2005年04月

2005年04月30日

GW初日。

起床、読書、朝食、読書、昼食、読書、バイト、夕食、読書、就寝。
こんな生活でいいんだろうか。

at 23:21|PermalinkComments(3)日々の戯れ言 

2005年04月29日

一日おいて振り返る。

今日は久々の休日。桜木町でリフレッシュしました。

午前中はスタバで英語を少しやって読書、午後は映画を観てその後食事して帰宅。

そういえば映画を観たのも久々だ。だけど…観たのは”Shall We Dance?” 感想言うほどでも無いですが、やっぱり日本版の方がいい。というよりはちょっとあの映画に顕れてるアメリカ文化があい・きゃんと・あんだーすたんど。いちゃつく中年カップルはあまり観たくない。とまあ、映画自体は酷評したいんだけど、どんな映画でもがちがちのがり勉生活を送っている俺にとってはいいリフレッシュ。いい一日でした。

というわけで知的に刺激され、疲れきった昨日を振り返ろうと思います。

2限:西洋外交史特殊研究。ピーター・クラーク『イギリス現代史』の序章~第3章まで、時代は1922年まで。本を扱う初めての授業ということもあり、その時代を直接テーマにするというよりは、歴史をどうみるか? といったやや方法論的な議論になった。具体的に言うと…この本は外交史や政治史ではなく文化史・経済史といった領域も含んでいる、ということで「贅肉が多い」、それをどのように考えるのか、ということ。いつものごとく口火を切ったのは俺。だけど自分の言いいたいことをうまく伝えることが出来ず。俺が伝えたかったメッセージは「この授業は西洋外交史の授業でありその場で外交や政治について語るのであれば、まずは外交や政治特有の論理を理解することが肝要。それを理解した上で文化や経済といった時代のコンテクストを論じることが必要なのではないか」ということ。これでも分かりにくいな~。

3限:本来ならば現代東南アジア論にもぐるはずだったのが、2限の特殊研究の先生&特殊研究を取っている友人・後輩と食事をすることに。ここで出たのが昨日のblogにも書いた「遊牧民族も農耕民族もダメ」ということ、これは至極当然の指定だろう。先生の話は刺激に満ち溢れている。他にも「人間を評価する時の基準」「なぜ学問をするのか」などなど、面白い話が続出。やっぱおっかけをして正解。

4限:東アジアの国際関係特殊研究。この授業、期待度はそんなに高くなかったのだが昨日はとても面白かった。やっぱこの先生めちゃくちゃ頭いい。昨日は発表者は2人、特に後者の発表「米中接近」をめぐる議論は面白かった。実は俺がこの授業で扱おうとしているのは「ポスト米中接近の東アジアの国際関係」なので、昨日の話は非常に参考になった。発表後の先生のコメントでは「米中接近がアメリカ外交において極めて例外的なこと」「米中接近、及びそれによってもたらされたデタントがネオコンに繋がっている」ということが指摘されていた。2つの指摘そのものは特段目新しいものではない。前者はキッシンジャー『外交』&ジェームズ・マン『米中奔流』、後者はジェームズ・マン『ウルカヌスの群像』などを通して広く知られていることである。が、この両者の見解を自分の頭の中でうまく結びつけて米中接近を国際政治史の中に位置づけるのはなかなか出・驍アとではない。添谷先生は年報政治学97に「米中接近と日本外交」をテーマにした論考を発表しているので興味のある方は是非一読を。ちなみに『ウルカヌスの群像』は昨年末から俺が一押ししているにも関わらず周りに読んだことがある人間が全然現れない。第1期ブッシュ政権の外交担当者(チェイニー、パウエル、ラムズフェルド、アーミテージ、ウォルフォウィッツ、ライス)の半生を描くことを通して、ベトナム戦争後期からイラク戦争までのアメリカ外交を分析している。ジャーナリストの書いたものであり、非常に読みやすくかつ内容も充実している、アメリカ外交を考える上での必読書。冷戦終結が政策担当者にどのように影響を与えたのか、という視点で読んでも面白いだろう。

