱ってもいい。ま、この辺は参加者と相談して決めたい。恥ずかしながら欧州統合については、俺にほぼ蓄積がない。何か勉強会向きの本や論文があれば教えて欲しい。コメント求む。

at 21:44|PermalinkComments(3) 日々の戯れ言 

2005年05月22日

平均的日曜日。

今日はまさに平均的日曜日。

普段より少し遅めの起床、たまっている本の消化、バイト、黒バラ&ガキの使い、そして就寝。

ん~なんか有意義に使えてないような気がする。

とりあえず消化した本の紹介。

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御厨貴編『歴代首相物語』(新書館)

2週間くらい前に読み始めて止まっていた本。初代伊藤博文から現首相小泉純一郎まで、歴代首相の生い立ちや業績がそれぞれ2~10頁くらいで紹介されている。執筆者は若手の研究者が中心。詳細な研究ではないので個々の記事の読み応えがそれほどあるわけではない。だが、最初から最後まで読むと日本の政治史をそのまま概観することが出来るし、人物中心なので読みやすく面白い。手元にあると便利な本。類書に渡邉昭夫編『戦後日本の宰相たち』(中公文庫)がある。こちらは一人一人の分量がかなり多いので本格的だが、戦後~村山までなので包括性には欠ける。日本政治史をやるならば両方持っておきたいところ。

ちなみにこのblogで紹介している本はどれもそれなりにお薦めしたいもの。そう簡単に批判できるほど読解力に自信がないので、とりあえず面白くなかった本は紹介してない。あと、小説は趣味が出て恥ずかしいからあまり紹介しない(笑)

スペシャルウィーク産駒のシーザリオが樫の女王に。スペシャルウィーク産駒が活躍する時代なんだな~もう。

at 23:35|PermalinkComments(0) 本の話