2010年09月11日
近況
色々な課題に追われていたこともあり、ブログをほったらかしにしてしまいました。
この間、8月30日(月)までは某研究プロジェクトの合宿のために草稿執筆と学会発表の準備を並行して進め、8月31日(火)~9月2日(木)はその合宿に参加。そのまま移動して9月2日(木)~9月4日(土)はゼミの合宿。そして、この1週間は、某外交官のオーラル・ヒストリー編集作業やらインタビューの準備やら来週からのアメリカ出張(ナショナル・アーカイブIIで資料調査:約2週間を予定)の準備やら秋の学会参加の手配やらに追われていました。あとは、酒を呑んだり、本を読んだり(笑)
それぞれ、書いておきたいことが色々あるのですが、今は目の前の資料調査へ向けた準備を優先することにします。
ちなみに、「日本外交史研究者向け」と題して書いてきた、戦後日本外交史の資料状況に関する簡単な解説は引き続き不定期で書き続けようと思います。
この間、8月30日(月)までは某研究プロジェクトの合宿のために草稿執筆と学会発表の準備を並行して進め、8月31日(火)~9月2日(木)はその合宿に参加。そのまま移動して9月2日(木)~9月4日(土)はゼミの合宿。そして、この1週間は、某外交官のオーラル・ヒストリー編集作業やらインタビューの準備やら来週からのアメリカ出張(ナショナル・アーカイブIIで資料調査:約2週間を予定)の準備やら秋の学会参加の手配やらに追われていました。あとは、酒を呑んだり、本を読んだり(笑)
それぞれ、書いておきたいことが色々あるのですが、今は目の前の資料調査へ向けた準備を優先することにします。
ちなみに、「日本外交史研究者向け」と題して書いてきた、戦後日本外交史の資料状況に関する簡単な解説は引き続き不定期で書き続けようと思います。
2010年08月17日
日本外交史研究者向け情報(3)
この数日、とにかく暑いです。冬には4度まで下がる自分の部屋の昨晩の気温は31度でした。死にそうです。
これまでブログに書いてきた新刊チェック等々は、twitterの方に書いています。パパパッと気になる本を挙げておくと、それに知り合いが反応して関連する文献を挙げてくれるたりと、これはなかなか便利です。twilogを利用すれば、自分の書いた内容も保存できますし、こんな便利なツールを使わない手はありません。外交史研究者はまだまだ利用者が少ないので、もう少し増えてくれるといいのですが。
ブログとtwitterの情報の流れやスピードの違いを実感しつつ、うまく使い分けていこうと思います。
◇
さて、久しぶりに戦後日本外交史の資料について更新しておきます。今回は情報公開法施行による変化について簡単にまとめたいと思います。思いつくままに書いており、校正・校閲は一切していない悪文ですが、悪しからず。
前回は「戦後外交記録公開」について簡単にまとめました。そのポイントは、「原則非公開、例外公開」であり、外務省が選択的に公開文書を決定してきたということです。
繰り返しになりますが、だからと言って日本の文書が直ちに「使えない」ということではありません。「日本の文書はロジばかりで」と言う研究者もいますが、そういった方は、よく言えば、そういった文書しか公開されていなかった日米安保関係のような分野を先行しているか、イギリスやアメリカといった比較的系統的に文書が残っている国の文書を読んでいる人であり、悪く言えば日本の文書をしっかりとは読み込めていない(もしくは日本の政策決定過程を理解していない)と言えると思います。
とはいえ、「原則非公開、例外公開」という状況では、どうしても研究者は「まだ隠し持っているのではないか」と考えてしまいます。実際、この半年で様々な文書が公開されたように、政府はまだ文書を保存していたわけです。
その意味で政権交代や福田政権期の公文書管理規則制定は重要ですが、その前に情報公開法施行の意味について検討しておく必要があるでしょう。前置きが長くなりましたが、以下本題に入ります。
周知のように情報公開法は1999年5月に公布、2001年4月に施行されたものです。正式名称は「行政機関の保有する情報の公開法に関する法律」で、基本的に行政機関の保有する全ての情報が公開請求の対象になります。これは現在保有している文書全てというこであり、場合によっては直近の問題でも文書が開示されることがあります。
情報公開法施行によって行政側に過重な事務負担を生んだという問題はあり、その運用上の問題は様々な形で指摘することは可能ですし、昨今話題になっているように現有文書が大量に放棄されたのではないかという疑惑もありますが、この出来事が戦後日本外交史研究にとって画期的な意味を持ったことは間違いありません。
それは、何よりもこれまで全体像が掴めなかった外務省文書の全体像がおぼろげながらも研究者に理解可能になると共に、実際に開示請求に基づいて各種の重要な文書が開示されたからです。もちろん、外交に関係するのは外務省ばかりではなく、関連する財務省・経産省・防衛省といった文書公開は十分ではないわけですが(そもそも情報公開の運用方法も異なるように思います)、それでも外務省文書が一定数開示されたことの意義は大きいです。
説明が必要なのは「外務省文書の全体像」です。それをどのように把握すればいいのでしょうか。ここで登場するのが「行政文書ファイル管理簿」です。これはgoogle等で検索すればすぐに見つかると思いますが、「e-GOV(電子政府の総合窓口)」の一つで、各省庁の現有文書ファイルを検索出来るものです。
詳細検索であれば、文書ファイル名、大分類、中分類、小分類、作成者、作成(取得)時期、保存期間満了時期、管理担当課・係から検索可能で、これを使いこなせば、ある政策課題について、現在保有されている文書ファイルが基本的に全て見つけることが出来ます。
情報開示請求を行うのに、必ずしも「行政文書ファイル管理簿」を調べる必要があるわけではありません。例えば「〇〇年〇〇月、〇〇と〇〇の会談に関連する文書」といった形で請求をすることも可能です。なぜ「行政文書ファイル管理簿」の説明をしているかと言えば、それは請求の受け手である省庁側もこの「行政文書ファイル管理簿」を利用しているからです。
情報公開請求でよく耳にするケースは「不開示(不存在)」という回答です。そんなわけは無いだろうという文書でもこうした回答を貰うことはあります。自分の場合は、「1974年2月に開催されたワシントン・エネルギー会議に関する資料」とかなり大まかな設定をして開示請求をしたら、「不開示(不存在)」と回答を貰ったことがあります。確かに「行政ファイル管理簿」で「ワシントン・エネルギー会議」と検索すると、ファイルは一つも見つかりません。しかし、「エネルギー・ワシントン会議」で検索すれば5件のファイルが見つかります。この場合は、すぐに情報公開室(現在は外交記録・情報公開室)の担当者に電話をして、「エネルギー・ワシントン会議」で再度検索して貰うようにお願いをしました。
これは、かなりひどいケースですが、重要なのは請求を受けた側も情報があまり無いということと、仕事量が増えるだけの情報公開については、ついつい「不開示(不存在)」にしたいという誘因が働くということです。大切なことは、こうした事態を踏まえて、出来る限り請求側から情報を提供して担当者が該当文書を見つけやすくすることです。これによって、請求者は「不開示(不存在)」とされるリスクが無くなり、また請求の受け手の事務作業も減ることになります。
閑話休題。ついつい、「外務省文書の全体像」の話をするはずが、話題が拡散してしまいました。
「行政文書ファイル管理簿」で丹念にファイルを検索していけば、ファイル単位ではありますが、自分が欲しい文書の全てを把握することが出来るのです。私の場合は、現在の研究対象が60年代後半から70年代半ばであり、前の時代については違うのかもしれませんが、基本的には以前の記事で説明した「外交記録公開」の文書をまずチェックし、その上で「行政ファイル管理簿」を調べれば、自分が見なければいけない資料を押さえることで、自分が見なければいけない資料は基本的に全て分かりました。
これは、占領期から60年代半ばを研究している人にも基本的に当てはまる話です。つまり、「外交記録公開」の文書をまずチェックして、それから「行政文書ファイル管理簿」を丹念に検索すれば、いま開示されていないファイルが何なのかが分かるということです。
ひとまず今回はここまで。次回は、情報開示請求の使い方を簡単にまとめようと思います。
これまでブログに書いてきた新刊チェック等々は、twitterの方に書いています。パパパッと気になる本を挙げておくと、それに知り合いが反応して関連する文献を挙げてくれるたりと、これはなかなか便利です。twilogを利用すれば、自分の書いた内容も保存できますし、こんな便利なツールを使わない手はありません。外交史研究者はまだまだ利用者が少ないので、もう少し増えてくれるといいのですが。
ブログとtwitterの情報の流れやスピードの違いを実感しつつ、うまく使い分けていこうと思います。
◇
さて、久しぶりに戦後日本外交史の資料について更新しておきます。今回は情報公開法施行による変化について簡単にまとめたいと思います。思いつくままに書いており、校正・校閲は一切していない悪文ですが、悪しからず。
前回は「戦後外交記録公開」について簡単にまとめました。そのポイントは、「原則非公開、例外公開」であり、外務省が選択的に公開文書を決定してきたということです。