5限:パリ政治学院教授の講演。英語だったので議論の大筋しか分からなかったのだが、議論が雑だった気がする。途中とにかく眠くなってしまった。英語を1時間以上聞き続けるのはかなりきつい。リスニングもしっかりやらねば。

ま、こんな感じかな~、とりあえず。

ちなみにここ数日取り上げている「民族」の話。周りで徐々に流行りつつあります。じゃんじゃん広めてください。場合によっては、そのうち改訂版作るので(ほんとかよ)。

GW明けには特殊研究の発表が4つ集中しているので、GWはひたすら勉強の予定。旅行をしたい。残念。

at 23:31|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年04月28日

異常に疲れた一日。

木曜日はやはり1週間でも特に楽しい曜日である。が、それ以上にとにかく疲れる。今日は1限の特殊研究が休講だったのだが、2限の特殊研究、その後3限は先生&友人2人と昼食、4限はまた特殊研究、5限はパリ政治学院の先生の講演、6時半からは外国語学校。やっぱ時間的にもきついが、とにかく頭が疲れる。今日一日異常に頭を使った気がする。

今日の特殊研究は両方とも内容が面白かったが、今日はとにかく頭が疲れたのでそのうちコメントします。

昼飯の時に先生に言われたひと言。

「純粋な遊牧民族も農耕民族も大学院で失敗する」

もちろんこのとおりのセリフではないが要はこういうこと。早急に対策を立案します。

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2005年04月27日

田町の夜の宴again。

2日続けて周之家@田町で飲んでしまいました。昨日飲んだ後輩はあの後徹夜で課題をこなしていたらしい…ほんと申し訳ない。

今日はサブゼミ&ゼミ。

サブゼミはケナンのForeign Affairsの論文2本。初回ということでなかなかうまくいかなかったが(というか俺のせいかな~)、知的にambithousなサブゼミを続けていけば、きっと得るものは大きいはず。何回か続けていくうちに円滑に進むようになればな~と祈る。

ちなみに、この”知的にambithous”というのは最近の俺の座右の銘。将来的にはここにさらに”relevant”というフレーズを付け加えたい。

ゼミは引き続き「アフガン」。今日は国際社会における「正統性」と「アフガンにおける民生支援」がテーマ。よくアメリカのイラク攻撃には正統性がない、とか言うけどそもそも国際社会における「正統性」てそもそも何か? これって考え始めるとものすっごく深いテーマ。これは結構長い間継続して考え続けることになりそうです。

今日の話を少し紹介すれば、現在のアフガン攻撃&カルザイ政権の正統性とは何か? ということ。

アメリカを中心としたアフガン攻撃は安保理決議1368に基づいている。この決議の要旨は「憲章に従って、個別的又は集団的自衛権の固有の権利を認識し、テロリズムに対してあらゆる必要な手順を取る用意を取る(ことが出来る)」というもの。どうやらアフガン攻撃の正統性は「国連=国際社会」にあるらしい。

9.11テロまではタリバンがアフガンを実効支配していた。で、その後アメリカを中心とした攻撃によってタリバン政権は崩壊。その後、有力者を集めたボン会議なんていうものを開き、そこでの議論によって緊急ロヤ・ジルガを開催することを決定。ロヤ・ジルガはかなり怪しい手続きによって各地域の代表者を選出して行われた。んで、その緊急ロヤ・ジルガを経て、憲法制定委員会が開かれる。この委員会はボン会議での合意に基づいてるらしい。その委員会で作られた憲法草案を「承認」するために今度は憲法制定ロヤ・ジルガが開かれる。どうやらこの憲法制定ロヤ・ジルガがいわゆる「憲法制定権力」ということになるらしい。で、さらにこの憲法に基づいて大統領選挙を実施、結果カルザイ政権成立、めでたし。
まぁ、長々と紹介したけどメッセージは「どうやらアフガン政権の正統性は『民意』にあるらしい、だけどその『民意』は経緯を見る限りかなり怪しい」ということ。

