2010年08月05日

課題がもう一つ終了!/日本外交史研究者向け情報(2)

バタバタとした毎日を送っている内に、前回の更新からまた一週間以上空いてしまいました。

積み上がった課題もこの一週間でそれなりに減ってきました。もう一週間経ってしまいましたが、最後の詰めに苦労した2本目の論文を某学会誌に投稿(パチパチ)。無事、受領通知も来たので、あとは天命を待つばかりです。

その他は、研究費関連の処理やら、某プロジェクトの研究補佐の仕事やら、行政学のお勉強やら、インタビューのテープ起こしやら、細々とした課題がそれぞれひと区切り付きました。といっても、まだ終わっていないテープ起こしが二つあるので、これを何とか来週頭に終わらせて、大きな課題に取りかかる態勢を整えたいものです。

と、思いつつも、明日からのROCK IN JAPAN FES 2010に向けて気持ちが盛り上がってきてしまったので、今日の勉強&研究はここまでにして筑波の通人宅へ向かうことにします。



twitterを始めて2週間経って、何となく使い方が分かってきました。同時に感じたのは、大したことでは無くてもツイートしていると、アウトプットへの欲求が満たされてしまうということで、これはこれで危険だなと思います。



本の話で色々書きたいことがあると宣言しつつも、なかなか筆が進まないので、まずは前回の記事で少し書いた「日本外交史研究者向け情報(=日本の外交文書公開の実態)」を書き進めることにします。

前回は、「戦後外交記録公開の全体像を把握せよ」というところで終わったので、今回はその全体像について紹介をしておきます。

「全体像」を把握するためにはどうすればいいのか。いま一番簡単な方法は、外交史料館のHPにアクセスすることです。そこから、まず「所蔵史料」をクリック、続いて戦後期のところにある「外交記録公開」に進むとお目当てのページが見つかります(リンク)。

ごちゃごちゃした説明を省いてまとめてしまえば、いま戦後外交記録は、大きく分けて3つの方法(①外交記録公開、②情報開示請求に基づく公開、③外交史料館への移管ファイル)で公開されています。

第一は「外交記録公開」。これは1976年から始まったもので、第1回から第21回まであります。2001年までは、戦後日本外交に関する日本の一次資料は、基本的にこの「外交記録公開」のみでした。「青ファイル」云々という外務省の文書管理に関する専門的な話は置いておくとして、ざっくり言えば、これは「作成から30年以上経過した外務省文書の一部を公開した」ものです。

トータルの資料数はかなりありますし、実際に重要な資料が数多く含まれています。ただし、基本はマイクロ・フィルムかCD-R(第18回公開以降)での公開で、閲覧者が資料の全体像を把握出来ないという難点があり、「まだ隠し持っているのではないか」という、ある種の不信感に繋がった点は否めません。ちなみに第1回~第5回、第7回、第8回はインターネット上でも閲覧出来ます。

「外交記録公開」に含まれる文書は占領期から70年代中盤までですが、実質的にはほぼ60年代半ばまでというのが研究者の共通理解と言っていいのだと思います(なぜこの年代なのかということの背景には、60年代中盤の外務省内の文書管理規則の変化があるようです)。とはいえ、今の段階でも(ある時期までの)戦後日本外交史を研究する際に、まずチェックしなければいけないのは、この「外交記録公開」の文書です。

それでは、どのようにチェックするのか。ここで役立つのが、「戦後期外務省記録(青ファイル)分類表」です(※これはgoogleなどで検索すればすぐに見つかります)。この分類表を見て、自分の関係する資料がどこにあるのかをある程度の当たりを付け、その上でそれぞれのファイルをチェックしていくことが、基本的な手順になります。

どういったファイルがあるのかを確認するためには、おそらくこれまでは外交史料館に置いてある目録を確認しなければいけなかったのだと思いますが、一ヶ月くらい前から、外交史料館のHPで目録を閲覧出来るようになりました。やや残念なのは、この目録では含まれる文書の作成年月日までは確認出来ないことですが、それでも、大体の当たりを付けられる点は重要です。

と、ここまで書いたところで、時間が無くなってしまったので、情報公開法施行による変化については、また次の機会に書くことにします。乞うご期待。

black_ships at 18:32│Comments(0)日々の戯れ言 | アウトプット(?)

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