2005年07月31日

ふ~。

バイトはあるが、今日は遊びに多忙な夏休み最初の休日だ(夏休みらしい夏休みを過ごしたのは大学入って初めての気もするが…)。というわけで勉強に一時的に復帰。読み終えました↓

『菊地清明オーラルヒストリー』(上下巻、政策研究大学院大学)
菊地清明氏は元国連大使にして、1970年代に経済協力局に都合7年もいたという、日本の経済外交の第一線で活躍した人物だ。このオーラルヒストリーは『大河原良雄オーラルヒストリー』などと同様に複数の研究者がインタビュアーとなって、生い立ちから現在までを回顧録風に辿るという構成になっている。中心的なインタビュアーは学習院の井上寿一教授だ。通読しての印象としては、やや脱線が多いものの、随所に興味深いエピソードが満載で面白い、上下巻450頁あまりあり読み応えも満点だ。一高で『ビルマの竪琴』の竹山道雄にドイツ語をならった話など、まさにトリビアだけど面白い。興味深かった点は「経済外交」という言葉についての菊地大使の「違和感」。曰く、外交とは様々な分野の総体として「外交」であるべきで、「経済外交」というのはその一面に過ぎない、と。井上寿一もあとがきに書いているが、この点に菊地大使の実務家としてのこだわりを感じる。具体的な経済外交の現場の話は別の機会に。興味があれば『宮崎弘道オーラルヒストリー』と併せて読むといい。

at 23:52│Comments(0)本の話 

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