繰り返しになりますが、だからと言って日本の文書が直ちに「使えない」ということではありません。「日本の文書はロジばかりで」と言う研究者もいますが、そういった方は、よく言えば、そういった文書しか公開されていなかった日米安保関係のような分野を先行しているか、イギリスやアメリカといった比較的系統的に文書が残っている国の文書を読んでいる人であり、悪く言えば日本の文書をしっかりとは読み込めていない(もしくは日本の政策決定過程を理解していない)と言えると思います。
とはいえ、「原則非公開、例外公開」という状況では、どうしても研究者は「まだ隠し持っているのではないか」と考えてしまいます。実際、この半年で様々な文書が公開されたように、政府はまだ文書を保存していたわけです。
その意味で政権交代や福田政権期の公文書管理規則制定は重要ですが、その前に情報公開法施行の意味について検討しておく必要があるでしょう。前置きが長くなりましたが、以下本題に入ります。
周知のように情報公開法は1999年5月に公布、2001年4月に施行されたものです。正式名称は「行政機関の保有する情報の公開法に関する法律」で、基本的に行政機関の保有する全ての情報が公開請求の対象になります。これは現在保有している文書全てというこであり、場合によっては直近の問題でも文書が開示されることがあります。
情報公開法施行によって行政側に過重な事務負担を生んだという問題はあり、その運用上の問題は様々な形で指摘することは可能ですし、昨今話題になっているように現有文書が大量に放棄されたのではないかという疑惑もありますが、この出来事が戦後日本外交史研究にとって画期的な意味を持ったことは間違いありません。
それは、何よりもこれまで全体像が掴めなかった外務省文書の全体像がおぼろげながらも研究者に理解可能になると共に、実際に開示請求に基づいて各種の重要な文書が開示されたからです。もちろん、外交に関係するのは外務省ばかりではなく、関連する財務省・経産省・防衛省といった文書公開は十分ではないわけですが(そもそも情報公開の運用方法も異なるように思います)、それでも外務省文書が一定数開示されたことの意義は大きいです。
説明が必要なのは「外務省文書の全体像」です。それをどのように把握すればいいのでしょうか。ここで登場するのが「行政文書ファイル管理簿」です。これはgoogle等で検索すればすぐに見つかると思いますが、「e-GOV(電子政府の総合窓口)」の一つで、各省庁の現有文書ファイルを検索出来るものです。
詳細検索であれば、文書ファイル名、大分類、中分類、小分類、作成者、作成(取得)時期、保存期間満了時期、管理担当課・係から検索可能で、これを使いこなせば、ある政策課題について、現在保有されている文書ファイルが基本的に全て見つけることが出来ます。
情報開示請求を行うのに、必ずしも「行政文書ファイル管理簿」を調べる必要があるわけではありません。例えば「〇〇年〇〇月、〇〇と〇〇の会談に関連する文書」といった形で請求をすることも可能です。なぜ「行政文書ファイル管理簿」の説明をしているかと言えば、それは請求の受け手である省庁側もこの「行政文書ファイル管理簿」を利用しているからです。
情報公開請求でよく耳にするケースは「不開示(不存在)」という回答です。そんなわけは無いだろうという文書でもこうした回答を貰うことはあります。自分の場合は、「1974年2月に開催されたワシントン・エネルギー会議に関する資料」とかなり大まかな設定をして開示請求をしたら、「不開示(不存在)」と回答を貰ったことがあります。確かに「行政ファイル管理簿」で「ワシントン・エネルギー会議」と検索すると、ファイルは一つも見つかりません。しかし、「エネルギー・ワシントン会議」で検索すれば5件のファイルが見つかります。この場合は、すぐに情報公開室(現在は外交記録・情報公開室)の担当者に電話をして、「エネルギー・ワシントン会議」で再度検索して貰うようにお願いをしました。
これは、かなりひどいケースですが、重要なのは請求を受けた側も情報があまり無いということと、仕事量が増えるだけの情報公開については、ついつい「不開示(不存在)」にしたいという誘因が働くということです。大切なことは、こうした事態を踏まえて、出来る限り請求側から情報を提供して担当者が該当文書を見つけやすくすることです。これによって、請求者は「不開示(不存在)」とされるリスクが無くなり、また請求の受け手の事務作業も減ることになります。
閑話休題。ついつい、「外務省文書の全体像」の話をするはずが、話題が拡散してしまいました。
「行政文書ファイル管理簿」で丹念にファイルを検索していけば、ファイル単位ではありますが、自分が欲しい文書の全てを把握することが出来るのです。私の場合は、現在の研究対象が60年代後半から70年代半ばであり、前の時代については違うのかもしれませんが、基本的には以前の記事で説明した「外交記録公開」の文書をまずチェックし、その上で「行政ファイル管理簿」を調べれば、自分が見なければいけない資料を押さえることで、自分が見なければいけない資料は基本的に全て分かりました。
これは、占領期から60年代半ばを研究している人にも基本的に当てはまる話です。つまり、「外交記録公開」の文書をまずチェックして、それから「行政文書ファイル管理簿」を丹念に検索すれば、いま開示されていないファイルが何なのかが分かるということです。
ひとまず今回はここまで。次回は、情報開示請求の使い方を簡単にまとめようと思います。
2010年08月14日
回顧 ROCK IN JAPAN FES. 2010
ひたちなかでの3日間を満喫して帰ってきてから、なかなか思うようにやることが進んでいません。
そんな一週間を送る中で、自分の記憶を辿り、ネット上の情報を調べつつ、フェスで聴いた曲のセットリストを完成させました。まあ、一ヶ月もすればROKIN'ON JAPANの特別号が出るわけですが、毎回やっていることなので今回も一応。会場の雰囲気は公式サイトのクイック・レポートからも伝わってくると思います(リンク)。
◇
暑いだけでなく、熱い夏が、また、やってきた。
(城山三郎『官僚たちの夏』)
と去年と同じセリフが頭に浮かんだ。
前日夜に筑波の友人宅へ。第三の男の到着を待ちつつ、近くの居酒屋で4杯ほどビールを呑む。そして集合後もう1杯。相変わらず下らない話に興じつつも、タイムテーブルを眺めて気分を盛り上げる。
当日は朝7時前に出発し、会場に8時到着。この時点で既に去年の最高気温(26度)は超えている。
いつものように、会場に入るとまずGRASS STAGE後ろのシート・ゾーンに向かって、本拠地を確保する。
<初日(8月6日)>
10:45~ 世界の終わり 【WING TENT】
1. 青い太陽
2. 虹色の戦争
3. 死の魔法
4. 幻の命
5. インスタントラジオ
初日の最初から悩ましかったのは、GRASSがくるりだったこと。でも、迷ったあげくに最初のステージはWING TENTの世界の終わりに決めた。GRASS STAGEとWING TENTは一番離れているので、ひたすら歩く歩く。まだCDデビューしてから半年弱、セットリストは1st Album「EARTH」に収録されている5曲だったが、生で聴くことが出来て良かった。結構前の方で観たので、最初から疲れる。
11:45~ BEAT CRUSADERS 【GRASS STAGE】
1. LEMON HEAD
2. LOVE DISCHORD
3. LET'S ESCAPE TOGETHER
4. BE MY WIFE
5. 青空 【ブルーハーツのカバー】 (w/磯部正文)
6. FAIRLY TAIL (w/ASPARAGUS)
7. ISOTONIC (w/ASPARAGUS)
8. SITUATION
9. SUMMEREND (w/吉村秀樹[bloodthirthty buchers]))
05にも09にも出ていたがスルーし続けてきたビークル。3回目にして観るのは初めて。シートに寝っ転がりながらゆるりと聴く。例のコールやら、MCは噂通り。BE MY WIFEなど、懐かしい曲が聴けたのは良かった。
それにしても今年はとにかく暑い。シートにいるだけで疲れるのには参った。そんなわけで、次のPUFFYまではゆるりと過ごす。
13:35~ PUFFY 【LAKE STAGE】
1. サーキットの娘
2. DOKI DOKI
3. ジェットラウ゛
4. 愛のしるし
5. アジアの純真
6. 誰かが
7. Bye Bye
8. 渚にまつわるエトセトラ
LAKEの後ろで座りながらゆるりと聴く。懐かしい曲から最近の曲までゆるくもノリが良いセットリスト。アジアの純真はやはり名曲だ。「誰かが」はチバさんが作っただけに激しい。やっぱり「Bye Bye」はTEENAGERの頃のフジファブリックの曲調そのもの。しんみりした気持ちになってしまう。
その後、ASPARAGUSを3曲ほど聴ききつつ、SOUND OF FOREST近くで昼食。
15:10~ Cocco 【SOUND OF FOREST】
1. 三村エレジー
2. カウントダウン
3. ニライカナイ
4. 蝶の舞う
5. 絹ずれ~島言葉~
6. 玻璃の花
05の時はSINGER SONGERを観たが、Coccoとして観るのは初めてなので、とても楽しみだった。期待に違わぬいいステージでした。ほとんどは新しいアルバムに収録されている曲らしいので分からなかったけど、初期の名曲「カウントダウン」を聴いた時には震えた。
何年か前のROCK IN JAPANでCoccoがGRASSのトリだったらしいけど、そんな雰囲気でも聴いてみたいなと思わせるステージ。新しいアルバムも聴いてみよう。
16:20~ YO-KING 【SOUND OF FOREST】
1.世界の元
2.風に別れを
3.スペース~拝啓、ジェリー・ガルシア~
4.たまたま
5.Hey!みんな元気かい?
