2005年04月22日
誰かしつこい杉花粉をどうにかしてくれ。
気付けば4月ももう下旬。桜も散って、最近少し花粉症が軽くなった気がする。俺を憂鬱にしてくれた花粉症ともあと少しの付き合いだ。これ以上粘らないで欲しい。最近気になるのはツツジ。あの毒々しいピンクが一度気になると脳裏から離れません。いくらなんでも木全体をピンクにしすぎ!
このブログでプッシュした佐藤優『国家の罠』が先週日曜の朝日新聞&読売新聞に書評が出ている。興味深い本なので、まずは書評を読んでみて欲しい。
・宮城大蔵『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社)
本書は本格的な日本外交史研究であると共に、1960年代のインドネシアをめぐる国際政治史研究。俺は、日本外交史について先行研究の読み込みが全く出来ていないので、本書のような本格的な研究書を論評することは難しい。が、頑張っていくつかコメントを付けることにする。まず本書の新しい点は、日本外交史研究の従来からの主流である「日米関係論」ではなく、日本外交をアジア、それも「海のアジア」という点から捉え直していることである。これは俺にとっては非常に新鮮な視点であった。また本書には日・米・英を中心に各国の外交資料を渉猟した結果がふんだんに生かされている。日本外交史研究というよりは、むしろインドネシアをめぐる国際関係史というべきだろう。この裏返しとして、本書は数ある日本外交の中で対インドネシア政策のみを扱っているという批判が出来るかも知れない。もっともこの批判が適切な批判なのかは分からないが…。本書を読んでの結論は「もっと日本外交史研究の読み込みが必要!」ということ。頑張ります。
このブログでプッシュした佐藤優『国家の罠』が先週日曜の朝日新聞&読売新聞に書評が出ている。興味深い本なので、まずは書評を読んでみて欲しい。
・宮城大蔵『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社)
本書は本格的な日本外交史研究であると共に、1960年代のインドネシアをめぐる国際政治史研究。俺は、日本外交史について先行研究の読み込みが全く出来ていないので、本書のような本格的な研究書を論評することは難しい。が、頑張っていくつかコメントを付けることにする。まず本書の新しい点は、日本外交史研究の従来からの主流である「日米関係論」ではなく、日本外交をアジア、それも「海のアジア」という点から捉え直していることである。これは俺にとっては非常に新鮮な視点であった。また本書には日・米・英を中心に各国の外交資料を渉猟した結果がふんだんに生かされている。日本外交史研究というよりは、むしろインドネシアをめぐる国際関係史というべきだろう。この裏返しとして、本書は数ある日本外交の中で対インドネシア政策のみを扱っているという批判が出来るかも知れない。もっともこの批判が適切な批判なのかは分からないが…。本書を読んでの結論は「もっと日本外交史研究の読み込みが必要!」ということ。頑張ります。
2005年04月21日
「哲学」する木曜日
水曜日はゼミの日であり、三田へ来て以来一番楽しみにしている曜日である。が、どうやらこの春学期は木曜日も水曜日と同じくらい楽しみになりそうだ。何と言っても授業が面白い。
1限 国際政治経済論特殊研究 ("Foreign Policy"を輪読)
2限 西洋外交史特殊研究 (ピーター・クラーク『イギリス現代史』、佐々木雄太、木畑洋一・編『イギリス外交史』を輪読)
3限 現代東南アジア論 (東南アジア地域を「創られた民族」という視点から読み解く)
4限 東アジアの国際関係特殊研究 (研究発表が中心なのかな~)
6限 外国語学校(チャイ語)
特殊研究は先生の話も面白いし、それに惹かれてか、どの授業にも面白そうな面子が集まっている。現代東南アジア論は、先生の視点が独特で面白い。授業がもう少し進んだらちゃんとしたコメントをしようと思います。ちなみに、国際政治経済論特殊研究で今日扱ったのは「国境を越える臓器移植」。自分の好きなことばかりやっていると、とかくハイポリティカルな話しにばかり目がいってしまうが、現在の国際政治の課題としてこのような問題は大きくなっているのだ。
ただ授業が面白いというだけではなく、木曜日はなかなか考えさせられる日でもある。俺の周りにいる数少ない進学組が授業に集まっているからだろうか。それとも、周りの就職組に続々と内定が出ているからだろうか。おそらくその両方なのだろう。進学組には進学組の悩みがあるし、就職組には就職組なりの悩みがある。この時期はそんなみんなの悩みが奔騰し溢れ出す時期なのだろう。「付和雷同」して俺も悩んでるような気になってしまう。ま、実際将来は不安です。
そんな最近の感想として、みんなそれぞれが周りの人間が思っている以上に悩み考えてるんだな、と思った。そして、そんな悩みを聞いたり話したりする中で感じたのは、自分の「引き出し」の少なさ。実際、このブログに書いていることの半分くらいはその日に人に話したことだし。これは就職や進学について具体的なアドバイスが出来る、とうことではない。何というか人間の魂に響くような真理を衝くことが出来ないってこと。こんな回りくどい言い回ししか出来ないところにも「引き出し」の少なさが現れているような…小説読んだり哲学を学んだり歴史を学んだり、そんな教養が「引き出し」を増やしてくれるんだと思います。
というわけで木曜日は、人生についてちょっとだけ考え、つまりちょっと「哲学」をして、そして「哲学」を学びたくなる、という曜日です。あ~何を言ってるのかよく分からない文章だ。相変わらず駄目なジュビロ&ライオンズが、俺に悪影響を与えてるんだ!
