地震今学期の授業

2011年03月31日

2010年度を振り返って(研究関係)

3月11日に地震が起きてから、落ち着かない毎日が続いていますが、今日で2010年度も終わりです。明日から心機一転、頑張って行くためにも今年度(の研究生活)を簡単に振り返っておきます。



博士課程も2年目を迎えた今年度はそれなりに頑張ったつもりなのですが、論文として形になったのは1本だけでした。それも、版元の情報を見ると今日が発売日となっていますが(リンク)、まだ手許には届いていません(苦笑) 「エネルギー安全保障政策の胎動―石油市場の構造変動と「対外石油政策」の形成、1967-1973―」と題した論文で『国際安全保障』という雑誌に載ります。

ちょうど1年前に公刊した論文(リンク)は、修士論文の一部を切り取って加除修正をしたものですが、今回の論文は博士課程に入ってから始めた研究で、時期としては修士論文で書いた時代の前史です。正直なところ完成度や満足度は1年前の論文の方が高いのですが、それでも研究成果が形になると、次の研究をもっと頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

それから、昨年秋には国際政治学会で報告をさせて頂きました。これは報告後の記事に書いたので詳しくは書きませんが、研究の成果を示し、同時に課題が浮かび上がったという点ではとても貴重な経験になりました。報告ペーパーはおそらく来年度の早い時期に公刊出来ると思います。



形になったのは論文1本・学会報告1回だけでしたが、今年度はいくつか学外のプロジェクトに加えて頂いたのがとても貴重な経験でした。まだ形になるか分からないものばかりなので詳細は書けませんが、大学の中に閉じこもっていては見えてこない色々な課題が見えたのでとても勉強になりました。うまく行けば学術雑誌とは違う形で成果を出せそうなので、これは励みになります。

学会報告で感じたことと同じなのかもしれませんが、結局日々真面目に研究に取り組むことで知的な体力を付け、研究を蓄積していくことによってしか、見えてきた「課題」は解決しません。と、こう書くことによって自分にプレッシャーをかけてみます。

まだ形になっていないいくつかのプロジェクトに参加して感じたことは、とにかくうまく時間を使っていかなければいけないし、空いた時間を有効活用して研究に励まないといけないということです。これから1ヶ月くらいがちょうどこの空いた時間だと思うので、研究に励みたいと思います。



明日から始まる来年度上半期の課題についても簡単に。

大学院の制度上、博士論文を提出するためには、査読付きの論文を2本公刊した上で学内の研究会で博士論文計画を含めた形で1回報告し「合格」する必要があります。今回出る論文で公刊論文2本という条件はクリア出来たので、次の目標は学内研究会での報告です。7月に学内の研究会があるので、そこに向けて上半期は頑張ろうと思います。

それからもう1つ大きな課題は、6月にある学会報告です。企画から立ち上げた昨年の国際政治学会とは違い、今回は声をかけて頂いたのですが、気が付いたら段々と大ごとになってきた感じがしてきて、ちょっと困惑していますが、せっかくの機会なので大事に使わなければなりません。5月にペーパーを提出しなければいけないので、今はそのための資料の読み込みやアイディアの検討をしているところです。



今年度を振り返る上では、やはり震災とその後の状況に触れないわけにはいきませんが、これは改めて書きたいと思います。twitterでは色々と書いていますが、あまりの事態にまだ考えがうまくまとまりません。少しでも明日が良い状況になることを祈っています。


black_ships at 18:29│Comments(0) 日々の戯れ言 

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