6.星の海
Coccoからの流れでそのままSOUND OF FORESTへ。YO-KINGは、05では真心ブラザーズとしてLAKEで、09ではKING & PRINCEとしてSeasideで観ているが、ソロで観るのは今回が初めてだ。SOUND OF FORESTの雰囲気が実に会っているし、いい具合に力が抜けた最高のステージだった。
真心でもソロでもいいからLIVEに行ってまたじっくり聴きたい。
18:00~ RADWIMPS 【GRASS STAGE】
1. Don't look back in anger 【oasisのカバー】
2. おしゃかしゃま
3. 05410-(ん)
4. 携帯電話
5. トレモロ
6. ハイパーベンチレイション
7. なんちって
8. いいんですか?
9. 25個目の染色体
10. ます。
LAKEでフラワー・カンパニーズを観るか迷いながらも結局観ることにしたRADWIMPS。そんなわけでLAKEに残った友人達と分かれて、GRASSへやってきた。シートを片付けつつ、GRASSから近いSeaside Stageに移動してsleepy ab.を2曲ほど聴く。
RADWIMPSは最初から前の方で観ていたのだが、Don't look back in angerが流れてきた時に、「この曲って誰?」「はじめて聴いた」という声が周りから聞こえてきたのには驚いた。みんな若いね。
迷いながらもこちらに来て良かった!という感じ。
19:15~ サカナクション 【LAKE STAGE】
1. 21.1 【+Ame(B)】
2. 明日から
3. 表参道26時
4. セントレイ
5. Klee
6. シーラカンスと僕
7. ネイティブダンサー
8. アルクアラウンド
9. アイデンティティ
10. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
09初日FORESTのトリで衝撃を受けたサカナクション。今回はLAKEの結構前の方で最初から待機する。4枚のアルバムを聴きこみ、新曲もチェックしているので前回のような衝撃は無いが、やっぱりいい。ラジオで聴いた時は、んーいまひとつかなと思って買わなかったアイデンティティも、生で聴いたらかなり良かった。アンコールは去年と同じく三日月サンセット。この完成度の高い曲がデビューのきっかけとは。
GRASS~WINGTENT~LAKE~FOREST~GRASS~Seaside~GRASS~LAKEと移動を重ねたこともあって、疲労困憊しつつも大満足で初日は終了。去年は出るのに1時間以上かかったが、今年は駐車場の場所が良くすんなり帰路に付けたのが嬉しい。
帰宅後また1杯やりつつ、明日に備える。
<2日目(8月7日)>
初日と同じく7時前に筑波を出発し8時前に会場に到着。早速シート・ゾーンを確保。この日はGRASS STAGEが多かった。
10:30~ 氣志團 【GRASS STAGE】
1. デリケートにキスして
2. One Night Carnival
3. ロックンロール グラフィティ
4. キラ キラ!
5. 結婚闘魂行進曲「マブダチ」
6. 高校与太郎組曲~喧嘩ボンバー~
7.セッション
8. オラオラGO! 【BIG BANGのカバー】
9. オジャパメン 【多分「ごっつ」の歌】
10. 俺たちには土曜日しかない
11. MY WAY
2日目の最初をどうするか迷ったのだが、結局シートに寝っ転がって氣志團をBGMに寝る聴くことにした。「オジャパメン」までやるとは…「だって、俺たちみんなと仲良くしたいんだ」って(笑)。頭の中は既に次の曽我部恵一BANDで一杯。
11:40~ 曽我部恵一BAND 【SOUND OF FOREST】
1.恋人たちのロック
2. キラキラ!
3. sleeping beauty
4. テレフォンラブ
5. 青春狂走曲
6. 魔法のバスに乗って
7. Stars
8. mellow mind
この1年間でかなり聴き込んだので、実はとても楽しみにしていたステージ。最初の「恋人たちのロック」で大いに盛り上がったところで、「キラキラ!って曲知ってますか? キラキラ!って曲やります!」とMCが入り「キラキラ!」へ。その後も全速力で駆け抜けた約30分間を堪能。最後に時間が余ったので、といってアカペラのmellow mindが聴けたのは嬉しい限り。
YO-KINGと同じくLIVEに行きたくなった。
最後の一言「愛してます!」はやっぱり清志郎を意識しているのだろうか(笑)
13:00~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Black Market Blues
2. Termination
3. Vampire Girl
4. Cold Edge
5. どうにもとまらない 【山本リンダのカバー】
6. Supernova
7. キャンドルの灯りを
8. Love Call From The World
9. The Revolutionary
10. Beautiful Target
11. Discommunication
12. Punishment
去年シート・ゾーンで聴いて、ああ前に行けば良かったなと思ったのだが、疲れていたので結局今年もシートで寝っ転がりながら聴いた。Vampiregirlのテンポがやたらと早かった気がするのだが、気のせいだろうか。
途中、「昔々あるところに…少女がおったそうな…その少女の名前は”山本”」とMCが入って「どうにもとまらない」が流れてきた時は驚いたが、調べてみると昨年末からよくカバーしているらしい。朝からDJ BOOTHで、「どうにもとまらない」が流れていたことにようやく納得(でも、なぜ「古い日記」が流れていたのかは謎のまま。誰かカバーしたのだろうか)。
このまま行くと、今後も9mmはずっと後ろで聴き続けることになる気がする。
14:15~ トータス松本Band 【GRASS STAGE】
1.クリア!
2.あいたいひとは誰?