さて、こういった話をした上で議論になったのは現在の国際政治における正統性とは何か、ってこと。大体以下のものが考えられるのではないでしょうか。()は留保を表す。

・民意=選挙(?)
・国際社会の合意=安保理決議(?)
・伝統=平たく言えば王様(?)
・(実効的支配)
・(神権支配)
・(ヴェーバーの言うところのカリスマ支配)

問題はこのどれもが「怪しい」ということ。ん~深いです。そもそも日本だって統治の正統性は憲法だけど、今の日本国憲法は大日本帝国憲法の改正という手続きを経ている。そして明治憲法は欽定憲法である。これって民主主義? って考え方も出来る。

そうそう、あと面白かったのは「力」について。統治の正統性は「力」に基づいているのではないか、と俺が言ったら先生は少し考えて一言。

「力で支配するということを言うならそもそも正統性なんて考えなくてもいいんじゃないかな」

That's right! だね。この問題はじっくり考えてもう少し分かりやすくコメントしたいです。

そんなこんなで、難しい話を考えたあとは当然「乾杯!」。ゼミ仲間10人くらいで周之家へ。

みんなの就活もひと段落しつつあるということで大いに盛り上がる、今年1年みんなで遊びまくろう!と。ゼミ最高です。

at 23:55|PermalinkComments(0)ゼミ&大学院授業 

2005年04月25日

また一週間が始まる。

晩上好wanshanghao!…中国語で「今晩は」ってことです。ただの豆知識。

山拓勝ったね~。まぁ両選挙区とも民主党のスキャンダル絡みだからこの結果も当然なのかもしれない。政権交代への道遠し。

少し前にこのblogでもちょっとだけ触れた村田晃嗣『アメリカ外交』の書評が毎日新聞に出ていた。Linkを貼っておいたので興味がある人は見て欲しい。俺はこの山崎正和の書評の方が本よりも面白く感じたんだが…

今日はサークル。参加者は5人、少数精鋭でした(苦笑)
ちなみにサークルは月曜5限&火曜4限にやってます。参加したい人がいればどうぞご自由に!当面は研究書などではなく、基礎的な本をやり直そうというのが趣旨。なお明日は最上敏樹『人道的介入』をやります。

月曜のテーマ、というか扱う本はお馴染みナイの『国際紛争[原書第5版]』(こう何度も改訂されると金銭的に困る)。今更という感じでもあるが、文学部2年生の参加者が何人かいることもあってこれをやることになったわけです。色々と先週はやることがあって読む暇がなかったので、今日生協で買ってやる範囲を読んだんですが、なかなか面白かった。結構、ちょこちょこと文章が改められていたり、説明が加わっていたりとナイもやることが細かい。

今日扱ったのは、第1章&第2章。それぞれテーマは…

第1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
→リアリズムやリベラリズム、といった国際政治理論のエッセンスの紹介
第2章 20世紀における大紛争の起源
→国際政治を分析する道具(?)、ウォルツなんかを紹介しつつ

といった感じでしょうか。

にしても、世界中で教科書に使われているだけあってやっぱりいい本だね。わざわざゼミで扱ったりしたいとは思わないが、サークルのように自主的に勉強するなら3年4年になっても十分楽しめる。話題に上がったものとしては以下の文章、

時折、実務家は、なぜ理論などに拘泥しなければならないのかと思うものである。それに対する答えは、理論が不慣れな地勢に意味を付与する道路地図だからである。(中略)自分たちは理論などにとらわれていないと思っている実務家は、遠い昔の名前すら忘れてしまった三流学者の説に従っているだけのことが多いのである。(ジョセフ・S・ナイ・ジュニア『国際紛争[原書第5版]』11頁。)

こういったことに自覚的になれるか、が実務への橋渡しとなる大学生活をいかに有益に過ごすかの分岐点なのだろう。なんて言いつつも俺は実務に携わることない道へ進むわけですが…。もっとも同時にこの本があくまで教科書であることを忘れてはいけない。教科書は答えが書いてあるものではなく、あくまで初学者への道標にすぎないのだから。

