英語漬け。10月17日。

2006年10月16日

10月16日。

前回は訳あって出られなかった授業に初参加。

Melvyn P.Leffler, David S.Painter (eds) The Origins Of The Cold War: An International History の各章を輪読していくというのが授業の基本的なスタイル。これに加えて今回は、他の本に収録されているMelvyn P.Lefflerの論文を1本読んだ。

冷戦史については前期の授業でも取り上げられたが、やはり戦後の国際政治を学ぶ上でもしっかりと勉強しなければいけない分野である。今回取り上げる本は、その起源論について、新たな資料を用いて執筆された研究論文集である。冷戦の起源を巡っては、約60年経った今も論争が絶えないようである。

最近、冷戦史の古典的文献であるハレーの『歴史としての冷戦』を読んだ。資料的には限界が大きくある時代に書かれたハレーの本は、細かい所は別として大きな枠組みとしては今読んでもそれなりに意味のある文献であった。ハレーの30年以上前の本で示された視点が、今回取り上げる本に収録されている各論文との関係でどのような意味を持つのか、またどのように資料的に覆されているのか、といった点がなかなか興味深い。

冷戦の起源を専門にするつもりはないので、素直に楽しんで読むことができそうな文献なので、なかなか楽しみである。

at 22:35│Comments(0) 日々の戯れ言 

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英語漬け。10月17日。