ディープインパクトは7枠14番改名。

2005年04月15日

スライダーに関する省察

昨日、木曜日で授業が一回りした。というわけで、今学期の自分の生活がどんな感じなのかが、大体掴めたわけだが…正直、しんどい。俺の1週間は以下のとおり、

月曜 講義2つ+サークル+外国語学校
火曜 講義1つ+サークル+外国語学校
水曜 講義1つ+サブゼミ+ゼミ
木曜 講義1つ+特殊研究3つ+外国語学校
金曜 講義2つ+特殊研究1つ

授業は全て午前中からあるし、外国語学校は夜8時まで。これにバイトが週2日くらい入ってくるし、定期的にゼミ・サブゼミ・サークル・特殊研究の発表が入ってくるから、かなりきつい。いくら何でもやっぱやりすぎたかな。救いはどの授業も楽しそうということ。これだけ。残念なのは、人数が多い特殊研究があること。ま、適度に力を抜きながら頑張ろうと思います。

まぁ、愚痴はこんなところにして今日はスライダーについて!野球未経験者ですが…

野球の変化球には数多くの種類がある。基本的なところだと、カーブ・フォーク・シュートなど。も少しマニアックなのだと、シンカー・SFF・ナックル・チェンジアップ・スクリューなどなど。これにさらにツーシーム(まぁこれはストレートの一種ですが)・カットボールなんかまである。この辺までくると素人にはミステリー。そんな変化球の中で俺が王様なんじゃないかと思っているのが「スライダー」なんです、そうなんです!スライダーはカーブのように浮き上がることなく、横へ変化しさらにスピードが殺されることによって落ちるボールです。

いいピッチャーのスライダーはほんと打たれないんですよ。今の日本だと、中日のクローザーの岩瀬や西武の松坂が有名なのかな。あとは、昔ヤクルトにいた伊藤(智)や中日にいた宣。大リーグなら、ランディ・ジョンソンとかね。右対右(左対左)なら、バッターから逃げていき、右対左(左対右)ならバッターへ鋭く曲がってくるボール。特にバッターから逃げていくスライダー・バッターの膝元へ鋭く食い込んでくるスライダー、を完璧に打つのは至難の技らしい。今朝やっていた大リーグ、ヤンキースvs.レッドソックスでランディ・ジョンソンが投げて、ぼこぼこに打たれてましたが、スライダーに限ればほぼ打たれてませんでした。

そんなにいいなら全球スライダーにすればいいんじゃないかと、思うかも知れませんが、このボールには弱点があります。基本的には、ストライクを取るためのボールではないんですね(岩瀬みたいな例外もいますが)。だから、スライダーを投げるまでにストライクを取れる球が必要なんですね。

一回でいいから打席に立って、本物のスライダーを見てみたいです!

↓ようやく読み終わりました。

添谷芳秀『日本外交と中国 1945-1972』(慶應義塾大学出版会)

この本は、10年くらい前に出た本で、第二次大戦後から日中国交正常化までの日本の対中外交がテーマとなっている本格的な研究書。筆者は戦後日本外交の分析枠組みとして、国際政治環境と日本国内政治との「接点」に生じる関係を「外交の構図」として提示し、その分析を行うことを本書の目標として掲げているが、この辺の議論の鮮やかさはさすが。本書では外交を、政府だけでなく非政府アクターの行為まで含めた「複合的様態」として捉えており、ここに本書の独自性が発揮されている。そして戦後日本外交の構図を「対米協調」「対米自主」「対米独立」の3つに分類し、具体的に民間の親中派を中心とした対中経済外交を分析、結論、とういのが大まかな流れ。本書を読み終えてまず感じるのは、その「切れ味のよさ」。政府から非政府アクターに至るまで様々なアクターが登場し非常に複雑な、国交が無い時期の日中関係を鮮やかに描き出している。専門書であることから、途中の分析は非常に細かく、専門外の人間にはやや分かりにくい箇所もあるが、終章では筆者の戦後日本政治に関する分析が見事に行われている。米中接近が東アジア国際政治に与えたインパクト、そして日本が経済成長によって70年代前半には、国際政治環境に影響を与ええうる存在になっていながらもその事を自覚していなかった点が厳しく指摘されている。一次資料として中国の対日外交を全く検討していないことなどが、批判されそうな気もするが、中国側にあえてふれないことによって日本外交というテーマがぶれていない、と見ることが出来る。戦後日本外交史を学ぶ上で、必読文献の一つといえるだろう。

at 23:29│Comments(0) 本の話 | 日々の戯れ言

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