梅雨なのに夏ばて。二日酔い、そして迎え酒。

2005年06月29日

盛り沢山。

今日もまた色々あった一日、ま、ほぼ全部ゼミ関係なんだけど。

サブゼミはドイツ問題。使用論文は、鶴岡路人「ドイツ統一問題の再浮上と加速化」『法学政治学論究』。慶應の院生の論文らしい。ドイツ統一問題を考える上での前提となる知識を得るのに非常に有益だった。興味深い指摘がいくつかあるんだけど、1つは、「ベルリンの壁崩壊」と「ドイツ統一」は違う問題だということ。ちなみにこの論文は表題からも分かるとおり「ベルリンの壁崩壊」から「ドイツ統一」問題が浮上する過程がテーマとなっている。もう1つは、ちょっと踏み込んだもので、ベルリンの壁が作られて以降はドイツ統一には前提として東西関係の変化が必要なんだけど、実際の歴史を見ると、まだ東西問題がどうなるか分からない1989年後半にドイツ統一問題は再浮上してきた、ということ。こういったことは普通はあまり気にしないのかもしれないけど、実はとても重要なこと。繰り返しになりますが、興味深いです。

ゼミは、5限が「ルワンダ」。俺がやった旧ユーゴとは比べものにならないくらい悲惨。色々と書きたいことはあるんだけど、もう少し考えがまとまってからにしようと思う。

6限は、卒論構想発表。といってもまだ構想の構想の構想くらい。とはいえ、普通にゼミもやって次の時間に卒論発表なんて、うちのゼミは結構えぐゼミなのかもしれない。ここでもドイツの話が出て、先生から「ベルリンの壁崩壊」と「ドイツ統一」は違う問題だということが指摘される。サブゼミでやったばかりなので偶然ながら驚いた。ちなみに俺の卒論は、以前からちょくちょく書いているとおり、「冷戦終結期」における日本外交。テーマとしては、天安門事件への対応、カンボジア和平などになるのかなぁ。やりたいことが多いだけに、どうやって分析対象を絞るか考えないといけない。うれしい悩みなんだろうか。史料としては回顧録中心に当たってみることになりそうだ。政策研究大学院から出ている「オーラルヒストリー」にお世話になりそう。これについては進み出したら随時アップしていくつもり。

ゼミの後は、久しぶりに1年の時からの友人4人で飲みに行った。気の置けない友人の存在は疲れているときほんとに励みになる。

あー、何か今日一日も盛り沢山だった。

at 23:29│Comments(0) ゼミ&大学院授業 

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