2008年09月05日

Go To DMC(デトロイト・メタル・シティ)!

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映画が観たい、といって昨日のエントリーではいくつか挙げたわけですが、時間の関係もあって観たのはなぜか「デトロイト・メタル・シティ」(公式サイト)でした。息抜きなので、考えさせられるような映画よりは軽めの映画がいいと思っていたのですが、よりによって「DMC」になるとは……。

「渋谷系」が比較的好きな自分としては、気恥ずかしい対象としての描かれ方に何とも言えない気分になりましたが、アホらしくていい息抜きになりました(メタルはちょっとバカにされ過ぎているような気もします)。評判通り松雪泰子のはじけっぷりはなかなかでした。

ただ、原作は全く読んでいないので、原作のファンがどう感じるかは分からないところです。40過ぎのカジヒデキが大学生役(?)でちらっと出ていて違和感があまり無かったのには驚きました。なぜかメタルよりはカジヒデキを聴きたくなりました。

次は、もう少しカタめの映画を観ようと思います。



近代に入ってから、ようやく勉強が面白くなってきましたが、語学の試験のように手応えが全く無いのが辛いところです。そもそも、日本外交史や日本政治外交史が専門ですと言っていても、戦前は全くの素人です。

外交に関してはそれなりに研究を読んできていますが、国内政治は坂野潤治や三谷太一郎などの大御所の代表作や、清水唯一朗『政党と官僚の近代』(藤原書店、2007年)、五百旗頭薫『大隈重信と政党政治』(東京大学出版会、2003年)など若手研究者の博士論文ベースの研究書を散発的に読んでいたきただけなので、なかなか「土地勘」が掴めません。

そんなわけで、今は歴史学研究会・編『日本史史料』を右手に、代表的な通史や教科書を左手に「土地勘」の習得と史料読解に努める毎日です。それにしても、手応えがありません。この作業をもうしばらく続けて、残りはひたすら出題するであろう先生たちの著作を読み返す作業にあてるつもりなのですが、ふとなぜ自分はこんなことをしているのだろうかと考え込んでしまいます。



相変わらず色々な研究書の刊行ラッシュが続いています。これまでに紹介した本も併せて、秋になったら読み込んで書評を書きたいと思いますが、ひとまず紹介まで。どれもまだ未入手なので、早く手許に揃えたいです。

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一冊目は、日本政治外交史の研究書、村井哲也『戦後政治体制の起源 吉田茂の「官邸主導」』(藤原書店)です。博士論文を基にした本だと思いますが、研究蓄積の厚い占領期を対象にしつつ、その後の戦後政治史に繋がる経済暗転本部を政治史として描いている点が興味深く、読むのが楽しみです。

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二冊目は、イギリス外交史の研究書、小川浩之『イギリス帝国からヨーロッパ統合へ 戦後イギリス対外政策の転換とEEC加盟申請』(名古屋大学出版会)です。この数年、イギリス外交史は日本語でも本格的な研究書が相次いで刊行されていますが、外交史の中で経済の要素を取り込んでいる本書は、自分の研究を考える上でも必読文献だと思います。著者がこれまでに発表した論文は何本か読んでいるのですが、一冊の本にした時にどのような大きなストーリーとなってるのかが気になります。

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三冊目は、前期の授業でウェストファリア条約を取り上げた際にちょっと目を通した、Benno Teschke, The Myth of 1968 :Class, Geopolitics, and the Making of Modern International Relations, (London: Verso, 2003) の待望の翻訳です。マルクス主義史学の影響が強い本ですが、国際政治史、国際政治理論に関心のある多くの読者に読まれるべき本だと思うので、こうして翻訳が刊行されたことは嬉しいです。

その横の画像は、上巻につづいて下巻が刊行されたトニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史』(みすず書房)です。ともかく細かく色々なテーマが詰まっているので原書で読むのは大変ですが、日本語であればさくさく読めそうなので、ひとまず手許に置いて自分に関連する部分を読むことにしようと思います(確かこの本は、後輩がパリ政治学院に留学していた時にテキストで使っていたと言っていたような気がしますが…)。

本をじっくり読む時間が欲しいです。

at 17:45│Comments(3)映画の話 

この記事へのコメント

1. Posted by キュービクル住人   2008年09月05日 21:55
>経済暗転本部
 ネタか。
2. Posted by 管理人   2008年09月05日 22:06
>経済暗転本部
ネタじゃないです(汗)
面白いのでそのままにしようと思うのですが、それはそれで著者に悪いような気もしますし、どうしたものか…。
3. Posted by ogro   2008年09月06日 06:53
よー覚えているなwさすが。
Tonu judtは懐かしくて、
原著で買いましたよ、紀伊国屋で2000円くらいだった。先生いわくあれは、一般向けだと。でもこの翻訳がなされている間に、アメリカでは新作がでていましたww仕事はやい。

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