2005年05月08日

日曜日も大学。

そーなんです、日曜日も大学にいます、13時から18時まで図書館が開いてるので。

俺は12時過ぎに大学に行ったんだけど、今日は司法試験があるらしく、中庭には死んだ魚の目をした、疲れきった目をした司法試験受験者がうようよいました。う~む、俺もそうならないように気をつけないとだ。

at 13:20|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月07日

土曜日も大学。

そーなんです、土曜日も俺は大学に行きます。別に授業があるわけじゃないけど、大学へ行きます。今日はとりあえず健康診断を受けておこうということで行きました。健康診断に行くのは1年の時以来なんだけど…なんと!身長が1.5センチ伸びてましたよ!体重は3.5も減ってたけど。俺、まだまだ成長中(?)

来週の特殊研究発表のためひたすらレジュメ作りに追われる毎日。今日は西洋外交史特殊研究のレジュメ作成。時代としては1922年~1945年。何をやるかは授業でのお楽しみということで。

と、言いながら御厨貴・編『歴代首相物語』を読み始めてしまい、未だレジュメは出来ず。どうなることやら。

ブレア勝利が新聞各紙で伝えられているが、論調は国内外とも「労働党苦戦」。でも労働党は300超で保守党は200に届かず、っていう絶対値を見れば「労働党勝利」だろ、どう考えても。前回の日本の総選挙でも「自民党苦戦」っていうのが新聞の論調。でも結果を見れば自民が230余り、民主は180弱、自民党単独では過半数に届いていないとはいえ、どう考えても「自民党勝利」。判官びいきというか、マスコミの論調に大いに疑問を感じる。

そんなことはさておき、西武4連勝♪

at 23:27|PermalinkComments(0) 日々の戯れ言 

2005年05月06日

フォークル&鶴見俊輔。

一応まだ世間ではGWは続いているのだろうけど…今日からは大学の図書館も開いているし、俺のGWはもう終わったようなもの。

この2、3日なぜか聞き込んでるのザ・フォーク・クルセダーズ。元々フォーク好きだから、そこそこ聞いていたのだけどなぜかまた聞き込んでいる。きっかけは…思い当たらないが、強いて言えば「パッチギ!」かな。今もまだやってる映画なんだけど、時代は1968年の京都、テーマとなってるのが「イムジン河」、バックにはイムジン河♪悲しくてやりきれない♪といったフォークルのナンバーが贅沢に流れている。フォークル自体は活動が1年ほどだったから曲があまりないんだけど、メンバーそれぞれがその後も一線で活躍したから、よく知られている曲が多い。戦争を知らない子どもたち♪あの素晴らしい愛をもう一度♪とかね。民青的な歌詞だし、思想的にはあまり共鳴しないんだけど、なぜか好き。ん~「戦後日本的」なものを激しく感じるからかな、やっぱこれかな。そう言えば、ザ・ブルーハーツのリリックもやったら青臭いんだけどほんと好きだ。

最近、国際政治の勉強ばかりしていたせいか、ほんとに体が小説や音楽を求めている気がする。ん~やっぱ病気だ。それで読んだのが↓

鶴見俊輔『ひとが生まれる』(ちくま文庫)

今朝、発作的に読みたくなって一気に読んだ。高校の時に授業で読んだのがきっかけで、今回でもう4回目。「人間はいつ自分になるのか」、これが本書の一貫したテーマだろう。副題は「五人の日本人の肖像」、中浜万次郎・田中正造・横田英子・金子ふみ子・林尹夫の5人が取り上げられている。筆者の意図は「はじめに」に書かれている。その最後に部分は以下のとおり

私はこの本の中で、自分の誕生の記録が残っている五人の人について書いてみたい。この五人の誕生の記録をたどってゆくと、そこに日本の姿が現れてくる。そのように、この人たちは、日本の社会の歴史と深く結びついていた。

日本史としても読むことが出来るし、もっと広く人間の歴史としても読むことが出来る。でも鶴見俊輔の中ではやはり「日本」は一つのテーマだったのだと思う。鶴見俊輔は戦後の「いわゆる「進歩的文化人」の一人であり、戦後すぐにその活動を始めている。ちなみにこの本の初版が出版されたのは1972年であり、まさに戦後日本的なものの絶頂期である。自然と「日本」というテーマと向き合い、自然と「日本とは何か」という問いに応えようという姿勢が鶴見俊輔には感じられる、この辺が俺が鶴見俊輔が好きな理由なのだろうか。これは丸山真男にしても同じだろう。しかし、今の日本で自然と「日本」と向き合うことはなかなか難しいことの気がする。色々な「雑音」がある。そして、今の日本ではかつて知識人がこうして「日本」と向き合っていたことも忘れられつつある。それを思い出させようとした試みの一つが小熊英二の『民主と愛国』だろう。戦後日本はテーマに研究を行うのならば、こういった当時の評論や小説を読むことも大切なのだろう。

