2008年06月04日

YS休刊にショック。

五月半ばから囁かれていた「週刊ヤングサンデー」(YS)休刊が正式に決まったらしい。何となく「スピリッツ」との違いが曖昧だったし、まあこういう形で休刊になるのも妥当なのだろう。とはいえ、小学生の頃から「サンデー」派だった自分にとって、サンデー系の雑誌が一つ姿を消すのは何とも言えない寂しさがある。

といってもYSで読んでいるのは、「鉄腕バーディー」「イキガミ」「とめはねっ!鈴里高校書道部」の三つだけだし、単行本は買っても雑誌は買っていないので、「単行本好調も雑誌売り上げ低迷」という報道そのままの自分が雑誌休刊を嘆いても仕方がないのかもしれない。

ある後輩が「ってか、最近、その雑誌に入ってる全部のマンガが面白いって雑誌はないよね。読みたいのだけ読む――だから、立ち読みで済ます。 」と書いていたけど、まさにその通りで、小学生~中学生の頃は、「サンデー」(あくまでこれを最初に持ってくる)、「ジャンプ」「マガジン」に載っている漫画は大抵読んでいたものだ。それは自分の年齢によるものなのかもしれないが……。

そんなわけで最近は時を経て読まれ続けている名作の方に食指が動いてしまう。



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読書時間がなかなか取れなくなり、積読になる本が学術書から新書、小説までどんどん増えている。買っても積読にならないのは、さくっと読める漫画くらいという悲しい状況だ。その漫画にしても、まだまだ読みたいものがたくさん残っている。そんなわけで最近は「速読」で済ます学術書が多いのだが、それでも序章とあとがきはしっかり読むようにしている。

その悪い癖が移ったのか、この前買った本(小島信夫・保坂和志『小説修業』)に「あとがきにかえて」が付いていたので、そこだけ先に読んでしまった。ちなみにこの本は、著者が二人とも好きな作家だったので前々から読みたかったものだったので、今回の文庫化を期に買ってみた。

『小説修業』は2001年に出版されたもので、この「あとがきにかえて」は文庫化にあたって加えられたものだ。親の影響か、1980年代生まれにもかかわらず「第三の新人」が好きな自分にとって、小島信夫はヒーローの一人だ。そんな小島信夫が他界したのは、一昨年のことだ。「あとがきにかえて」は、保坂和志による小島信夫へ向けた追悼文を集めたものだ。

別に何か特別なことが書いているわけではない。ただ一人の小説家についてもう一人の小説家が個人的な思い出を交えて追悼しているだけだ。そんな普通のことが、二人の小説家が好きな自分にとっては特別なものになる。

今週を乗り切って、じっくりと『小説修業』を読みたいものだ。

at 10:30│Comments(0)本の話 

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