2009年05月04日

ショック

周囲の雰囲気に影響されやすいのか、気分はゴールデン・ウィークのお休みモードだったのですが、実際には水曜日の授業が二週続けてないだけで、月曜&火曜は元々授業が無いので、普段とそれほど変わらないことに気が付きました。もっとも、連休のためにアルバイトがないため、時間はかなり余裕があり、積読解消に時間を割くことが出来そうです。

そんないい気分の時に、飛び込んできたのが「忌野清志郎死去」のニュースでした。甲本ヒロトと並ぶ高校時代からの自分の中のヒーローが一人逝ったことがショックです。そんなわけで、昨日今日とエンドレスで清志郎を聴き続けています。タイマーズなど久しぶりに聴くとこれがなかなか…。



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↑空いた時間に読み終えました。

「冷戦終結20年」の特集の中でも、特に熱心に読んだのがリカルド・ソアレス・デ・オリヴェイラ「『アフリカ問題』の発見」です。著者の先生は、昨年秋に大学で行われた研究会に講師としていらした方で(リンク)、その時の講演がとても良かったので、『アステイオン』に論考が載ると聞いた時から楽しみにしていました。昨秋聞いた話は、中国のアフリカ進出に関するものでしたが、今回の論考はそれよりも広くこの30年ほどのサブサハラのアフリカをめぐる状況を検討したもので、前回のペーパーよりも読み応えがあったように思います。必ずしも派手な議論を展開しているわけではないですし、何かに特化して細かく論じているわけでもないのですが、全体を通して目配りの良さと要点を押さえていると読者に強く感じさせるのはそうそう簡単なことではないでしょう。アフリカについて考える際には、外すことの出来ない論者の一人として広く知られていくことになるのではないかと思います。

巻頭に並んだ三つの論考(納家政嗣「「ポスト冷戦」の終わり」/山本吉宣「国際システムはまた均衡に向かうか」/北岡伸一「新たな世界秩序の模索」)の安定感も印象的でした。それぞれの議論については賛否があるのかもしれませんが、この三先生の議論はブレが無いのでスーっと頭に入ってきます。印象的だったのは三つの論考が共通して、ポスト冷戦が今終わりつつあるという時代認識を持ち、(ニュアンスはあるにせよ)アメリカの重要性を強調していることです。論じている内容はそれぞれ異なりますし、それぞれの議論に微妙な違いはあるのですが、三先生の見方が、現状を考える上での安定した位置を示しているのかもしれません。

at 17:22│Comments(0)日々の戯れ言 

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