2006年10月21日

正戦論。

今日はプロジェクト科目(政治思想研究)があった。普段は木曜日なのだが、今回はゲストの先生が津軽海峡を越えてやってくるということで土曜日に授業だったのだ。

テーマは「カール・シュミットと正戦批判の系譜」。

イラク戦争前後には「正戦」概念が氾濫していたがそれはかつてのドイツにおける正戦論とは対照的であった、として戦間期を中心としたカール・シュミットの正戦論と、現代におけるハーバーマスの議論を手がかりにした発表だった。

ドイツにおける議論を中心に、現在の正戦論を批判的に検討するという視点は興味深かった。とりわけ、人間の可謬性という点を手がかりにシュミットとハーバーマスを結びつけて論じている点は面白い。また『政治的なものの概念』や『政治神学』、『合法性と正統性』などを部分的に読んでいるだけで、シュミットについて体系的には学んでいない自分にとっては、シュミット論としても勉強になった。

加えて、久しぶりに国際秩序論のような問題を考えることが出来たことも良かった。問題は、来週木曜に今日の発表を受けての討論者になっているということ。色々と疑問に思うところや、なるほどと思ったところがあったので、その辺を中心にまとめることにしようと思う。

at 23:01│Comments(0)日々の戯れ言 

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