3月16日。フランス映画祭。

2007年03月17日

キリン・ザ・ゴールド。

この数日、キッシンジャーの回顧録を読んでいる。

"White House Years"が『キッシンジャー秘録』(全五巻)と訳出されているのは知っていたが、"Years of Upheaval"は訳出されていないと思い込んでおり、英語で読んでいたのだが、最近ちょっと調べてみたところ『キッシンジャー激動の時代』(全三巻)として訳出されていることに気が付いた。勉強にもなるので英語で読んでも良かったのだが、ここは効率を優先して日本語に切り替えることにした。

歴史家でもあるだけにキッシンジャーの回顧録は読んでいて面白い。実際の外交活動はもちろんのこと、行間からにじみ出ている性格やニクソンとの微妙なすれ違いのようなものが非常に面白い。が、逆に言えばこれこそこの回顧録を注意して取り扱わなければいけないということの証左でもある。

一般にアメリカ人の回顧録の方が日本人のそれよりも面白いのは、果たして回顧録そのものの出来の差なのか、それとも両国の外交そのものの面白さの差なのどちらなのだろうか。…最近は、その両方なのではないかと思っている。

日本外交史研究の末席の末席にいるものとしては悩ましいところだ。



キリン約20年ぶりの本格的新商品「キリン・ザ・ゴールド」の試供品が、キリンに就職した友人から送られてきた。発売より数日前に新商品が飲めるというのは、酒好きかつビール好きの我が家にとっては大歓迎だ。

「隠し苦味」というコンセプトどおり、クラシック・ラガーやエビスのような飲んだ瞬間にくる苦味や濃厚な味は無いが、喉を通った後にくるほのかな苦味は悪くない。ゴクゴク飲んだ時のおいしさは、スーパードライと共通するものがあるが、キレよりも苦味というのがスーパードライとの違いといったところだろうか。

No Beer, No Life.

at 23:45│Comments(0) 日々の戯れ言 

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3月16日。フランス映画祭。