2008年02月20日

こもごも。

HDレコーダーという便利なものがあるので、さくさく色々なものを録画してしまう。ドラマなども一度予約をしておくと毎週続けて予約をしてくれるし(録画しているドラマはないけど)、形式によっては全く画質が落ちないものもある。

この結果として、映画がとにかくたまるたまる。CMが入ると気が殺がれるので、録るのはもっぱらNHKのBSなのだが、最近はアカデミー賞特集や、先日亡くなった市川崑の特集など、とにかく色々録りためている。ミニシアター系で上映された邦画なども結構放送されるので、一週間に一度くらい番組表をチェックするととても見きれない量の映画がたまっていくのだ。

ちなみについつい見てしまったのが「細雪」だ。市川崑がこの作品の監督をし、それが1983年に公開されてしまったがゆえに、自分の名前がついたという映画である(分かる人には分かる話)。谷崎はあまり好きではないのだが「細雪」は例外的に嫌いではない。映画は、衣装やら家具やら出演者やら、とにかく豪華だな、という印象。

当分見る映画には困りそうにない。



毎月楽しみにしている御厨貴東大教授の連載「権力の館を歩く」。毎月第三水曜日朝刊に連載ということで早速新聞をチェックした。今回は「東京・日本橋、日本銀行本店」(リンク)。リンクを付けておいたように、インターネットでも記事を読むことは出来るが、出来れば新聞紙面で読んだ方がいい。やはり写真を横目に見ながら、縦書きの文章を読む方が雰囲気が伝わってくるというものだ。

我が家は、書評が充実していること、いくつか面白い連載があること(終わってしまったが「マンガの居場所」なども面白かった)、紙面の枚数がそれほど多くないこと、他紙の勧誘員があまりに失礼だったこと、等々の理由から「毎日新聞」を取っている。途上国的慣習の残滓はまだあるようで、たまに美術館のチケットをくれるのだが、あと一週間で終わるものを一枚だけくれるというのは、かなり困る。

そんな話はともかく、「権力の館を歩く」のように確かな学識に裏付けられた一般向けの読み物はとても面白い。自民党の機関誌『月刊自由民主』の連載)「忘れがたき政治家」もそんな読み物の一つである。とはいえ「忘れがたき政治家」は各回の執筆者が異なることもあり、出来不出来に差があるという難点がある。『外交フォーラム』にも、たまに「大英帝国の外交官たち」「アメリカ知日派(ジャパン・ハンズ)の系譜」といった連載モノが登場することがあり、専門の学術論文とは異なる面白さがあるのだが、残念ながら今はこういった連載モノはない。



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手元にあると便利なの本というのがいくつかある。『国際政治辞典』(弘文堂)『日本外交史辞典[新版]』(山川出版社)などの辞典類がその筆頭であるが、ほかに欲しいのは統計などのデータが載っているものだ。『近現代日本経済史要覧』(東京大学出版会)はそんな一冊だ。生協でちらっと見かけて気になっていたのだが、先日ある先生から薦められたので迷わず購入した。これが使える。江戸末期から現代までの統計資料、主要な出来事をまとめた年表、各内閣のデータ、主要な研究文献リストなどが載っていて3000円しないというのは非常に安い。

このネット時代は、経済的な指標も含めて色々な資料の多くはネット上でも見ることができる。しかし、やはり紙媒体の方が使い勝手がいい。ピンポイントで何かを探す場合にも、信頼できる情報に行く着くまでの時間が早いし、ついでに何か他の面白いものを見つける、というのは本だからこそということがある。

at 09:21│Comments(0)日々の戯れ言 

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