大根はすくすく成長。行ったり来たり。

2006年04月25日

ヤシはまだ辛うじて生きてます。

2限、地域研究論特殊研究?

いちおー、発表担当。ゼミ形式ではこの先生の授業を取ったのは初めてなので、先生のニーズが分からなかったので、様子見程度にまとめてみた。出した論点は以下の2つ。

?本書で明らかにされているとおり、胡錦濤政権はその成立直後に対日新思考外交を掲げるなど、日中関係を打開すべく動いていたようである。しかし、日本はこのような中国の動きに応えようとはしなかった。ここではやや広く同時期の日本外交を概観することにより、日本外交全体に対中外交を位置づけることにより、なぜ日本が「対日新思考」に応えなかったかを考えたい。

?小泉政権の対中姿勢は以上のようなものであった。本書の「中国を挑発するような外交態度や国内世論は中国の「対日強硬派」を勢いづけるだけだ」という主張は確かに納得のいくものである。しかし、中国との良好な関係を築くことは日本の国内事情としてはどのような意味を持つのだろうか。利益という点からは説明できない、日本国内の対中感情などを踏まえつつ現在の日中関係について考えたい。

今日は先生がキッシンジャーと食事するとかいうことで授業がちょっと早く終了。キッシンジャーと食事とはちょっとすごいな~。

3限、国際政治論特殊研究

この先生のゼミも今回で5コマ目。今回読む本は↓

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今日は全体のイントロダクションを読んでの議論。友人が要約担当だったのだが、簡にして要を得たまとめだった。イントロダクションは本全体の「骨組み」が提示されている部分。が、この本はそれをかっちりと示しているわけではない。英語でこのような本を読んだことが無かったので、授業では本書のような書き方が普通なのか聞いてみた。どーやら、イントロの書き方ひとつ取っても、アメリカとイギリスでは異なるようだ。今日は色々な人が発言していたので、今後も授業が盛り上がることには期待が持てそうだ。

5限、国際政治論特殊研究

授業の名前は3限と同じだが、こっちは指導教授の方だ。今日は「韓国からみた東アジア」、発表者は3人とも韓国からの留学生。東アジア共同体をめぐる議論を、1人は歴史的に概観、1人は盧武鉉政権の東アジア共同体論、1人は最近の韓国内での(学者を中心とした)東アジア共同体論、について発表。それぞれに興味深く面白かった。個人的に最も重要だと思ったのは、韓国の東アジア共同体論と北朝鮮問題は分かち難く結びついているということ。「北朝鮮問題は入り口であり出口である」ということらしい。日本が日韓関係の重要性を説くにしてもこの点を認識しなければ動かないということ。

6限、外国語学校

2週間ぶりの出席ということで見事に置いていかれている。特に会話はやる気が…、ということもありまずい状況に。いかんいかん。せっかく身近に留学生もいるんだし、会話も頑張ろう。

外国語学校終了後、院ゼミの先輩と図書館前で立ち話。研究テーマやら、最近出た研究書についてやら色々と話す。自分と興味関心が近い先輩と話すのは刺激になる。俺はなぜか某地域研究系のゼミや思想系のゼミの先輩に仲のいい人が多いので、こうやって院ゼミの先輩と話すと新鮮だ。普通はこれとは逆なんだろうけど。

at 23:19│Comments(0) 日々の戯れ言 

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