3.ストレイト
4.涙をとどけて
5.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
6.よしゃいいのに
7.ミュージック
8.マイウェイ ハイウェイ
9.明星
05と09は、ウルフルズを観て感動したが、今回はトータス松本Bandとしての登場だ。ソロの名義は「トータス松本」なのになぜ「Band」で登場するかと言えば、それは翌日「トータス松本」として弾き語りをやるからだ。
これは前で聴きたいと思い、かなり前まで行く。やはりウルフルズと比べると人の集まりはまばら。曲の感じも、GRASSではなくLAKEやSOUND OF FORESTでやればいいのになという感じはあったが、まあそれはそれでいいのだろう。
「ストレイト」とか「明星」はCDで聴いてもいいが、やはりトータス松本は生で聴くのが格段にいい。
15:30~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. ファイティングマン
2. 幸せよ、この指にとまれ
3. 俺の道
4. 悲しみの果て
5. デーデ
6. 暑中見舞―憂鬱な午後―
7. かけだす男
8. リッスントゥザミュージック
9. 【新曲】
10. FLYER
11. ガストロンジャー
12. 俺たちの明日
タイミングやその時の気分と合わず05と09は観なかったが、最近よく聴くので、このステージもとても楽しみにしていた。「幸せよ、この指にとまれ」がこんなにいい曲だとは、生で聴くまで分からなかった。「デーデ」などかなり昔の曲をじっくり聴けたのが嬉しい。LIVEには欠かせない「悲しみの果て」「ガストロンジャー」なんかは、何度聴いても最高にいいのだろう。最後の2曲「ガストロンジャー」「俺たちの明日」は、全然曲調も違うし、歌詞の雰囲気も違うけど、どちらも力付けられる感じだ。
エレカシの後は、曽我部恵一BANDがゲストDJということでDJ BOOTHへ。TUBE→サザン→関ジャニ∞→嵐というよく分からない流れに乗ってしまい、体力を無駄に消耗してしまった(苦笑)
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. 放浪カモメはどこまでも
2. チェリー
3. 夏の魔物
4. つぐみ
5. ビギナー
6. そして僕は途方にくれる 【大沢誉志幸のカバー】
7. 渚
8. トンガリ'95
9. けもの道
10. 空も飛べるはず
三人揃ってシート・ゾーンで寝っ転がりながら聴いた。懐かしい曲から最近の曲まで楽しめた。「トンガリ」を生で聴く日が来るとは。よく考えればスピッツはほぼ全部オリジナル・アルバムを聴いているので、全部分かるのは当たり前か。ほのぼのしたMCが印象的なステージでした。
19:15~ サンボマスター 【LAKE STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 美しき人間の日々
4. ラブソング
5. 光のロック
6. そのぬくもりに用がある
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
En. 歌声よおこれ
いつも最前列近くで観て体力を吸い取られるサンボ師匠なので、「今年は後ろでゆっくり観てるよ」なんて友人に言っていたのだが、結局最初からLAKE STAGEのかなり前に来てしまった。前に行っていなければ後悔することになったであろうアツい時間。普段のLIVEでも必ずやる曲を並べた豪華なステージだ。アンコールで「歌声よおこれ」を聴けたのが嬉しい。
去年は「あんた達、ここにいるだけで逮捕されてもおかしくない」とかよく分からないMCだったが、今年は「渋谷陽一、いるなら出てこい、なんか一言言え」と(笑)
結局、今年も体力を絞り取られつつも最高に満足したひと時になった。
<最終日(8月8日)>
いよいよ最終日。これまでの2日間とほぼ同じ時間に会場に到着。初日&2日目はここで一休みしたのだけど、最終日はなぜかDJ BOOTHへ。ここに30分以上いたために、また無駄に体力を消耗してしまう。
POLYSICS【GRASS STAGE】を3曲ばかり聴いたところで移動開始。
11:05~ TRICERATOPS 【PARK STAGE】
1. PARTY
2. GOING TO THE MOON
3. HAPPY SADDY MOUNTAIN
4. I GO WILD
5. 1000LOVE
6. Raspberry
迷いに迷いながら、結局懐かしいからという理由で来たトライセラだが、朝から素敵な気分になれた。懐かしの「GOING TO THE MOON」をやるとは思わなかった。ここでPARK STAGEを観たので、これで全ステージ制覇。
最後の曲が流れてきたところへ、隣のSOUND OF FORESTへ。
11:40~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Orange Sunset
2. 愛~好き好きソング
3. カミナリGIRL
4. ZIG ZAG SATURDAY NIGHT
5. ギリギリサーフライダー
6. 今夜はブギー・バック 【スチャ&オザケンのカバー】
7. 春狩道
去年は日程が合わず観れなかったので、お目当てのステージの一つ。朝からSOUND OF FORESTは最高潮の盛り上がりだった。特に「今夜はブギー・バック」はすごかった。アルバムをチェックしなければという気分に。
13:00~ ケツメイシ 【GRASS STAGE】
1.はじまりの合図
2.歌謳い
3.三十路ボンバイエ
4.お二人summer
5.【夏歌メドレー】(また君に会える、夏の思い出、よる☆かぜ、サマーデイズ、太陽)
6.仲間
7.さくら
時間が空いたので、昼食を済ませつつシート・ゾーンで聴く。ものすごい盛り上がりは去年のRIPと同じような感じ。色々ネットで調べると最後は「カーニバル」をやったみたいだ。「さくら」が流れるのを聴きつつ、Seaside Stageへ移動開始。
13:50~ スネオヘアー 【Seaside Stage】
1. 逆様ブリッジ
2. トキメキシュナイダー
3. バースデー
4. ハレルヤ
5. 因果
05は体調不良による直前キャンセルで聴けなかったスネオヘアー。今回はLAKEではなくSeasideに登場だ。色々なLiveレポで「よく喋る」と書かれているらしいが、本当によく喋っていた。が、来日した片言の日本語が話せる外国人風で話していたので、内容が全然ない(笑)。「バースデー」なんかは心に染み入るような名曲なのだが、ともかく前後のMCが(笑)。
民生の「愛のボート」を耳にしながら、LAKEへ移動開始。
14:45~ ZAZEN BOYS 【LAKE STAGE】
1.Asobi
2.SI・GE・KI
3.Honnoji
4.ヒミツガール
5.COLD BEAT
6.フライデーナイト
7.CRAZY DAYS CRAZY FEELING
曲数がそれほど多くなかったから、途中からかと思ったら、どうやら最初の曲が始まったばかりから聴けていたらしい。全然観に来るつもりはなく、トータス松本に備えて少し早く来たらやっていたというZAZEN BOYSだが、これがものすごく良かった。
05のフジファブリックとサンボ、09の9mmとサカナクションのような発見は、今回はこのZAZEN BOYSだ。特に3曲目にやった「honnouji」がものすごくカッコいい。歌詞はほとんど「本能寺で待ってる!」だけなのだが、音と雰囲気がすごい。
アルバムもいくつか出ているようなので、早速チェックしてみよう。
15:55~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
2.ワンダフル・ワールド 【Sam Cookeのカバー】
3.よしゃいいのに
4.No Way
5.サムライソウル
6.僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
7.明星
個人的に3日間の中で一番期待していたのがこのステージだ。去年の奥田民生ひとり股旅も良かったが、今年のトータス松本(弾き語り)のカッコよさは格別だった。どの曲も良かったが、特に弾き語りバージョンの「サムライソウル」が最高。後ろで座ってゆっくり聴いてもいいかなと思ったが、前にいっておいて良かった。というのは、マイクに入らない言葉や声がよく聞こえてきたからだ。
どれくらい良かったかはこの文章からは伝わらないかもしれないが、一回でも多くトータス松本の弾き語りは生で観ておきたいと思ったステージだ。
17:05~ サニーデイ・サービス 【LAKE STAGE】
1. baby blue
2. スロウライダー
3. 恋人たち
4. NOW
5. ふたつのハート
今回のフェス3回目の曽我部さんだ。トータス松本の余韻を楽しみつつ、後ろで3人揃ってゆるりと聴いた。アルバムを出したばかりだから新しい曲をやるのかと思いきや、昔の名曲ばかりが流れる。「二つのハート」まで聴いたところで移動。
友人の言葉を借りれば、サニーデイは、何と言うか悪い意味ではなく「古い」、でもそれがいい。2日目に曽我部恵一BANDを観て、その1日後にはサニーデイを観れるなんて、贅沢過ぎる。
17:30~ 泉谷しげる 【SOUND OF FOREST】
1.RIJF2010のテーマ
2.Y染色体のうた
3.春夏秋冬
4.野生のバラッド
