2008年06月22日

今週の授業(6月第3週)。

この一ヶ月ほど、大学へ来ると午前中は外で本を読んでいることが多かったのだが、今週辺りから急に蚊が増えてきたような気がする。来週は梅雨らしい天気が続くようだし、梅雨が明ければ暑くなるので、快適な読書ライフともお別れしなければいけないのかもしれない。



<水曜日>

3限:国際政治論特殊研究

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今回は、Part?:DemocracyのChapter8 International Law and the Instruments of Foreign Policy が範囲。

デモクラシーが国際法と経済制裁にどのような影響を与えるのか、といったことを取り上げた章なのだが、これまでの章と比べるとやや議論が分かりにくかった印象がある。全体の論旨は、これまでと同様明確だ。「Solidaristicな議論を突き詰めると、大きな問題があるぜ」と、これに尽きる。しかし、何となくこの章の議論は腑に落ちない箇所というか、やや消化不良気味の箇所が多かったような気がする。

とりわけ分かりにくいのが、経済制裁に関する部分だ。経済制裁一般なのか、Solidaristicな目的の経済制裁に関する議論なのかもいまいちよく分からなかったし、何となく文章が繋がっていないように感じた箇所もあった。議論が来週に持ち越しになった部分もあるので、また来週この問題については考えることにしたい。

5限:学部ゼミ(ゲスト・スピーカー)

今週は、学部ゼミがゲスト・スピーカー(外務省の某大使)を招いての講演だったので参加した。

学部時代の二年間、通常のゼミの合間に行われる、国内外の学者、実務家、自衛官などなど多彩なゲスト・スピーカーを招いての授業は楽しみだった。あくまでメインは、「20世紀の国際政治史」や「地域紛争」といったプログラム&国際政治学の古典輪読におかれつつ、ゲスト・スピーカーの授業が入るのはメリハリがあって良かった。

数々の修羅場をくぐってきたプロの外交官ということもあって、あまり突っ込んだ話にならなかったのはやや残念なところだ。しかし、あの慎重さの裏にある本心が何か、といったことはとても気になる。

授業後は、師匠&大学院の後輩で夕食。いつものことながらモチベーションは上がりに上がるが、同時に今の自分の力の無さや不甲斐無さも痛感する。

<木曜日>

2限:国際政治論特殊研究

先週は休講だったので2週間ぶりの授業。今回は、1974年11月~1975年3月の文書が範囲だった。

1974年12月には、英仏の首脳会談やNATO首脳会議があり、さらに1975年初めはサミットに向けたイニシアティブが徐々に始まる時期である。そんな重要な時期なのだが、MBFR交渉はますます停滞の度を深めていく。

個人的に面白かったのは、前回の議論でも話題になった「イギリスの代表はダメなんじゃないか」という問題だ。この問題は、どうやら英外務省内でも話題になっていたようだ。同時代の新聞などをチェックしてみると、こういった問題は報じられているのかもしれない。もっとも、この問題はただ「面白い」だけで、学問的に面白いというわけではない。

文書をただ読んで論じるだけでなく、より広い文脈の中で捉え直し、論文となるような議論を考える必要がある、ということは常々考えていることだが、このMBFRの話のように終着点が見えないものはそれがなかなか難しい。軍縮に関する理論的な研究を手掛かりに、政治学的に考えてみれば面白いのかな、とも一瞬考えたが、それもまたちょっと違うような気もする。

4限:国際政治論特殊研究

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今回は(も?)、ノーコメント。

<土曜日>

前回に続いてゲストの先生の関係で土曜日に授業があった。

プロジェクト科目(政治思想研究)

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テキストは↑。こういっていいのかは分からないが、「荒削り感」が強い本で、読み物としては面白いが、学術的に論じるのはやや辛いところもある。

レクチャーは本についてではなく、「政治思想研究におけるマイノリティー/マージナリティ-」ということで、「変態」だけでなく「恋愛」「沖縄」といった先生の研究テーマ全体をまとめての話だった。が、質疑応答は基本的に「変態」の話。ただし、質疑応答でもあまり満足する回答は貰えず…、ということで来週どういった議論になるのかがあまり見えてこない。

at 16:16│Comments(0)ゼミ&大学院授業 

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