1限 国際政治経済論特殊研究 ("Foreign Policy"を輪読)
2限 西洋外交史特殊研究 (ピーター・クラーク『イギリス現代史』、佐々木雄太、木畑洋一・編『イギリス外交史』を輪読)
3限 現代東南アジア論 (東南アジア地域を「創られた民族」という視点から読み解く)
4限 東アジアの国際関係特殊研究 (研究発表が中心なのかな~)
6限 外国語学校(チャイ語)
特殊研究は先生の話も面白いし、それに惹かれてか、どの授業にも面白そうな面子が集まっている。現代東南アジア論は、先生の視点が独特で面白い。授業がもう少し進んだらちゃんとしたコメントをしようと思います。ちなみに、国際政治経済論特殊研究で今日扱ったのは「国境を越える臓器移植」。自分の好きなことばかりやっていると、とかくハイポリティカルな話しにばかり目がいってしまうが、現在の国際政治の課題としてこのような問題は大きくなっているのだ。
ただ授業が面白いというだけではなく、木曜日はなかなか考えさせられる日でもある。俺の周りにいる数少ない進学組が授業に集まっているからだろうか。それとも、周りの就職組に続々と内定が出ているからだろうか。おそらくその両方なのだろう。進学組には進学組の悩みがあるし、就職組には就職組なりの悩みがある。この時期はそんなみんなの悩みが奔騰し溢れ出す時期なのだろう。「付和雷同」して俺も悩んでるような気になってしまう。ま、実際将来は不安です。
そんな最近の感想として、みんなそれぞれが周りの人間が思っている以上に悩み考えてるんだな、と思った。そして、そんな悩みを聞いたり話したりする中で感じたのは、自分の「引き出し」の少なさ。実際、このブログに書いていることの半分くらいはその日に人に話したことだし。これは就職や進学について具体的なアドバイスが出来る、とうことではない。何というか人間の魂に響くような真理を衝くことが出来ないってこと。こんな回りくどい言い回ししか出来ないところにも「引き出し」の少なさが現れているような…小説読んだり哲学を学んだり歴史を学んだり、そんな教養が「引き出し」を増やしてくれるんだと思います。
というわけで木曜日は、人生についてちょっとだけ考え、つまりちょっと「哲学」をして、そして「哲学」を学びたくなる、という曜日です。あ~何を言ってるのかよく分からない文章だ。相変わらず駄目なジュビロ&ライオンズが、俺に悪影響を与えてるんだ!
2005年04月19日
最近、忙しいです。
今日は、久々に知的変態コミューンの活動があった。ってただ国分ゼミの友達とだべってただけだけど…とても文字にする気がおきないような活動内容でした。
昨日の反日運動についての考察に早速コメントがありました。1つはオランダに留学中の友人から、もう1つは一昨年の国際学生シンポジウムで一緒になった他大学の友人から。ちょっとGlobalizationなるものを感じた気がする。是非、2人のコメントも合わせて読んでください!コメントはまだまだ募集中。
昨日の論評、実は明確に論敵がいます。論敵というよりは2つの立場に対する反駁かなぁ。
1つは「相互交流を深めていくことのみを主張して、その延長で問題解決しよう」という立場
もう1つは「明確な条件を主張せずに竹島・尖閣は譲ってもいいんじゃないか」という立場
気が向いたらそのうちこれについても一筆書いてみようかな。興味があれば直接聞いてくれ!
とにかく外国語学校やらサークルやらゼミやらちょっと最近忙しすぎ!