また長々と堅いことやしゃちほこばったことを書いたけど、素直にこの本は面白いです。「人間はいつ自分になるのか」なんてことをじっくり考えてみるのもいいんじゃないですかね、たまには。

at 22:40|PermalinkComments(0) 本の話 

2005年05月05日

GW6日目。

今日は端午の節句、ということで柏餅を食べました。が、明日までに国際政治理論特殊研究の仮レジュメを作らなくてはいけないということで、先日買った、木畑洋一『国際体制の展開』を早々に読み終えて、ひたすらブルの『国際社会論 アナーキカル・ソサイエティ』を読んでます。もう4回目です、この本。俺の担当は第三部だから、まずそこから読み返しているんだけど…この本、めちゃめちゃすごいです。

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ヘドリー・ブル『国際社会論 アナーキカル・ソサイエティ』(岩波書店)

率直に言って、第一部第二部と比べると第三部はあまり面白くないような印象を持っていたんだけど、ん~第三部もなかなか考えさせられるものがある。え~、何を言ってるのかさっぱり分からないと思うので参考までに各部を紹介すると、

第一部 世界政治秩序の性質
→世界政治における秩序とは何か
第二部 現代国際システムにおける秩序
→今日の主権国家システムでは、秩序はどのようにして維持されているのか
第三部 世界秩序への道:選択肢
→主権国家システムは、依然として、世界秩序への発展可能な道を与えているのか

ということ。序論より抜粋。第一部では、本書の分析対象である世界秩序とは何かが明らかにされ、第二部ではその世界秩序の具体的な構成要素(勢力均衡・国際法・外交・戦争・大国)の分析、第三部ではポスト主権国家システムがありうるのかを検討(その結果ありえないというのが結論)されている。この本のすごいのはよく知られたその主張(=アナーキーではあるが国際システムには「社会」が存在している)ではないと俺は思っている。何がすごいかといえば、それは頑なに「総論」を扱っていること。国際政治理論といっても、普通は政策決定過程などの各論の議論に終始しがちである。しかし、本書は「世界政治における秩序」の分析を一貫して行っており、迫力すら感じる。そして、その分析の結論に至る議論のプロセスがもの凄く緻密。ま~、ここまで誉めるんだから熟読してほしい。

そう言えば、勉強に追われている間はジュビロ&ライオンズの調子が上がってきた気がする。なんでか分からないが、気合入れて応援している時よりも目を離している時の方が結果がいい。今日も、野茂頑張れ!と思ってテレビを見ていたら勝ち投手目前(=4回2アウト)で無情にも交代。納得いかない。

at 23:37|PermalinkComments(0) 本の話 

2005年05月04日

GW5日目。

犬のウンコを踏んづけました、多分5年ぶりくらい。何とも言えない切ない気持ちになりました。

昨晩相次いで弟&両親が帰宅。というわけで今日は久々に家族全員集合。

で、分かったこと。家族がいると、特に単身赴任中の親父、家で勉強することが不可能。語学は確実に無理だし、本もじっくり読むのはきつい、かろうじて論文くらいなら何とか読める。親父は自分が家にいるときは休日だから、俺も休日だと思ってるのだろう。やむなく近くのスタバへ避難しました。

今日は、来週の東アジアの国際関係特殊研究のために、ひたすら97年度の『年報政治学』を読んでいた。特集テーマは「危機の日本外交-70年代」。70年代の日本外交について、現段階では唯一のアカデミックな研究成果と言えるかもしれない。米中接近やドル体制の再編成という2つのニクソンショック、日越国交正常化、東南アジア、旧ガイドラインの制定、総合安全保障、地域主義、などなど掲載論文のテーマも多岐に渡っており非常に興味深い。読むのが何度目かの論文もいくつかあるが、改めて読むと必ず新たな発見があるから不思議である。

来週は特殊研究の発表が4つ重なっているので、GW残りの期間はほぼ発表の準備に追われることになりそう。色々と日々考えることはあるのだけど、まとまった文章を書く暇と余裕がない。

そろそろ体が小説を欲している気がするが読む暇がない…深刻な活字中毒だな~。

at 23:30|PermalinkComments(3) 日々の戯れ言