いい一日。はじまる夏バテの季節。

2007年07月25日

入手出来なかったので… 。

昨日から一部ファンの間で楽しみにしていた『女王陛下の影法師』(筑摩書房)だが、書店への入荷にはあと数日かかるということで今日は入手出来なかった。

今日は午前中に情報公開請求を行い、午後は『女王陛下の影法師』を読んで、夜はアジアカップを観るという「休日プラン」だったのだが、その計画は崩れてしまった。そんな話を大学のカフェでだらだらと話す夕方のひと時。それにしても、『女王陛下の影法師』に限らず、『ロイヤル・ネイヴィーとパクス・ブリタニカ』、半年に一冊ペースの『アステイオン』などなど、大学の中でもかなり一部のメンバーで買い占めている気がする。そのお陰なのか、『アステイオン』などは、この数号は大学生協としては異例の大量入荷という状況になっている。

仕方がないので生協で代わりにいくつかの本を購入。そんなに趣味の読書に使う時間も無いのだが…。

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左から竹内洋『大学という病』(中公文庫)、飯尾潤『日本の統治構造』(中公新書)、五百旗頭真『占領期』(講談社学術文庫)。いずれも最近出たばかりの本である。それぞれ歴史社会学(教育社会学?)、政治学、政治外交史の専門書と一般書の間くらいの本ということになるのだろうか。

『大学という病』は、2001年に出た単行本が文庫化されたもので、単行本を読みたい読みたいと思っているうちに時間が経ってしまい買い損ねていた。というわけで文庫化を機に購入したわけだ。戦前の東京帝国大学経済学部における派閥対立の歴史、というワクワクする話題がテーマ。

『日本の統治構造』は、最近相次いで中公新書から刊行されるポリティカル・サイエンス系の政治学者による日本政治モノの流れの一つになるのだろう。この一連の著作をこれまで読んできて、正直なところやや期待外れ感が否めない。オリジナリティ、自分の専門分野とのシナジー、ワクワク感、そのどれもがいまいちだったのだ。どれも入門者向けの本ではあったのだが…。さて、この本はどうだろうか。

『占領期』はもちろん「20世紀の日本」版も持っているわけだが、何となく購入してしまった。コレクター魂が無いと言えば嘘になる。英雄譚に酔いしれたくなったら読もうと思います。シリーズ物の一冊ということで単行本の表紙は味気無かったが、文庫版はなかなか怪しい写真だ。何で「靖国神社と米軍」なのだろう。

at 21:37│Comments(2) 本の話 

この記事へのコメント

1. Posted by RCAST   2007年07月27日 00:43
『影法師』、入手しました(というか、頂いた訳ですが)。
公爵の本らしく、薄手のパラフィン紙のようなものに包まれて、厳かに送られてきました。
それとも、王室のヴェールの暗喩だろうか。
2. Posted by 管理人   2007年07月27日 14:08
今日の午前中に入手しました!
今はひたすら王室の世界に浸っています。

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