2008年05月19日

小泉信三展。

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遅ればせながらという感じもするが、「生誕120年記念 小泉信三展」(リンク)に行ってきた。

小泉信三は、慶應義塾の元塾長であり今上天皇の皇太子時代に「教育係」を務めたことでも知られている。戦前は社会思想史研究者としての顔が強いが、慶應義塾塾長(1933年~1947年)を経て、占領期には共産主義批判と単独講和論を掲げるなど積極的に評論活動を行った。慶應義塾の「中興の祖」とでも言うべき人物である。

こんなことを書くと「お前は大学の回し者か」と言われてしまいそうだが、とにかく非常にいい展示だった。貴重な書簡の数々や、講義ノート等の展示品もいいが、そこに付されている丁寧な解説も興味をそそる。これだけ解説が充実した展示はそうそう無いと思う。それほど広くはない会場だが、ついつい長居をしてしまい気がつくと1時間半程経っていた。

旧図書館という場所もいい。入口ホールから二階に上がる踊り場には、「ペンは剣よりも強し」とラテン語で書かれたステンドグラスが素晴らしい雰囲気を出している。ちなみに、ミネルヴァの梟が低空飛行しているので要チェックだ。あまり統一感の無い三田キャンパスの中で、この旧図書館は歴史の香りがする素晴らしい建物だ。

塾長時代に小泉信三は、義塾の本来の仕事が「無形の方面」にある、と常に強調していたというが、今の………これ以上は自主規制。

ともあれ、大満足の1時間半だった。今週水曜日までの開催らしいです。

at 17:02│Comments(2)日々の戯れ言 

この記事へのコメント

1. Posted by りんむー   2008年05月19日 21:28
自主規制分はぜひエア新書で{ウインク}
2. Posted by 管理人   2008年05月20日 10:08
エア新書関係は、後輩Hに任せていますので彼に期待しましょう(笑)

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