去年ものすごい盛り上がりを見せた泉谷しげる。去年は、清志郎のカバー「雨上がりの夜空」、名曲「すべて時代のせいにして」をやったのだが、今年は「Y染色体のうた」というゆる~い歌と、あとは去年と同じく「春夏秋冬」「野生のバラッド」というセットリスト。
今年も「野生のバラッド」は15分以上やっていたと思います。「この成金ロック・フェス」とか怒鳴ってたけど、渋谷陽一に「でも、泉谷さんのところのプロダクション、ギャラ交渉シビアだったんだから」と言われていたのには苦笑。
来年も出るのかな。
18:00~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
4. 8cmのピンヒール
5. シャングリラ
6. 風吹けば恋
7. 染まるよ
8. ここだけの話
9. とび魚のバタフライ
10. 恋の煙
泉谷しげるで体力を吸い取られて這うようにGRASSに移動すると、「8cmのピンヒール」をやっていた。調べてみると4曲目らしい。相変わらずチャットの歌は悲しい歌詞が多く、聴いていると何となく寂しい気分になる。
19:15~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. プリズム
2. WAGON
3. うれしくって抱きあうよ
4. 2人のストーリー
5. ハミングバード
6. 長い夢
7. プレゼント
8. ランデブー
9. COSMIC BOX
En. 恋愛模様
3日間のフェスもこれでいよいよ最後。最初に流れてきたのはピアノの音とYUKIの声、CDに収録されているよりもゆったりとしたアレンジの「プリズム」だ。
ツアーからそのまま抜け出してきたビッグバンドという贅沢な編成で、本当に全曲聴き入ってしまった。アルバム「うれしくって抱き合うよ」の中でもよく聴いている曲を全部やってくれたのが嬉しい。暗くなった夜によくあった、3日間のラストを締めるにふさわしいステージだった。
◇
こうやってまとめると随分長いように感じますが、本当にあっという間に終わってしまった3日間でした。
去年・今年と友人が筑波に住んでいることもあり、ROCK IN JAPAN FES.に行ったわけですが、月曜日にその友人から山形転勤との連絡がありました。そんなわけで、もしかしたらこのメンバーでこのフェスに行くのは今年が最後ということになってしまうかもしれません。さて、来年の夏はどこで音楽を聴いているのでしょうか。
そんな一週間を送る中で、自分の記憶を辿り、ネット上の情報を調べつつ、フェスで聴いた曲のセットリストを完成させました。まあ、一ヶ月もすればROKIN'ON JAPANの特別号が出るわけですが、毎回やっていることなので今回も一応。会場の雰囲気は公式サイトのクイック・レポートからも伝わってくると思います(リンク)。
◇
暑いだけでなく、熱い夏が、また、やってきた。
(城山三郎『官僚たちの夏』)
と去年と同じセリフが頭に浮かんだ。
前日夜に筑波の友人宅へ。第三の男の到着を待ちつつ、近くの居酒屋で4杯ほどビールを呑む。そして集合後もう1杯。相変わらず下らない話に興じつつも、タイムテーブルを眺めて気分を盛り上げる。
当日は朝7時前に出発し、会場に8時到着。この時点で既に去年の最高気温(26度)は超えている。
いつものように、会場に入るとまずGRASS STAGE後ろのシート・ゾーンに向かって、本拠地を確保する。
<初日(8月6日)>
10:45~ 世界の終わり 【WING TENT】
1. 青い太陽
2. 虹色の戦争
3. 死の魔法
4. 幻の命
5. インスタントラジオ
初日の最初から悩ましかったのは、GRASSがくるりだったこと。でも、迷ったあげくに最初のステージはWING TENTの世界の終わりに決めた。GRASS STAGEとWING TENTは一番離れているので、ひたすら歩く歩く。まだCDデビューしてから半年弱、セットリストは1st Album「EARTH」に収録されている5曲だったが、生で聴くことが出来て良かった。結構前の方で観たので、最初から疲れる。
11:45~ BEAT CRUSADERS 【GRASS STAGE】
1. LEMON HEAD
2. LOVE DISCHORD
3. LET'S ESCAPE TOGETHER
4. BE MY WIFE
5. 青空 【ブルーハーツのカバー】 (w/磯部正文)
6. FAIRLY TAIL (w/ASPARAGUS)
7. ISOTONIC (w/ASPARAGUS)
8. SITUATION
9. SUMMEREND (w/吉村秀樹[bloodthirthty buchers]))
05にも09にも出ていたがスルーし続けてきたビークル。3回目にして観るのは初めて。シートに寝っ転がりながらゆるりと聴く。例のコールやら、MCは噂通り。BE MY WIFEなど、懐かしい曲が聴けたのは良かった。
それにしても今年はとにかく暑い。シートにいるだけで疲れるのには参った。そんなわけで、次のPUFFYまではゆるりと過ごす。
13:35~ PUFFY 【LAKE STAGE】
1. サーキットの娘
2. DOKI DOKI
3. ジェットラウ゛
4. 愛のしるし
5. アジアの純真
6. 誰かが
7. Bye Bye
8. 渚にまつわるエトセトラ
LAKEの後ろで座りながらゆるりと聴く。懐かしい曲から最近の曲までゆるくもノリが良いセットリスト。アジアの純真はやはり名曲だ。「誰かが」はチバさんが作っただけに激しい。やっぱり「Bye Bye」はTEENAGERの頃のフジファブリックの曲調そのもの。しんみりした気持ちになってしまう。
その後、ASPARAGUSを3曲ほど聴ききつつ、SOUND OF FOREST近くで昼食。
15:10~ Cocco 【SOUND OF FOREST】
1. 三村エレジー
2. カウントダウン
3. ニライカナイ
4. 蝶の舞う
5. 絹ずれ~島言葉~
6. 玻璃の花
05の時はSINGER SONGERを観たが、Coccoとして観るのは初めてなので、とても楽しみだった。期待に違わぬいいステージでした。ほとんどは新しいアルバムに収録されている曲らしいので分からなかったけど、初期の名曲「カウントダウン」を聴いた時には震えた。
何年か前のROCK IN JAPANでCoccoがGRASSのトリだったらしいけど、そんな雰囲気でも聴いてみたいなと思わせるステージ。新しいアルバムも聴いてみよう。
16:20~ YO-KING 【SOUND OF FOREST】
1.世界の元
2.風に別れを
3.スペース~拝啓、ジェリー・ガルシア~
4.たまたま
5.Hey!みんな元気かい?
6.星の海
Coccoからの流れでそのままSOUND OF FORESTへ。YO-KINGは、05では真心ブラザーズとしてLAKEで、09ではKING & PRINCEとしてSeasideで観ているが、ソロで観るのは今回が初めてだ。SOUND OF FORESTの雰囲気が実に会っているし、いい具合に力が抜けた最高のステージだった。
真心でもソロでもいいからLIVEに行ってまたじっくり聴きたい。
18:00~ RADWIMPS 【GRASS STAGE】
1. Don't look back in anger 【oasisのカバー】
2. おしゃかしゃま
3. 05410-(ん)
4. 携帯電話
5. トレモロ
6. ハイパーベンチレイション
7. なんちって
8. いいんですか?
9. 25個目の染色体
10. ます。
LAKEでフラワー・カンパニーズを観るか迷いながらも結局観ることにしたRADWIMPS。そんなわけでLAKEに残った友人達と分かれて、GRASSへやってきた。シートを片付けつつ、GRASSから近いSeaside Stageに移動してsleepy ab.を2曲ほど聴く。
RADWIMPSは最初から前の方で観ていたのだが、Don't look back in angerが流れてきた時に、「この曲って誰?」「はじめて聴いた」という声が周りから聞こえてきたのには驚いた。みんな若いね。
迷いながらもこちらに来て良かった!という感じ。
19:15~ サカナクション 【LAKE STAGE】
1. 21.1 【+Ame(B)】
2. 明日から
3. 表参道26時
4. セントレイ
5. Klee
6. シーラカンスと僕
7. ネイティブダンサー
8. アルクアラウンド
9. アイデンティティ
10. ナイトフィッシングイズグッド
En. 三日月サンセット
09初日FORESTのトリで衝撃を受けたサカナクション。今回はLAKEの結構前の方で最初から待機する。4枚のアルバムを聴きこみ、新曲もチェックしているので前回のような衝撃は無いが、やっぱりいい。ラジオで聴いた時は、んーいまひとつかなと思って買わなかったアイデンティティも、生で聴いたらかなり良かった。アンコールは去年と同じく三日月サンセット。この完成度の高い曲がデビューのきっかけとは。
GRASS~WINGTENT~LAKE~FOREST~GRASS~Seaside~GRASS~LAKEと移動を重ねたこともあって、疲労困憊しつつも大満足で初日は終了。去年は出るのに1時間以上かかったが、今年は駐車場の場所が良くすんなり帰路に付けたのが嬉しい。
帰宅後また1杯やりつつ、明日に備える。
<2日目(8月7日)>
初日と同じく7時前に筑波を出発し8時前に会場に到着。早速シート・ゾーンを確保。この日はGRASS STAGEが多かった。
10:30~ 氣志團 【GRASS STAGE】
1. デリケートにキスして
2. One Night Carnival
3. ロックンロール グラフィティ
4. キラ キラ!
