2005年04月27日

田町の夜の宴again。

2日続けて周之家@田町で飲んでしまいました。昨日飲んだ後輩はあの後徹夜で課題をこなしていたらしい…ほんと申し訳ない。

今日はサブゼミ&ゼミ。

サブゼミはケナンのForeign Affairsの論文2本。初回ということでなかなかうまくいかなかったが(というか俺のせいかな~)、知的にambithousなサブゼミを続けていけば、きっと得るものは大きいはず。何回か続けていくうちに円滑に進むようになればな~と祈る。

ちなみに、この”知的にambithous”というのは最近の俺の座右の銘。将来的にはここにさらに”relevant”というフレーズを付け加えたい。

ゼミは引き続き「アフガン」。今日は国際社会における「正統性」と「アフガンにおける民生支援」がテーマ。よくアメリカのイラク攻撃には正統性がない、とか言うけどそもそも国際社会における「正統性」てそもそも何か? これって考え始めるとものすっごく深いテーマ。これは結構長い間継続して考え続けることになりそうです。

今日の話を少し紹介すれば、現在のアフガン攻撃&カルザイ政権の正統性とは何か? ということ。

アメリカを中心としたアフガン攻撃は安保理決議1368に基づいている。この決議の要旨は「憲章に従って、個別的又は集団的自衛権の固有の権利を認識し、テロリズムに対してあらゆる必要な手順を取る用意を取る(ことが出来る)」というもの。どうやらアフガン攻撃の正統性は「国連=国際社会」にあるらしい。

9.11テロまではタリバンがアフガンを実効支配していた。で、その後アメリカを中心とした攻撃によってタリバン政権は崩壊。その後、有力者を集めたボン会議なんていうものを開き、そこでの議論によって緊急ロヤ・ジルガを開催することを決定。ロヤ・ジルガはかなり怪しい手続きによって各地域の代表者を選出して行われた。んで、その緊急ロヤ・ジルガを経て、憲法制定委員会が開かれる。この委員会はボン会議での合意に基づいてるらしい。その委員会で作られた憲法草案を「承認」するために今度は憲法制定ロヤ・ジルガが開かれる。どうやらこの憲法制定ロヤ・ジルガがいわゆる「憲法制定権力」ということになるらしい。で、さらにこの憲法に基づいて大統領選挙を実施、結果カルザイ政権成立、めでたし。
まぁ、長々と紹介したけどメッセージは「どうやらアフガン政権の正統性は『民意』にあるらしい、だけどその『民意』は経緯を見る限りかなり怪しい」ということ。

さて、こういった話をした上で議論になったのは現在の国際政治における正統性とは何か、ってこと。大体以下のものが考えられるのではないでしょうか。()は留保を表す。

・民意=選挙(?)
・国際社会の合意=安保理決議(?)
・伝統=平たく言えば王様(?)
・(実効的支配)
・(神権支配)
・(ヴェーバーの言うところのカリスマ支配)

問題はこのどれもが「怪しい」ということ。ん~深いです。そもそも日本だって統治の正統性は憲法だけど、今の日本国憲法は大日本帝国憲法の改正という手続きを経ている。そして明治憲法は欽定憲法である。これって民主主義? って考え方も出来る。

そうそう、あと面白かったのは「力」について。統治の正統性は「力」に基づいているのではないか、と俺が言ったら先生は少し考えて一言。

「力で支配するということを言うならそもそも正統性なんて考えなくてもいいんじゃないかな」

That's right! だね。この問題はじっくり考えてもう少し分かりやすくコメントしたいです。

そんなこんなで、難しい話を考えたあとは当然「乾杯!」。ゼミ仲間10人くらいで周之家へ。

みんなの就活もひと段落しつつあるということで大いに盛り上がる、今年1年みんなで遊びまくろう!と。ゼミ最高です。

at 23:55│Comments(0)ゼミ&大学院授業 

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