昨日の反日運動についての考察に早速コメントがありました。1つはオランダに留学中の友人から、もう1つは一昨年の国際学生シンポジウムで一緒になった他大学の友人から。ちょっとGlobalizationなるものを感じた気がする。是非、2人のコメントも合わせて読んでください!コメントはまだまだ募集中。
昨日の論評、実は明確に論敵がいます。論敵というよりは2つの立場に対する反駁かなぁ。
1つは「相互交流を深めていくことのみを主張して、その延長で問題解決しよう」という立場
もう1つは「明確な条件を主張せずに竹島・尖閣は譲ってもいいんじゃないか」という立場
気が向いたらそのうちこれについても一筆書いてみようかな。興味があれば直接聞いてくれ!
とにかく外国語学校やらサークルやらゼミやらちょっと最近忙しすぎ!
2005年04月17日
I'm very exhausted.
この週末はバイト三昧、疲れ果てました。
今日はとても楽しみにしていたことが2つあったんだけど、2つともバイトのため生で見ることが出来なかった。
1つは、早慶レガッタ。
俺は高校時代ボートをしていたんだけど、その時の仲間が今主将になって頑張ってるんだな。早慶レガッタはボート業界に唯一日が当たるイベントでテレビ中継されます!去年までの3年間は欠かさず応援に行ってたのに、今年は見れず。今年は大橋未歩が実況で来たらしい、見たかった。結果は慶應の圧勝。俺も頑張らねばとやる気がおきます。ちなみに慶應の端艇部は実は強豪。2年前のインカレでは、俺と同い年のメンバーが何人か乗って優勝している。この時は結構精神的にきつかった、やっぱボートを続けてればなぁ、って思ってね。その時の思いをバネに今まで勉強を頑張ってきたわけです。でも今年の早慶戦圧勝では、そう思うことはない。俺は俺の道を、自分なりに進んで行くしかない。腹くくってるな~。
もう1つは言うまでもなく皐月賞。
強いね、ディープインパクト、躓いて出遅れ気味で圧勝だもん。アグネスタキオン以上に強い勝ち方。皐月賞でこれだけ強い勝ち方をしたのはナリタブライアン以来かもしれない。楽しみな馬です。ダービーは生で観たい!これでサンデー産駒じゃなければなー。
予告1
中国及び韓国の反日運動についてのちょっとした評論を書いてます。書き上がり次第アップします。俺がcurrent affairsについてこのブログで正面から取り上げるのは、これが最初で最後になるはず。乞うご期待☆
予告2
今、熟読中の日本外交に関する本が非常に面白いです。玄人好みかもしれないけど。これも近いうちに書評します。
そういえば、ジュビロようやく勝利。成岡がいいっすね。
むしろ問題はライオンズ、泥沼5連敗。どうなることやら。
今日はとても楽しみにしていたことが2つあったんだけど、2つともバイトのため生で見ることが出来なかった。
1つは、早慶レガッタ。
俺は高校時代ボートをしていたんだけど、その時の仲間が今主将になって頑張ってるんだな。早慶レガッタはボート業界に唯一日が当たるイベントでテレビ中継されます!去年までの3年間は欠かさず応援に行ってたのに、今年は見れず。今年は大橋未歩が実況で来たらしい、見たかった。結果は慶應の圧勝。俺も頑張らねばとやる気がおきます。ちなみに慶應の端艇部は実は強豪。2年前のインカレでは、俺と同い年のメンバーが何人か乗って優勝している。この時は結構精神的にきつかった、やっぱボートを続けてればなぁ、って思ってね。その時の思いをバネに今まで勉強を頑張ってきたわけです。でも今年の早慶戦圧勝では、そう思うことはない。俺は俺の道を、自分なりに進んで行くしかない。腹くくってるな~。
もう1つは言うまでもなく皐月賞。
強いね、ディープインパクト、躓いて出遅れ気味で圧勝だもん。アグネスタキオン以上に強い勝ち方。皐月賞でこれだけ強い勝ち方をしたのはナリタブライアン以来かもしれない。楽しみな馬です。ダービーは生で観たい!これでサンデー産駒じゃなければなー。
予告1
中国及び韓国の反日運動についてのちょっとした評論を書いてます。書き上がり次第アップします。俺がcurrent affairsについてこのブログで正面から取り上げるのは、これが最初で最後になるはず。乞うご期待☆