5. 結婚闘魂行進曲「マブダチ」
6. 高校与太郎組曲~喧嘩ボンバー~
7.セッション
8. オラオラGO! 【BIG BANGのカバー】
9. オジャパメン 【多分「ごっつ」の歌】
10. 俺たちには土曜日しかない
11. MY WAY
2日目の最初をどうするか迷ったのだが、結局シートに寝っ転がって氣志團をBGMに寝る聴くことにした。「オジャパメン」までやるとは…「だって、俺たちみんなと仲良くしたいんだ」って(笑)。頭の中は既に次の曽我部恵一BANDで一杯。
11:40~ 曽我部恵一BAND 【SOUND OF FOREST】
1.恋人たちのロック
2. キラキラ!
3. sleeping beauty
4. テレフォンラブ
5. 青春狂走曲
6. 魔法のバスに乗って
7. Stars
8. mellow mind
この1年間でかなり聴き込んだので、実はとても楽しみにしていたステージ。最初の「恋人たちのロック」で大いに盛り上がったところで、「キラキラ!って曲知ってますか? キラキラ!って曲やります!」とMCが入り「キラキラ!」へ。その後も全速力で駆け抜けた約30分間を堪能。最後に時間が余ったので、といってアカペラのmellow mindが聴けたのは嬉しい限り。
YO-KINGと同じくLIVEに行きたくなった。
最後の一言「愛してます!」はやっぱり清志郎を意識しているのだろうか(笑)
13:00~ 9mm Parabellum Bullet 【GRASS STAGE】
1. Black Market Blues
2. Termination
3. Vampire Girl
4. Cold Edge
5. どうにもとまらない 【山本リンダのカバー】
6. Supernova
7. キャンドルの灯りを
8. Love Call From The World
9. The Revolutionary
10. Beautiful Target
11. Discommunication
12. Punishment
去年シート・ゾーンで聴いて、ああ前に行けば良かったなと思ったのだが、疲れていたので結局今年もシートで寝っ転がりながら聴いた。Vampiregirlのテンポがやたらと早かった気がするのだが、気のせいだろうか。
途中、「昔々あるところに…少女がおったそうな…その少女の名前は”山本”」とMCが入って「どうにもとまらない」が流れてきた時は驚いたが、調べてみると昨年末からよくカバーしているらしい。朝からDJ BOOTHで、「どうにもとまらない」が流れていたことにようやく納得(でも、なぜ「古い日記」が流れていたのかは謎のまま。誰かカバーしたのだろうか)。
このまま行くと、今後も9mmはずっと後ろで聴き続けることになる気がする。
14:15~ トータス松本Band 【GRASS STAGE】
1.クリア!
2.あいたいひとは誰?
3.ストレイト
4.涙をとどけて
5.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
6.よしゃいいのに
7.ミュージック
8.マイウェイ ハイウェイ
9.明星
05と09は、ウルフルズを観て感動したが、今回はトータス松本Bandとしての登場だ。ソロの名義は「トータス松本」なのになぜ「Band」で登場するかと言えば、それは翌日「トータス松本」として弾き語りをやるからだ。
これは前で聴きたいと思い、かなり前まで行く。やはりウルフルズと比べると人の集まりはまばら。曲の感じも、GRASSではなくLAKEやSOUND OF FORESTでやればいいのになという感じはあったが、まあそれはそれでいいのだろう。
「ストレイト」とか「明星」はCDで聴いてもいいが、やはりトータス松本は生で聴くのが格段にいい。
15:30~ エレファントカシマシ 【GRASS STAGE】
1. ファイティングマン
2. 幸せよ、この指にとまれ
3. 俺の道
4. 悲しみの果て
5. デーデ
6. 暑中見舞―憂鬱な午後―
7. かけだす男
8. リッスントゥザミュージック
9. 【新曲】
10. FLYER
11. ガストロンジャー
12. 俺たちの明日
タイミングやその時の気分と合わず05と09は観なかったが、最近よく聴くので、このステージもとても楽しみにしていた。「幸せよ、この指にとまれ」がこんなにいい曲だとは、生で聴くまで分からなかった。「デーデ」などかなり昔の曲をじっくり聴けたのが嬉しい。LIVEには欠かせない「悲しみの果て」「ガストロンジャー」なんかは、何度聴いても最高にいいのだろう。最後の2曲「ガストロンジャー」「俺たちの明日」は、全然曲調も違うし、歌詞の雰囲気も違うけど、どちらも力付けられる感じだ。
エレカシの後は、曽我部恵一BANDがゲストDJということでDJ BOOTHへ。TUBE→サザン→関ジャニ∞→嵐というよく分からない流れに乗ってしまい、体力を無駄に消耗してしまった(苦笑)
18:00~ スピッツ 【GRASS STAGE】
1. 放浪カモメはどこまでも
2. チェリー
3. 夏の魔物
4. つぐみ
5. ビギナー
6. そして僕は途方にくれる 【大沢誉志幸のカバー】
7. 渚
8. トンガリ'95
9. けもの道
10. 空も飛べるはず
三人揃ってシート・ゾーンで寝っ転がりながら聴いた。懐かしい曲から最近の曲まで楽しめた。「トンガリ」を生で聴く日が来るとは。よく考えればスピッツはほぼ全部オリジナル・アルバムを聴いているので、全部分かるのは当たり前か。ほのぼのしたMCが印象的なステージでした。
19:15~ サンボマスター 【LAKE STAGE】
1. 青春狂騒曲
2. 世界をかえさせておくれよ
3. 美しき人間の日々
4. ラブソング
5. 光のロック
6. そのぬくもりに用がある
7. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
8. できっこないをやらなくちゃ
En. 歌声よおこれ
いつも最前列近くで観て体力を吸い取られるサンボ師匠なので、「今年は後ろでゆっくり観てるよ」なんて友人に言っていたのだが、結局最初からLAKE STAGEのかなり前に来てしまった。前に行っていなければ後悔することになったであろうアツい時間。普段のLIVEでも必ずやる曲を並べた豪華なステージだ。アンコールで「歌声よおこれ」を聴けたのが嬉しい。
去年は「あんた達、ここにいるだけで逮捕されてもおかしくない」とかよく分からないMCだったが、今年は「渋谷陽一、いるなら出てこい、なんか一言言え」と(笑)
結局、今年も体力を絞り取られつつも最高に満足したひと時になった。
<最終日(8月8日)>
いよいよ最終日。これまでの2日間とほぼ同じ時間に会場に到着。初日&2日目はここで一休みしたのだけど、最終日はなぜかDJ BOOTHへ。ここに30分以上いたために、また無駄に体力を消耗してしまう。
POLYSICS【GRASS STAGE】を3曲ばかり聴いたところで移動開始。
11:05~ TRICERATOPS 【PARK STAGE】
1. PARTY
2. GOING TO THE MOON
3. HAPPY SADDY MOUNTAIN
4. I GO WILD
5. 1000LOVE
6. Raspberry
迷いに迷いながら、結局懐かしいからという理由で来たトライセラだが、朝から素敵な気分になれた。懐かしの「GOING TO THE MOON」をやるとは思わなかった。ここでPARK STAGEを観たので、これで全ステージ制覇。
最後の曲が流れてきたところへ、隣のSOUND OF FORESTへ。
11:40~ HALCALI 【SOUND OF FOREST】
1. Orange Sunset
2. 愛~好き好きソング
3. カミナリGIRL
4. ZIG ZAG SATURDAY NIGHT
5. ギリギリサーフライダー
6. 今夜はブギー・バック 【スチャ&オザケンのカバー】
7. 春狩道
去年は日程が合わず観れなかったので、お目当てのステージの一つ。朝からSOUND OF FORESTは最高潮の盛り上がりだった。特に「今夜はブギー・バック」はすごかった。アルバムをチェックしなければという気分に。
13:00~ ケツメイシ 【GRASS STAGE】
1.はじまりの合図
2.歌謳い
3.三十路ボンバイエ
4.お二人summer
