2009年09月24日

バーダー・マインホフ

気持ちがいい気候が続いた大型連休の間も、大学院生たるものやらなければいけないことに限りはないわけで、気がつけば大学に足を運んでしまった自分がいます。それにしても今年は秋の訪れがとても早いようで、大学のキャンパスに銀杏(ぎんなん)がちらほらと落ち始めているのは驚きです。

さて、気が付けば夏期休暇も終わり、今日から後期がスタートです。といっても、履修しているのは二コマだけなので、生活は全く変わらないわけですが、それでも気分を入れ替えて頑張っていこうと思います。



以前のように、勉強・研究生活の日常をつづるわけでもなく、気になった新刊書や読み終えた本の紹介をコンスタントにするわけでもなくなってしまったため、このブログをどう使っていくのかがいまいち定まっていない今日この頃ですが、「おはようからおやすみまで学界を見つめる」ようなことは知的変態サラリーマンに任せるとして、気が向いた時に駄文を書き連ねるというのがいいのでしょうか。

ブログ更新が滞るひとつの理由は、アルバイトの話や元外交官へのインタビューのプロジェクトなどここに詳細を書けないような活動が徐々に増えてきたことなのですが、もっと根本的な理由は、いま取り組んでいる論文にやや苦しんでいるからなのでしょう。本業の研究に決着がつかないと、なかなか他の事でまとまった文章を書く気にならないのは、まだまだ頭の切り替えがうまく出来ていないことによるものなのかもしれません。



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あまりこのブログには書いていませんが、ちょこちょこと趣味の映画鑑賞は続けています。最近観た中で印象深かったのは「バーダー・マインホフ 理想の果てに」(公式サイト)です。ドイツ赤軍(RAF)を取り上げた映画で、「おくりびと」が受賞した今年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされていました。

さて、いつもは気分転換も兼ねて映画を観ているのですが、自分の研究している時代にほぼそのまま重なっていることもあり、研究を忘れるための息抜きにはなりませんでした(苦笑)。もっとも、普段は研究対象の関係で、権力側の視点からこの時代を見ているので、違った視点から同じ時代を視るのは新鮮なものです。

話自体は比較的史実に忠実に作られているようで、ドイツ赤軍の約10年を淡々と描いているため、背景の知識が無いとあっという間に話が進んでいく印象があるかもしれません。この映画が興味深いのは「淡々と」という点で、体制側・反体制側のどちらにも肩入れするわけでもなく、とにかく淡々と運動の盛り上がりと崩壊の過程を描いているところです。

色々と背景や事情を調べてからもう一度観たい映画です。

at 10:50│Comments(0)映画の話 

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