2007年04月19日

相変わらず長い木曜。

大学院に入ってから授業のコマ数が減ったからか、一日に三コマ授業があるとかなり多く感じる。

2限:国際政治論特殊研究

アメリカの公刊資料をテキストに進めていくこの授業だが、今週は「アメリカ外交と外交史料」と題した先生によるイントロダクション、次週はルンデスタッドの本を使った導入的な授業なので、実際にFRUSを使うのはGW明けということになる。先生からも言われたことだが、GW中にある程度先まで読み進めて授業に臨みたい。

それにしても、今日のイントロを聞いただけでも史資料に対する日本と英米の差を感じずにはいられない。実際身を持ってこの数ヶ月感じているわけでもある。こういった問題一つに日本の戦略的思考というか長中期的思考の無さを感じてしまう。

4限:基礎演習?

今週からゲストスピーカーを招いての授業がスタート。今回からの三回は「比較政治学」の回が続く。今日は「現代における比較政治学の展開」がテーマ。ゲストの先生が最初に雑談を交えつつ時間を割いて語っていた「日本における比較政治学の現状がいかに混乱(?)しているか」ということはよく分かったが、肝心の比較政治学の展開についてはいまいち分かりづらかった。

昨年度の数回と今回を聞いただけだが、こういった基礎科目は教える方は本当に大変なんだろうなと感じた。聞き手のレベルをどのように設定するのかによって話し方や内容も変わってくるのだろうし、それが授業の根幹に関わるからだ。しかし、修士課程向けとはいえ一応は大学院に設置された科目なのだからもう少し突っ込んだ話をしてほしいものだ。学部生向けのテキストに出てくるような大雑把な展開を今更聞かされてもなあ、と生意気と承知しつつも思ってしまう。

5限:プロジェクト科目(政治思想研究)

今日のテーマは「南原繁と丸山眞男」。事前に指定されたテキストは、加藤節『南原繁』(岩波新書)と石田雄『丸山眞男との対話』(みすず書房)の二冊だ。

ゲストの先生は、日本を代表する政治学者の一人ともいえる大先生だ。今回のテーマは、南原繁を研究している某先輩の求めに応じて設定されたということだが、これまで先生は必ずしも南原と丸山の比較検討をしておらず、むしろこの両者ということならば専ら丸山について言及してきている。それにも関わらず一院生の求めに応じてこういった報告をする先生の姿勢は素晴らしいものだと思う。加えて八十を過ぎているにも関わらず最新の学問動向にも目を配って積極的に発言を続け、また院生の質疑にも真摯に応えるということもまたすごいことだ。その主張が自分にとって納得できるかどうかという問題は別にしても、本当に尊敬する。

肝心の内容については、次週ディスカッサントになっているので、詳しくは次週書きたいと思う。



そんなこんなで盛り沢山の一日だったのだが、まだまだやることが残っているというのがつらい。が、知的にはわくわくするので楽しいわけだが。そう感じてしまう自分は、もはや「変態の森」の住人なんだろうか。

at 23:42│Comments(0)日々の戯れ言 

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