5.【夏歌メドレー】(また君に会える、夏の思い出、よる☆かぜ、サマーデイズ、太陽)
6.仲間
7.さくら
時間が空いたので、昼食を済ませつつシート・ゾーンで聴く。ものすごい盛り上がりは去年のRIPと同じような感じ。色々ネットで調べると最後は「カーニバル」をやったみたいだ。「さくら」が流れるのを聴きつつ、Seaside Stageへ移動開始。
13:50~ スネオヘアー 【Seaside Stage】
1. 逆様ブリッジ
2. トキメキシュナイダー
3. バースデー
4. ハレルヤ
5. 因果
05は体調不良による直前キャンセルで聴けなかったスネオヘアー。今回はLAKEではなくSeasideに登場だ。色々なLiveレポで「よく喋る」と書かれているらしいが、本当によく喋っていた。が、来日した片言の日本語が話せる外国人風で話していたので、内容が全然ない(笑)。「バースデー」なんかは心に染み入るような名曲なのだが、ともかく前後のMCが(笑)。
民生の「愛のボート」を耳にしながら、LAKEへ移動開始。
14:45~ ZAZEN BOYS 【LAKE STAGE】
1.Asobi
2.SI・GE・KI
3.Honnoji
4.ヒミツガール
5.COLD BEAT
6.フライデーナイト
7.CRAZY DAYS CRAZY FEELING
曲数がそれほど多くなかったから、途中からかと思ったら、どうやら最初の曲が始まったばかりから聴けていたらしい。全然観に来るつもりはなく、トータス松本に備えて少し早く来たらやっていたというZAZEN BOYSだが、これがものすごく良かった。
05のフジファブリックとサンボ、09の9mmとサカナクションのような発見は、今回はこのZAZEN BOYSだ。特に3曲目にやった「honnouji」がものすごくカッコいい。歌詞はほとんど「本能寺で待ってる!」だけなのだが、音と雰囲気がすごい。
アルバムもいくつか出ているようなので、早速チェックしてみよう。
15:55~ トータス松本 【LAKE STAGE】
1.どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
2.ワンダフル・ワールド 【Sam Cookeのカバー】
3.よしゃいいのに
4.No Way
5.サムライソウル
6.僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
7.明星
個人的に3日間の中で一番期待していたのがこのステージだ。去年の奥田民生ひとり股旅も良かったが、今年のトータス松本(弾き語り)のカッコよさは格別だった。どの曲も良かったが、特に弾き語りバージョンの「サムライソウル」が最高。後ろで座ってゆっくり聴いてもいいかなと思ったが、前にいっておいて良かった。というのは、マイクに入らない言葉や声がよく聞こえてきたからだ。
どれくらい良かったかはこの文章からは伝わらないかもしれないが、一回でも多くトータス松本の弾き語りは生で観ておきたいと思ったステージだ。
17:05~ サニーデイ・サービス 【LAKE STAGE】
1. baby blue
2. スロウライダー
3. 恋人たち
4. NOW
5. ふたつのハート
今回のフェス3回目の曽我部さんだ。トータス松本の余韻を楽しみつつ、後ろで3人揃ってゆるりと聴いた。アルバムを出したばかりだから新しい曲をやるのかと思いきや、昔の名曲ばかりが流れる。「二つのハート」まで聴いたところで移動。
友人の言葉を借りれば、サニーデイは、何と言うか悪い意味ではなく「古い」、でもそれがいい。2日目に曽我部恵一BANDを観て、その1日後にはサニーデイを観れるなんて、贅沢過ぎる。
17:30~ 泉谷しげる 【SOUND OF FOREST】
1.RIJF2010のテーマ
2.Y染色体のうた
3.春夏秋冬
4.野生のバラッド
去年ものすごい盛り上がりを見せた泉谷しげる。去年は、清志郎のカバー「雨上がりの夜空」、名曲「すべて時代のせいにして」をやったのだが、今年は「Y染色体のうた」というゆる~い歌と、あとは去年と同じく「春夏秋冬」「野生のバラッド」というセットリスト。
今年も「野生のバラッド」は15分以上やっていたと思います。「この成金ロック・フェス」とか怒鳴ってたけど、渋谷陽一に「でも、泉谷さんのところのプロダクション、ギャラ交渉シビアだったんだから」と言われていたのには苦笑。
来年も出るのかな。
18:00~ チャットモンチー 【GRASS STAGE】
4. 8cmのピンヒール
5. シャングリラ
6. 風吹けば恋
7. 染まるよ
8. ここだけの話
9. とび魚のバタフライ
10. 恋の煙
泉谷しげるで体力を吸い取られて這うようにGRASSに移動すると、「8cmのピンヒール」をやっていた。調べてみると4曲目らしい。相変わらずチャットの歌は悲しい歌詞が多く、聴いていると何となく寂しい気分になる。
19:15~ YUKI 【GRASS STAGE】
1. プリズム
2. WAGON
3. うれしくって抱きあうよ
4. 2人のストーリー
5. ハミングバード
6. 長い夢
7. プレゼント
8. ランデブー
9. COSMIC BOX
En. 恋愛模様
3日間のフェスもこれでいよいよ最後。最初に流れてきたのはピアノの音とYUKIの声、CDに収録されているよりもゆったりとしたアレンジの「プリズム」だ。
ツアーからそのまま抜け出してきたビッグバンドという贅沢な編成で、本当に全曲聴き入ってしまった。アルバム「うれしくって抱き合うよ」の中でもよく聴いている曲を全部やってくれたのが嬉しい。暗くなった夜によくあった、3日間のラストを締めるにふさわしいステージだった。
◇
こうやってまとめると随分長いように感じますが、本当にあっという間に終わってしまった3日間でした。
去年・今年と友人が筑波に住んでいることもあり、ROCK IN JAPAN FES.に行ったわけですが、月曜日にその友人から山形転勤との連絡がありました。そんなわけで、もしかしたらこのメンバーでこのフェスに行くのは今年が最後ということになってしまうかもしれません。さて、来年の夏はどこで音楽を聴いているのでしょうか。
2010年08月09日
ROCK IN JAPAN FES. 2010より帰還
いい天気といい音楽に囲まれた3日間があっという間に終わり、東京へ戻ってきました。
5年前のサンボマスター、去年のサカナクションのように、何気なく聴いたアーティストが良かったという発見が今年もありました↓
もちろんNUMBER GIRLは聴いていましたし、向井秀徳がその後ZAZEN BOYSというバンドを結成していたことは知っていましたが、このフェスに行くまでまともに聴いていませんでした。
トータス松本(弾き語り)の前に時間が空いたので、LAKE STAGEで寝っ転がりながら聴いていると飛び込んできたのがこのHonnouji。向井秀徳が持つ唯一無二の音楽性を堪能しました。ちなみに動画はよく出来たMADがあったので、それを貼り付けておきました。
セット・リスト&感想はまたそのうちに書きます。
◇
この夏唯一の遊び企画も終わってしまったので、これからはひたすら課題をこなす生活が続くことになります。それはそれでいいと思うものの、「無用の用」も大切なので、メリハリを付けて頑張っていこうと思います。
5年前のサンボマスター、去年のサカナクションのように、何気なく聴いたアーティストが良かったという発見が今年もありました↓
もちろんNUMBER GIRLは聴いていましたし、向井秀徳がその後ZAZEN BOYSというバンドを結成していたことは知っていましたが、このフェスに行くまでまともに聴いていませんでした。
トータス松本(弾き語り)の前に時間が空いたので、LAKE STAGEで寝っ転がりながら聴いていると飛び込んできたのがこのHonnouji。向井秀徳が持つ唯一無二の音楽性を堪能しました。ちなみに動画はよく出来たMADがあったので、それを貼り付けておきました。
セット・リスト&感想はまたそのうちに書きます。
◇
この夏唯一の遊び企画も終わってしまったので、これからはひたすら課題をこなす生活が続くことになります。それはそれでいいと思うものの、「無用の用」も大切なので、メリハリを付けて頑張っていこうと思います。
2010年08月05日
課題がもう一つ終了!/日本外交史研究者向け情報(2)
