再び無事合格。『創文』。

2009年03月08日

多忙で候。

二月半ばから学費稼ぎに追われ、なかなか思うように時間が使えません。

週四日~五日フルタイムでバイト+家庭教師×2という生活は思いの外、時間が取れません。バイトの方がそれなりに自分の研究にも関係しているので、勉強にはなるのですが、資料をパラパラ読んだり、読まなければならない本や教科書をいくつか読んでいるだけであっという間に一週間が終わってしまいます。

こんなことを毎年やっていては研究が出来ないので、来年度からは借金生活がスタートすることになりそうです。



そんな生活の中でもゆとりは必要だろうと思い、昨日はバイトを終えてすぐ帰宅してWBCの日韓戦を観たのですが、結果はご存じのとおりで日本の圧勝。村田がホームランを打ったところで観るのを止めてしまいました。

さらに昨日はJリーグの開幕日ということで色々とニュースをチェックしていたのですが、我がジュビロ磐田は昇格したばかりのモンテディオ山形に惨敗という結果。スコア以上に点の取られ方やタイミングがあまりにもひどいのに愕然としました。監督を日本人やブラジル人、ヨーロッパ人を節操無く変えるフロントの姿勢に疑問を感じる今日この頃です。



読売新聞の社説で公文書管理法案が取り上げられていました(リンク)。ネットでしか調べていないので紙面では違うのかもしれませんが、公文書管理法案について各メディアの注目はあまり高くないようです。こうした形で有力紙の社説が取り上げると、それに触発される形で他紙も議論に加わることがあるので、そうした流れになることを期待したいものです。

そんな記事を読んでいてふと思ったのですが、先日ここで紹介した新たな外交文書公開制度「要公開準備制度」ですが、どうやらこの制度の導入も公文書管理全体の問題と繋がっているような気がします。

日本の公文書公開が、アングロサクソンを中心とした諸外国と比べて遅れていることは周知の事実ですが、そもそもの問題は「公開」以前の「管理」にあります。独自の文書公開を行ってきた外務省はまだいい方で、旧通産省は散々な状況にあります。一説によると、通産官僚は新たな補職についてまずする仕事は、前任者が作成した書類を処分することだとも言われています。これは事実の隠蔽が目的というよりは、下剋上的な組織文化に基づくものだそうですが、いずれにしても大きな問題であることは間違いありません。

『通商産業政策史』という省史を作るにあたって、あまりに資料がなかったために大量のインタビューを行ってその穴埋めをしたことはよく知られていることです。口述資料には口述資料の良い点があるのですが、それは文書資料に代わるものではありません。それゆえ、『通商産業政策史』には単純な事実関係の誤認を含めて様々な問題があるわけです。

情報公開法がある現在は、ネット上で「行政ファイル管理簿」を検索して省庁がどのような文書ファイルを持っているかを一般国民でも調べることが出来るのですが、検索をしてみると許認可関係などは別にして、いわゆる「政策文書」の類を経産省がほとんど残していないことが分かります。こうした状況が、公文書管理法案が通ることによって多少なりとも改善されることを望みたいものです。とはいえ、これまでが散々な状況だったことを考えると、その成果が歴史研究に反映されるようになるには相当の時間がかかることになりそうです。

これに対して、より近い将来に資料的に期待することが出来るのは財務省でしょうか。位置付けが曖昧な日銀に大量の資料があり公開が望めない点は非常に残念ですが、それでも旧通産省と比べれば旧大蔵省の方が、情報公開の進展に伴って有望な資料が出てくるのではないかと思います。もっとも、旧大蔵省の組織文化は独特のものがあるらしく、政策研究大学院(GRIPS)でオーラル・ヒストリーのプロジェクトをやっていた当時に、旧大蔵省関係者の聴き取りはあまりうまく行かなかったようです。こうした文化が残っているとすると、やはり積極的な公開はあまり期待しない方がいいのかもしれません。

他省庁に話が流れてしまいました。「要公開準備制度」の話でした。この制度はまだ運用が始まったばかりで見えないことだらけなのですが、どうやらこの前ここに書いたのとは違い、「戦後外交記録公開」とも「情報公開法に基づく文書公開」とも異なる全く新しい公開制度のようです。

何よりも異なるのは、今回の制度が「現物公開」だということです。「管理番号」というものと「分類番号」が混在していたりと、いまいちよく分からない部分もありますが、ともかく新たな公開制度であることは間違いないようなので、今後の運用を含めて注目していきたいです。

at 16:48│Comments(0) 日々の戯れ言 

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