2006年07月23日

奥が深いですな。

オーラルヒストリー夏の学校(3回目)

今日は「テープ起こし」がテーマ。前半はプロのテープ起こし者から「記録の仕方」と題して、テープ起こしをより広い文脈に入れた時にどのような意味を持つのかといったことを講義していただく。速記とテープ起こしの違いなどは興味深い問題。一口にテープ起こしといっても、なかなか奥が深いものだ。

それをより感じたのが後半。

後半は、先週の模擬インタビューのテープ起こしを利用した実習。これに加えて事前に提出しておいた受講生のテープ起こしも参照した。プロの技術の凄さを感じた、と同時にその違いにも驚いた。プロ同士でも実際に相談をせずに起こしてみると、それぞれでかなり違うのだ。イメージとしては同じ楽譜でも演奏者によって実際の演奏は大きく異なる、というのと似ているのだろう。

う~ん、奥が深い。

とはいえ、ここにはまりすぎてもいけないんだろう。人によって起こし方が違うといっても、あくまで目的次第だからだ。俺の場合は、学術目的のオーラルヒストリーという目的がある。この場合に重要なのは、事実の確定であるとか、決定の背景や時代の空気を探るといったことである。その目的に沿ってテープ起こしをやればいいわけで、そこまで細かくこだわり過ぎると本末転倒になってしまう。

実は、テープ起こしがつまるところ目的によってやり方が変わる、ということも前半の講義で先生が言っていたこと。本当に面倒見のいいセミナーです。

at 21:45│Comments(0)日々の戯れ言 

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