バタバタとした毎日を送っている内に、前回の更新からまた一週間以上空いてしまいました。
積み上がった課題もこの一週間でそれなりに減ってきました。もう一週間経ってしまいましたが、最後の詰めに苦労した2本目の論文を某学会誌に投稿(パチパチ)。無事、受領通知も来たので、あとは天命を待つばかりです。
その他は、研究費関連の処理やら、某プロジェクトの研究補佐の仕事やら、行政学のお勉強やら、インタビューのテープ起こしやら、細々とした課題がそれぞれひと区切り付きました。といっても、まだ終わっていないテープ起こしが二つあるので、これを何とか来週頭に終わらせて、大きな課題に取りかかる態勢を整えたいものです。
と、思いつつも、明日からのROCK IN JAPAN FES 2010に向けて気持ちが盛り上がってきてしまったので、今日の勉強&研究はここまでにして筑波の通人宅へ向かうことにします。
◇
twitterを始めて2週間経って、何となく使い方が分かってきました。同時に感じたのは、大したことでは無くてもツイートしていると、アウトプットへの欲求が満たされてしまうということで、これはこれで危険だなと思います。
◇
本の話で色々書きたいことがあると宣言しつつも、なかなか筆が進まないので、まずは前回の記事で少し書いた「日本外交史研究者向け情報(=日本の外交文書公開の実態)」を書き進めることにします。
前回は、「戦後外交記録公開の全体像を把握せよ」というところで終わったので、今回はその全体像について紹介をしておきます。
「全体像」を把握するためにはどうすればいいのか。いま一番簡単な方法は、外交史料館のHPにアクセスすることです。そこから、まず「所蔵史料」をクリック、続いて戦後期のところにある「外交記録公開」に進むとお目当てのページが見つかります(リンク)。
ごちゃごちゃした説明を省いてまとめてしまえば、いま戦後外交記録は、大きく分けて3つの方法(①外交記録公開、②情報開示請求に基づく公開、③外交史料館への移管ファイル)で公開されています。
第一は「外交記録公開」。これは1976年から始まったもので、第1回から第21回まであります。2001年までは、戦後日本外交に関する日本の一次資料は、基本的にこの「外交記録公開」のみでした。「青ファイル」云々という外務省の文書管理に関する専門的な話は置いておくとして、ざっくり言えば、これは「作成から30年以上経過した外務省文書の一部を公開した」ものです。
トータルの資料数はかなりありますし、実際に重要な資料が数多く含まれています。ただし、基本はマイクロ・フィルムかCD-R(第18回公開以降)での公開で、閲覧者が資料の全体像を把握出来ないという難点があり、「まだ隠し持っているのではないか」という、ある種の不信感に繋がった点は否めません。ちなみに第1回~第5回、第7回、第8回はインターネット上でも閲覧出来ます。
「外交記録公開」に含まれる文書は占領期から70年代中盤までですが、実質的にはほぼ60年代半ばまでというのが研究者の共通理解と言っていいのだと思います(なぜこの年代なのかということの背景には、60年代中盤の外務省内の文書管理規則の変化があるようです)。とはいえ、今の段階でも(ある時期までの)戦後日本外交史を研究する際に、まずチェックしなければいけないのは、この「外交記録公開」の文書です。
それでは、どのようにチェックするのか。ここで役立つのが、「戦後期外務省記録(青ファイル)分類表」です(※これはgoogleなどで検索すればすぐに見つかります)。この分類表を見て、自分の関係する資料がどこにあるのかをある程度の当たりを付け、その上でそれぞれのファイルをチェックしていくことが、基本的な手順になります。
どういったファイルがあるのかを確認するためには、おそらくこれまでは外交史料館に置いてある目録を確認しなければいけなかったのだと思いますが、一ヶ月くらい前から、外交史料館のHPで目録を閲覧出来るようになりました。やや残念なのは、この目録では含まれる文書の作成年月日までは確認出来ないことですが、それでも、大体の当たりを付けられる点は重要です。
と、ここまで書いたところで、時間が無くなってしまったので、情報公開法施行による変化については、また次の機会に書くことにします。乞うご期待。
積み上がった課題もこの一週間でそれなりに減ってきました。もう一週間経ってしまいましたが、最後の詰めに苦労した2本目の論文を某学会誌に投稿(パチパチ)。無事、受領通知も来たので、あとは天命を待つばかりです。
その他は、研究費関連の処理やら、某プロジェクトの研究補佐の仕事やら、行政学のお勉強やら、インタビューのテープ起こしやら、細々とした課題がそれぞれひと区切り付きました。といっても、まだ終わっていないテープ起こしが二つあるので、これを何とか来週頭に終わらせて、大きな課題に取りかかる態勢を整えたいものです。
と、思いつつも、明日からのROCK IN JAPAN FES 2010に向けて気持ちが盛り上がってきてしまったので、今日の勉強&研究はここまでにして筑波の通人宅へ向かうことにします。
◇
twitterを始めて2週間経って、何となく使い方が分かってきました。同時に感じたのは、大したことでは無くてもツイートしていると、アウトプットへの欲求が満たされてしまうということで、これはこれで危険だなと思います。
◇
本の話で色々書きたいことがあると宣言しつつも、なかなか筆が進まないので、まずは前回の記事で少し書いた「日本外交史研究者向け情報(=日本の外交文書公開の実態)」を書き進めることにします。
前回は、「戦後外交記録公開の全体像を把握せよ」というところで終わったので、今回はその全体像について紹介をしておきます。
「全体像」を把握するためにはどうすればいいのか。いま一番簡単な方法は、外交史料館のHPにアクセスすることです。そこから、まず「所蔵史料」をクリック、続いて戦後期のところにある「外交記録公開」に進むとお目当てのページが見つかります(リンク)。
ごちゃごちゃした説明を省いてまとめてしまえば、いま戦後外交記録は、大きく分けて3つの方法(①外交記録公開、②情報開示請求に基づく公開、③外交史料館への移管ファイル)で公開されています。
第一は「外交記録公開」。これは1976年から始まったもので、第1回から第21回まであります。2001年までは、戦後日本外交に関する日本の一次資料は、基本的にこの「外交記録公開」のみでした。「青ファイル」云々という外務省の文書管理に関する専門的な話は置いておくとして、ざっくり言えば、これは「作成から30年以上経過した外務省文書の一部を公開した」ものです。
トータルの資料数はかなりありますし、実際に重要な資料が数多く含まれています。ただし、基本はマイクロ・フィルムかCD-R(第18回公開以降)での公開で、閲覧者が資料の全体像を把握出来ないという難点があり、「まだ隠し持っているのではないか」という、ある種の不信感に繋がった点は否めません。ちなみに第1回~第5回、第7回、第8回はインターネット上でも閲覧出来ます。
「外交記録公開」に含まれる文書は占領期から70年代中盤までですが、実質的にはほぼ60年代半ばまでというのが研究者の共通理解と言っていいのだと思います(なぜこの年代なのかということの背景には、60年代中盤の外務省内の文書管理規則の変化があるようです)。とはいえ、今の段階でも(ある時期までの)戦後日本外交史を研究する際に、まずチェックしなければいけないのは、この「外交記録公開」の文書です。
それでは、どのようにチェックするのか。ここで役立つのが、「戦後期外務省記録(青ファイル)分類表」です(※これはgoogleなどで検索すればすぐに見つかります)。この分類表を見て、自分の関係する資料がどこにあるのかをある程度の当たりを付け、その上でそれぞれのファイルをチェックしていくことが、基本的な手順になります。
どういったファイルがあるのかを確認するためには、おそらくこれまでは外交史料館に置いてある目録を確認しなければいけなかったのだと思いますが、一ヶ月くらい前から、外交史料館のHPで目録を閲覧出来るようになりました。やや残念なのは、この目録では含まれる文書の作成年月日までは確認出来ないことですが、それでも、大体の当たりを付けられる点は重要です。
と、ここまで書いたところで、時間が無くなってしまったので、情報公開法施行による変化については、また次の機会に書くことにします。乞うご期待。