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2005年04月24日

祝☆古田2000本安打

古田2000本!めだたいね~。最近はついつい頑張ってるベテラン選手を応援してしまう。これって老けたってことだよなー。そんな年でもなかろうに。

今日は久々に勉強というものを一切しなかった。

俺の場合、いわゆる勉強だと思ってるのは語学(English&中文)だけで、政治学やら歴史やらはどこからが趣味で、どこからが勉強なのかはっきりしない。で、今日はその両方ともやらなかった。今年に入って初めてかもしれない。ん~そう考えると俺病気だね。がり勉じゃん。

とはいえ、今日はそんなつもりでは無かった。朝起きて、ふと思い立って掃除を始めたのが全ての間違いだった。3回の食事&サッカーを見てたことを除けば夜9時までひたすら掃除。

その結果分かったこと。

・部屋がかなり汚くなってた。こまめに掃除する俺としては不覚、徹底的にきれいにしました。
・本がやばい、漫画を抜かして1500冊くらいあった。内訳は文庫本1000冊(小説が半分くらい)、単行本300冊(勉強系が半分くらい)、新書200冊。これはもう、ひと財産だね。両村上、遠藤周作、芥川龍之介、北杜夫、あたりが大量にあった。読み返したいが時間が無い。
・掃除って楽しい。

掃除をすると心まで健康になる気がします!みなさん掃除しましょう!

なんていう小学生の先生みたいな台詞が自然と出てきます。やっぱ病気だ、俺。

掃除終了後は部屋で友人から借りた先週の伊集院ラジオのMDを聴き始め、そしてもうタイムアップ。俺の日曜日はこんなんで終わりました。ちなみに先週の伊集院ラジオはちょっと面白すぎます。「引越しおばさん」をCM前のBGMに使うのは反則。同じくCM前のBGMで「君達は腐ったチェリーなんかじゃないんだ!」っていう台詞、これには爆笑。伊集院ラジオ聴くとバカになって、童貞係数が上がるのは確実。

最後に、今日のジュビロについて。

やっぱり絶望的、まさか今期落ちたりしないよな~。前半は2点しか取られなかったのが不思議なような出来だった。後半はなかなかよいシーンもあったが、攻撃が単調。いい形になるのは右の太田を使った時くらい。中盤は全く機能していなかった。藤田&名波には存在感が無かった。名波はボランチに入ってるのに、守備が出来てない。
はぁ~、誰かいい外人連れてきてください(爆)

at 23:24|PermalinkComments(0)日々の戯れ言 

2005年04月23日

今日は開校記念日なんです。

友人のブログを観ていたら、今日開校記念日で図書館が休みということを知らず大学へ行ってしまったとのこと。ちなみに俺はバイト終了後、渋谷駅へ向かいかけた途中で気付きました。あぶねーあぶねー。

今日のテーマはいちおーイギリス外交史について。

なぜか、1つは俺が今年授業でイギリス外交史を取っているから。例の西洋外交史特殊研究×2。前後期で読む本は以下の4冊。

・ピーター・クラーク『イギリス現代史 1900-2000』(名古屋大学出版会)
・木畑洋一、佐々木雄太・編『イギリス外交史』(有斐閣アルマ)
・細谷雄一『大英帝国の外交官』(筑摩書房、近刊)
・細谷雄一『外交による平和』(有斐閣)

とりあえず昨日買った『イギリス外交史』を読み終えたので書評。

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木畑洋一、佐々木雄太・編『イギリス外交史』(有斐閣アルマ)

