いざGRIPSへ。1年に1回。

2006年04月15日

模様替えしてみました。

ブログ開設から約1年経ったので、スキンを変更してサブメニューの配置替えをしてみました。同じスキンを1年も使うとさすがの俺も飽きてくる。

d32b6a60.jpg

大学院入学祝い(?)ということなのか、今週は生協で本を15%引きで買うことが出来た。ということで、今週は既に2万円近く生協で消費しているわけだが…今日は最後の締めに研究書を3冊ほど購入。そのうちの1つが、俺の周りでは話題沸騰の『ロイヤル・ネイヴィーとパクス・ブリタニカ』(有斐閣)。今はちょっと読まなければいけない本が立て込んでいるので、とりあえず「まえがき」と「あとがき」を読んだのだが…最高。執筆陣も、イギリス留学中の師匠、特殊研究でお世話になった先生、昨年度東大の授業にもぐらせていただいた池袋公爵、フランス留学中の先輩、と本当にお世話になっている方々ばかり。とにかく読まなければいけないものを終わらせてすぐに読みます。

そんな読まなければならないもののひとつ(なのかな?)↓

5a059b0b.jpg

川崎修、杉田敦・編『現代政治理論』(有斐閣アルマ)
本書は、現代政治を語る際に外すことの出来ない「デモクラシー」と「リベラリズム」の2つの概念を軸として、「政治」、「権力」、「ネイションとエスニシティ」、「フェミニズム」など現代政治理論をキーワードを通して概説している。想定されている読者は「専門課程に入る直前の学生」である。本書が政治理論や政治思想を専攻している学生にどのように読まれるかは分からないが、他分野を専攻している学生が政治理論を考える際の導入になるだろう。編者も断っているように、本書からは抜け落ちている重要な事項もいくつかある。例えば、現代のアメリカのネオコンを考える際にも重要であるレオ・シュトラウスらの政治哲学や、今世紀半ばまでは圧倒的な影響力を持っていたマルクス主義に関しては本書ではほとんど取り上げられていない。もっとも、これは「デモクラシー」と「リベラリズム」を軸に構成された本書の目的を考えれば仕方が無いことでもあるし、他分野を専攻している学生にとっては難しすぎなくてむしろちょうどいい。ちなみに、より最先端の研究を紹介している概説書としては小野紀明『政治理論の現在』(世界思想社)がある。

at 22:48│Comments(0) 本の話 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
いざGRIPSへ。1年に1回。