2009年10月02日

後期の授業

博士課程ということで、後期に履修する授業は師匠の院ゼミとプロジェクト科目(政治思想研究)の二つだけですが、後輩にシラバスを見せて貰ったところ、オムニバス形式の基礎演習も興味がある回がいくつかあったので、時間が合えば顔を出してみようかなと思います。

<水曜日>

2限:国際政治論特殊演習

特殊研究が大学院生全体に開かれたゼミなのに対して、この特殊演習はいわゆる「院ゼミ」です。昨年は、正規の院生が二人だけだったこともありレイモン・アロンの輪読をメインに先生の研究室で行いましたが、今年は専修コースの院生・研究生・来年から進学予定の学部生が増えたこともあり、院棟の教室で賑やかな授業となりそうです。加えて、先生とオブザーバーとして参加している他ゼミの後輩も研究発表をするようなので、それほど多くの文献が読めるわけではありませんが、ゲスト・スピーカーとして来る先生の本を読もう、ということで↓を来週から読むことになりました。

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発表日程の関係で、ひとまず読むのはケース・スタディの章ではなく理論を扱った章なのでなかなか発表者は大変な気もしまが、どういった議論になるのか楽しみなところです。

その他、ケインズを取り上げた本を読もうという案もあり、こちらも実現すればなかなか面白そうで楽しみです。

<木曜日>

5限:プロジェクト科目(政治思想研究)

この授業は、研究に直接関係するところはほとんど無いにもかかわらず、履修を続けている科目です。隣接分野の研究手法や議論の構造は自分の研究を進める際にも参考になる、といった正当化が出来ないわけではありませんが、基本的には自分の純粋な興味に従って履修を続けています。通常であれば、初回の授業はガイダンスで担当者決めを行うだけのところ、なぜか昨日は初回にも関わらずゲストの先生が来て授業がありました。それだけならばいいのですが、事前のアナウンスが無かったために、著書や論文に目を通すことが出来なかったのは残念でした。

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さて、初回のテーマは「『古来の国制』論――イギリス立憲主義の知的源流」ということで、ケンブリッジ・パラダイムの研究手法に基づいた17世紀初頭イングランドにおけるコモン・ロイヤー達を取り上げたご報告でした。約1時間の講義の中で、著書(↑)で展開された議論そのものというよりは、その背景や問題意識を重点的に取り上げられたので、もう少し突っ込んだ議論を聞きたかったような気もしますが、イギリス史やイギリスの思想に興味がある自分としてはとても興味深く聞きました。

授業日程の関係で、この報告を受けての討論は再来週になりますが、討論者がどちらもイギリス政治思想史を専門とされているので、どういった議論になるかとても楽しみです。

at 13:54│Comments(0)ゼミ&大学院授業 

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