最近発売された日本で唯一のイギリス外交の教科書。著者は思想的には右から左まで幅広い、ということで全体を通して統一感が取れているのか心配だったが、杞憂だった。編者の言葉を借りれば、本書では「巧みなイギリス外交の分析」という観点と「イギリス帝国のオーバーストレッチ、空想的なイギリス外交の失敗」という観点の双方に注目によって、イギリス外交を観る目をブラッシュアップしている。非常に興味深く読み進めることが出来た。が、こういった教科書に面白さを感じるということは、俺にこの分野についての知識がないということを反映しているのだろう。もっとも、日本でイギリス外交史に対する知識がある学生はほとんどいないわけで、非常に意味のある本だろう。

で、本題のイギリス外交史。ここでイギリス外交史を取り上げる理由の2つ目は、去年俺がイギリス外交史について論文を書いたから。

はい、そうです。自分の論文の宣伝です。

題名は「第二次世界大戦前夜、イギリス外交の迷走 ―極東戦略の推移と天津危機処理を中心に―」

ゼミの三田祭論文で、慶應の法学部政治学科のゼミナール委員会が発行している『政治学研究』に投稿したものだ。目次は以下のとおり、

一 はじめに
二 帝国防衛と極東の位置づけ
(一) 極東戦略とは何か
(二) 太平洋英連邦国家の安全保障
(三) 帝国防衛の中の極東戦略
三 一九三九年五月までの極東戦略
(一) 日中戦争以前の極東戦略の推移
(二) 日中戦争勃発後の極東戦略の推移
(三) 極東政策の展開
四 天津危機の発生とその処理
(一) 天津危機の発生
(二) 日英交渉の開始
(三) 日英交渉の帰結
五 イギリス外交戦略の破綻
(一) 地中海戦略の破綻
(二) 独ソ不可侵条約
(三) 対独宣戦へ
六 おわりに

第二次世界大戦前夜にイギリスは極東においてどのようなプレーヤーだったのか、そしてイギリスの世界戦略の中で極東はどのような位置付けにあったのか、といったことを明らかにすることによって自分の長期的な研究課題である「日本外交」を考えるきっかけとしたい。というのが本論文の大本にある問題意識。

論文を書き上げての感じたことは、イギリス外交はほんと面白い。だてに世界大国をはってなかったと思わされる。そしてその世界大国からの没落、それが冷戦や脱植民地化といった要因と重なりあっている、面白すぎる。今回は第二次大戦前夜&極東とかなり分析対象を限定したが、そんな狭いところを切り取ってもこの面白さが分かる。

というわけで今日のメッセージは2つ。

①イギリス外交は面白い。特殊研究楽しんできましょう!
②俺の論文読んでください。抜き刷り余ってるんで希望者には差し上げます。

at 22:15|PermalinkComments(0)本の話 

2005年04月22日

誰かしつこい杉花粉をどうにかしてくれ。

気付けば4月ももう下旬。桜も散って、最近少し花粉症が軽くなった気がする。俺を憂鬱にしてくれた花粉症ともあと少しの付き合いだ。これ以上粘らないで欲しい。最近気になるのはツツジ。あの毒々しいピンクが一度気になると脳裏から離れません。いくらなんでも木全体をピンクにしすぎ!

このブログでプッシュした佐藤優『国家の罠』が先週日曜の朝日新聞読売新聞に書評が出ている。興味深い本なので、まずは書評を読んでみて欲しい。

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宮城大蔵『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社)

本書は本格的な日本外交史研究であると共に、1960年代のインドネシアをめぐる国際政治史研究。俺は、日本外交史について先行研究の読み込みが全く出来ていないので、本書のような本格的な研究書を論評することは難しい。が、頑張っていくつかコメントを付けることにする。まず本書の新しい点は、日本外交史研究の従来からの主流である「日米関係論」ではなく、日本外交をアジア、それも「海のアジア」という点から捉え直していることである。これは俺にとっては非常に新鮮な視点であった。また本書には日・米・英を中心に各国の外交資料を渉猟した結果がふんだんに生かされている。日本外交史研究というよりは、むしろインドネシアをめぐる国際関係史というべきだろう。この裏返しとして、本書は数ある日本外交の中で対インドネシア政策のみを扱っているという批判が出来るかも知れない。もっともこの批判が適切な批判なのかは分からないが…。本書を読んでの結論は「もっと日本外交史研究の読み込みが必要!」ということ。頑張ります。

at 20:52|PermalinkComments(0)本の話 

2005年04月21日

「哲学」する木曜日

水曜日はゼミの日であり、三田へ来て以来一番楽しみにしている曜日である。が、どうやらこの春学期は木曜日も水曜日と同じくらい楽しみになりそうだ。何と言っても授業が面白い。