予告2
今、熟読中の日本外交に関する本が非常に面白いです。玄人好みかもしれないけど。これも近いうちに書評します。
そういえば、ジュビロようやく勝利。成岡がいいっすね。
むしろ問題はライオンズ、泥沼5連敗。どうなることやら。
2005年04月16日
あぁ、
30分くらいかけて、真面目に大学院進学について書いた文章が消えました(泣
やっぱり色々考えたりせず、猪木の教え、っていうか一休さんの教え「迷わず行けよ行けば分かるさ」を守って頑張ることにします。
ま、俺の場合自分のやりたいことをやろうと思うと、大学院に行くしかないわけであんまり考える必要はないのかもしれない。ただ、大学院へ行ったら夢の馬主生活は諦めるしかないんだろうなぁ、25歳で子ども2人っていう幸せ家族計画も無理だろうなぁ。
仕方ないから、昨日に引き続いて今の生活を確認する。
前期出る予定の授業(もぐる授業含めて)は
◆政治理論史(宇野重規)
◆近代政治思想史(鈴木朝生) これは出ないかも
◆現代アフリカ論(井上一明)
◆立法過程論(増山幹高) これも出ないかも
◆国際政治経済論(田所昌幸)
◆ゼミ(田所昌幸:前期は「地域紛争」がテーマ)
◆国際政治経済論特殊研究(田所昌幸)
◆西洋外交史特殊研究(細谷雄一)
◆現代東南アジア論(山本信人)
◆東アジアの国際関係特殊研究(添谷芳秀)
◆現代台湾論(若林正丈)
◆国際政治理論特殊研究(薬師寺泰蔵)
◆戦後日本政治史(佐藤晋)
ちなみに後期はこんな感じ
◆現代ロシア論(横手慎二)
◆現代ロシア論特殊研究(横手慎二)
◆地域研究論特殊研究(井上一明)
◆立法過程論(増山幹高) これは出ないかも
◆政治哲学(萩原能久)
◆ゼミ(田所昌幸:後期=卒論共通テーマは「冷戦終結」)
◆西洋外交史特殊研究(細谷雄一)
◆西洋外交史(細谷雄一) これは去年取ったし出ないかも
◆日本外交史特殊研究(添谷芳秀)
◆国際政治理論特殊研究(薬師寺泰蔵)
◆戦後日本政治史(佐藤晋)
こうやってみると結構偏っている気がする。信人の授業をついに受けることに。もっと思想系統を取りたいんだけど、これが謀られたかのように他の授業とかぶってる。自力でやるしかないんだなぁ。あとは語学(特に英語)頑張ろうっと。
今日こそジュビロは勝ってくれると祈る。
やっぱり色々考えたりせず、猪木の教え、っていうか一休さんの教え「迷わず行けよ行けば分かるさ」を守って頑張ることにします。
ま、俺の場合自分のやりたいことをやろうと思うと、大学院に行くしかないわけであんまり考える必要はないのかもしれない。ただ、大学院へ行ったら夢の馬主生活は諦めるしかないんだろうなぁ、25歳で子ども2人っていう幸せ家族計画も無理だろうなぁ。
仕方ないから、昨日に引き続いて今の生活を確認する。
前期出る予定の授業(もぐる授業含めて)は
◆政治理論史(宇野重規)
◆近代政治思想史(鈴木朝生) これは出ないかも
◆現代アフリカ論(井上一明)
◆立法過程論(増山幹高) これも出ないかも
◆国際政治経済論(田所昌幸)
◆ゼミ(田所昌幸:前期は「地域紛争」がテーマ)
◆国際政治経済論特殊研究(田所昌幸)
◆西洋外交史特殊研究(細谷雄一)
◆現代東南アジア論(山本信人)
◆東アジアの国際関係特殊研究(添谷芳秀)
◆現代台湾論(若林正丈)
◆国際政治理論特殊研究(薬師寺泰蔵)
◆戦後日本政治史(佐藤晋)
ちなみに後期はこんな感じ
◆現代ロシア論(横手慎二)
◆現代ロシア論特殊研究(横手慎二)
◆地域研究論特殊研究(井上一明)
◆立法過程論(増山幹高) これは出ないかも
◆政治哲学(萩原能久)
◆ゼミ(田所昌幸:後期=卒論共通テーマは「冷戦終結」)
◆西洋外交史特殊研究(細谷雄一)
◆西洋外交史(細谷雄一) これは去年取ったし出ないかも
◆日本外交史特殊研究(添谷芳秀)
◆国際政治理論特殊研究(薬師寺泰蔵)
◆戦後日本政治史(佐藤晋)
こうやってみると結構偏っている気がする。信人の授業をついに受けることに。もっと思想系統を取りたいんだけど、これが謀られたかのように他の授業とかぶってる。自力でやるしかないんだなぁ。あとは語学(特に英語)頑張ろうっと。
今日こそジュビロは勝ってくれると祈る。