2008年01月13日

誤字脱字。

入稿後8時間で、一つ目の誤字脱字が発覚する。ちょっとショックだが、これからもっと見つかるのだろう。まあ仕方がないか…。



読んでいる本にあった「グッとくる」一節。

8f435099.jpg

 彼自身が悲劇に接したことはほとんどなかったが、彼は内的な分裂性について深い認識を持っていた。彼のもっとも深い底にある〔複数の〕忠誠心は、一つがもう一つの上になってきちんとした層をなしているようなものではなかった。それらは対立しており、その解決は痛みをともない時間のかかるものだった。彼を友人にとって魅力ある仲間にしたもの??彼の変化しやすい、多面的な自己??は実ははっきりと分裂していた。彼はハリネズミになりたかった狐、社交を欲した孤独な思想家、中道の立場ゆえに左派、右派双方の友人から招いた不満にしばしば引き裂かれた自由主義者だったのである。われわれには一人一人個別の、確かな内的な本性があり、そこからわれわれの価値観と関心事を演繹することができるという啓蒙思想の誤謬に、彼が特異な鋭さで狙いを定めた理由がこれである程度説明できる。(マイケル・イグナティエフ『アイザイア・バーリン』222頁)


at 15:41│Comments(4)本の話 

この記事へのコメント

1. Posted by キリカ   2008年01月13日 18:04
お、イグナティエフの書いたバーリンの伝記だ。
ってか、まさに取り上げてるその222ページの一節、論文の終章に使ったんだけどw
「ハリネズミと狐」ってモチーフ、バーリンについて論じるときはみんな結構使うから、ある意味フツーなことしちゃったんだけどね。
まぁ、イグナティエフに対するバーリンの影響ってかなり大きいから、その思考の根源をたどる意味でも面白かった。
「遅い目覚め」の、バーリンの40歳の憂鬱な誕生日は、なんかバーリンが一人で凹んでる様子が頭に浮かんじゃって、ニヤニヤしながら読んでたんだけどw
2. Posted by キリカ   2008年01月13日 18:06
書き忘れた。キリカじゃ誰だかわからんわな。
私はいーづかです。
3. Posted by シャルル。   2008年01月14日 15:07
おつかれーライス。
いや、一年後の開放感が愉しみだ・・
でもかけるのか!?いや、書くのだ!?
来年の今ごろ、また誤字脱字の発見のご協力お願いいたします。誤字脱字じゃすまないかもね、ねじれも含めて。
4. Posted by 管理人   2008年01月15日 09:25
>け○こ
修論お疲れ様。いやいや、書き込み内容で誰か分かるよ。本の特に最後の方は、バーリンの話をしているようで、これイグナティエフにも通じる話だな~、と思うところが結構あったりして面白かったよ。「遅い目覚め」はちょっと章の題名と、章の内容に「苦笑」みたいな感じでもあったけどね。
>ごろ
ある先生に貰ったコメントが「胸中に漂うのは充実感か、物足りなさか、たぶん両方でしょうか。次へのよいステップになることが一番大事かと思います」というもの。別に内容を見て言われたコメントではないんだけど、妙に納得してしまった。でも、本当にこういう気持ちになれるのであれば、それはそれでいいことなんだろうな、と思うよ。ともあれ、一年後の完成を俺も楽しみにしてるよ。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字