1限 国際政治経済論特殊研究 ("Foreign Policy"を輪読)
2限 西洋外交史特殊研究 (ピーター・クラーク『イギリス現代史』、佐々木雄太、木畑洋一・編『イギリス外交史』を輪読)
3限 現代東南アジア論 (東南アジア地域を「創られた民族」という視点から読み解く)
4限 東アジアの国際関係特殊研究 (研究発表が中心なのかな~)
6限 外国語学校(チャイ語)

特殊研究は先生の話も面白いし、それに惹かれてか、どの授業にも面白そうな面子が集まっている。現代東南アジア論は、先生の視点が独特で面白い。授業がもう少し進んだらちゃんとしたコメントをしようと思います。ちなみに、国際政治経済論特殊研究で今日扱ったのは「国境を越える臓器移植」。自分の好きなことばかりやっていると、とかくハイポリティカルな話しにばかり目がいってしまうが、現在の国際政治の課題としてこのような問題は大きくなっているのだ。

ただ授業が面白いというだけではなく、木曜日はなかなか考えさせられる日でもある。俺の周りにいる数少ない進学組が授業に集まっているからだろうか。それとも、周りの就職組に続々と内定が出ているからだろうか。おそらくその両方なのだろう。進学組には進学組の悩みがあるし、就職組には就職組なりの悩みがある。この時期はそんなみんなの悩みが奔騰し溢れ出す時期なのだろう。「付和雷同」して俺も悩んでるような気になってしまう。ま、実際将来は不安です。

そんな最近の感想として、みんなそれぞれが周りの人間が思っている以上に悩み考えてるんだな、と思った。そして、そんな悩みを聞いたり話したりする中で感じたのは、自分の「引き出し」の少なさ。実際、このブログに書いていることの半分くらいはその日に人に話したことだし。これは就職や進学について具体的なアドバイスが出来る、とうことではない。何というか人間の魂に響くような真理を衝くことが出来ないってこと。こんな回りくどい言い回ししか出来ないところにも「引き出し」の少なさが現れているような…小説読んだり哲学を学んだり歴史を学んだり、そんな教養が「引き出し」を増やしてくれるんだと思います。

というわけで木曜日は、人生についてちょっとだけ考え、つまりちょっと「哲学」をして、そして「哲学」を学びたくなる、という曜日です。あ~何を言ってるのかよく分からない文章だ。相変わらず駄目なジュビロ&ライオンズが、俺に悪影響を与えてるんだ!

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2005年04月19日

最近、忙しいです。

今日は、久々に知的変態コミューンの活動があった。ってただ国分ゼミの友達とだべってただけだけど…とても文字にする気がおきないような活動内容でした。

昨日の反日運動についての考察に早速コメントがありました。1つはオランダに留学中の友人から、もう1つは一昨年の国際学生シンポジウムで一緒になった他大学の友人から。ちょっとGlobalizationなるものを感じた気がする。是非、2人のコメントも合わせて読んでください!コメントはまだまだ募集中。

昨日の論評、実は明確に論敵がいます。論敵というよりは2つの立場に対する反駁かなぁ。

1つは「相互交流を深めていくことのみを主張して、その延長で問題解決しよう」という立場

もう1つは「明確な条件を主張せずに竹島・尖閣は譲ってもいいんじゃないか」という立場

気が向いたらそのうちこれについても一筆書いてみようかな。興味があれば直接聞いてくれ!

とにかく外国語学校やらサークルやらゼミやらちょっと最近忙しすぎ!

at 23:47|PermalinkComments(0)日々の戯れ言