知的な真摯さ(?)。また計算が…。

2006年07月07日

ふんふん。

毎週てくてく六本木まで歩いていって受けていたこの授業も終わりが近づいている。残すところ、今日を入れてあと3回。

今日は閑話休題的な授業。といっても、先生の友人であり博士号も取得されている外交史料館員の方に「研究ツールとしての外交史料」についてレクチャーしていただく、という贅沢な閑話休題。受講者だけでなく、学内学外から何人か聴講者が来ていたのでいつもとは違う雰囲気での授業。

この授業の本来の受講者は、必ずしも俺のように外交史を専門にしている人たちではない。そんな受講者に併せて、外交史料館とは何か? といったところから話が始まった。が、俺も学部の時に授業の関係で何回か行ったことがあるだけで本格的に使ったことがあるわけでないのでとても参考になった。恥ずかしい話ですが…。

一番の収穫は現在のファイルについてe-GOVというところから簡単に検索することが出来るということが分かったこと。調べてみると外務省の場合、e-GOVから検索することが出来るのは1978年以降のようだが、それでも参考になるしその時代を扱う際には非常に便利である。

また、外務省の史料だけでなく他省庁の史料へのアクセスに関する話も重要。この点は情報公開法が整備されて大きく変わった点である。もともと自分がやりたかった分野が政治史であることを考えると、戦後に関しても史料状況は変わりつつあるということだろう。

比較的新しい制度ということもあり、質問は情報公開法に関するところに集中したが、レクチャーでは情報公開で得た史料のプラス面やマイナス面について他の史料と比較しつつ説明されていた。この点もとても参考になった。

もっとも、今日の話はあくまでツールの話でありこれをどう使うかということこそが問題である。その点は夏の課題。今年の夏はとにかく動くことに徹する。迷わず行けよ、行けば分かるさ。

at 23:08│Comments(0) 日々の戯れ言 

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