2008年08月03日

この数日間。

あまりの暑さに、かつて一世を風靡したある漫画に「暑い夏、……死刑!」という一節があったことをふと思い出す。暑さとアルコールで頭がやられてきたようだ。今日も一つ飲み会があるのだが、これで五日連続の深酒になりそうなので、症状がさらに進行しそうだ。

世の中は、オールスターがあったり、内閣改造があったりと色々と動きがあるようだが、自分は相変わらず大学院棟にこもる毎日が続いている(いい加減運動をしないとまずいなと思うのだが……)。

この一週間ほど、同時並行的にいくつかの「お勉強」を進めているのだが、これが早くも辛くなってきた。毎日こつこつとやらなければいけない語学などは別にしても、短期集中で片付けられるものはどんどん片付けるやり方にした方がいいのだろうか。

そういえば、このブログでも以前に紹介した(リンク)、佐々木卓也『アイゼンハワー政権の封じ込め政策』(有斐閣、2008年)の書評が『毎日新聞』に載っていた(リンク)。



昨日は院生の週末恒例(?)の研究会に参加してきた。

テーマが、先輩がやっている研究に近く、またアルバイト先でやっている仕事にも関係しているので、興味深く聞くことが出来たが、その分細かいところに関心が行ってしまい、研究そのものの意義を評価した上でのコメントが出来なかったような気もする。

昨年論文を書いて以来、それぞれの研究のアプローチの仕方や、テーマ設定の仕方、問いと答えの一致といったことがそれまで以上に気になるようになった。その結果、なぜそのテーマなのかなぜそのアプローチなのか、なぜその結論なのか、といった点に自覚的でない研究が意外と多いのだな、ということがよく分かった。その点で、周りの先輩たちの多くはこの点に極めて自覚的なので研究を読んだり、話をして刺激を受けることが多いのは本当にありがたいことだ。

一方で、師匠の言う「まずは調べて書いてみなさい」ことも重要だと思う。草稿を書いた上で、それをいかに論理的にまとめ直していくことが、重要なのだろう。ちなみにこれが自分の夏の課題の一つである。



試験勉強はあまり面白くないが、経済学の勉強はなかなか面白い。普通の教科書も使っているのだが、やはり↓(稲葉振一郎『増補 経済学という教養』(ちくま文庫)のように読み物としても読める本を混ぜた方が効率がいいような気もする。文庫化を機に読んでみたのだが、これはいいタイミングだった。

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「素人の、素人による、素人のための経済学入門」「著者にとっての研究ノート」という文句が最初から並び、また文体もポップな感じなので敬遠する人もいるかもしれないが、経済学の前提知識なしでも読める非常に良質な本だと思う。経済学を学ぶのであれば、まずミクロ経済学をしっかり学んだ方がいいのだろうが、本書のようにマクロ経済的な話をとっかかりにした方が、話としては入りやすいかもしれない。

at 13:12│Comments(3)本の話 

この記事へのコメント

1. Posted by りんむー   2008年08月06日 09:07
同感ですな。
そのテーマに関してどういう先行研究があって、その研究がどういう位置づけを持つのかを説明しなければ、研究の意義は伝わりにくいよね。
僕は幸か不幸か、M1の時から「その研究どんな意味があるの?どこが新しいの?」「誰もやってないから?」「誰もやってないのはやる必要がないんじゃないの?」といじめられて(笑)いたので、そこには自覚的になりました。
2. Posted by 管理人   2008年08月07日 16:46
>「その研究どんな意味があるの?どこが新しいの?」「誰もやってないから?」「誰もやってないのはやる必要がないんじゃないの?」
といったことをちゃんと言ってくれないと、院生はなかなか伸びないですよね。だらだらと過ごした結果、もはや自力でやっていかなければならない年齢になってきてしまったので、その辺りは人に甘えずに頑張ろうと思います。…別に僕の話じゃないんですが無理やり引きつけてみました(笑)
3. Posted by りんむー   2008年08月07日 19:25
ちなみに、M1の時そう言って僕をいじめて鍛えてくれたのは、他大学の助手(当時)の方でした。

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