2007年03月27日

講演会&研究相談。

昨日今日と大学で講演会があった(リンク)。今日の講演者は、かの有名なベネディクト・アンダーソンだった。歴史に残るような大学者は、一目見ておくだけでも意味があると、現在サバティカルの師匠が常々言っていたので、今日はそれを実践してみた。

とはいえ講演というのは一般向けに話すわけだし、あまり突っ込んだ話をしないことが多く取り立てて興味深くは無いものがほとんどだ。今日の講演会もその例には漏れず、知的な面白さという点ではその講演時間に著書を読んでいる方がよっぽどいいのかもしれない。でも今日は「アウラ」を感じることに目的があったのでそれでよし。

ちなみにこの連続講演会は、大学の創立150周年記念事業の一環らしい。こうやってわずかでも大学の事業の恩恵に与っていきたいものだ。



午前中の講演会の後、午後は後輩と共に学部時代からお世話になっている先生に研究計画の相談をした。具体的な修士論文の研究計画書を基にして、簡単にこちらから報告をしてそれについてコメントを頂いた。厳しいコメントも頂いたが、研究のサブスタンスはこのままで大きな問題は無さそうということでひと安心といったところだ。コメントをやや抽象化して書くと、

?日本外交史の文脈での時代性
?国際政治史の文脈での時代性
?扱うテーマの背景にあるより大きい問題

これらをもっと意識して論文の意義について考えなさい、ということ。これらの問題は突き詰めて考えておかなければならないし、それを意識しなければ論文が全く面白くなくなってしまう。そういう意味では厳しいコメントで、しっかり受け止めて今後の研究を進めていかなければならない。特に?と?については、まだまだ文献の読み込みが不十分なので、時間を取ってしっかりとやらなければならない。

が、実はこのコメントは俺にとってかなり嬉しいコメントだった。大きな話や背景にある問題よりもとにかくサブスタンスをしっかりさせる、研究の方向性をしっかりと固める、これがこの三ヶ月ほど意識してやってきたことだったから、今日のコメントは言われて当然のことであった。???ともに俺は細かい事実や資料どうこうよりも興味があることだし、俄然やる気が湧いてくるというものだ。こういう時に、生来の楽天的な性格で得をする。

ただし難しいのは、???に挙げられたことは修士論文の表面にあまり出すべきものではない。その辺の書き方や力の入れ方というのが、今後執筆を進めていく上で迷いそうなところだ。

at 20:04│Comments(0)日々の戯れ言 

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